HauntingofMayday

メイン

KP おやおやまたきたの?
懲りないねえ

仙櫁 暁 あなたが来いっていったんでしょ

KP そうでした。
じゃあ始めていこう。
Haunting of Mayday

KP:藺草
PC:夜間 暁

でお送りしよう。
よろしくお願いいたします。

夜間 暁 ……よろしく。

KP 本シナリオは、KPレスシナリオです。
KPを立てることも可能ですが、お一人でプレイした方がより楽しく探索出来るかもしれません。

また、このシナリオは「高POW」限定です。POWの値が15以上あると生存率が上がるでしょう。継続、新規は問いませんが、ホームレスなど自宅のない探索者は非推奨です。
【シナリオ概要】
クトゥルフ神話TRPG
推奨技能:アイデア、目星、図書館
探索者必須要項:高POW
プレイ時間:あまり時間はかかりません。さっくり回せてさっくり死にます。
難易度:それなり
特記事項: 本シナリオでは技能を振り直すことが出来る場面があります。その場合何度でも振り直しが可能ですが、回数は必ずメモしておくこと。
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夜。
探索者は、住み慣れた家で、ふらふらとした足取りで寝床に潜る。最近しっかりとした睡眠が取れていなかったのだ。眠りが浅く、そのせいか昼間も具合が悪く、いつもぼんやりとしてしまっていた。原因を探ったが、どうにも上手くいかない。

夜間 暁 住み慣れてもいないし、起きてからずっと落ち着かないんでしょうね。

KP 今日こそは眠れると良いのだが。そのまま、探索者はぐったりと寝床に倒れ込むだろう。
ほどなくして眠気がやって来る。薄ぼんやりと、自我が溶けるような。抗い難く心地好い睡魔に抵抗する理由もなく、貴方の意識は暗転する。
今度こそ、ちゃんと眠れますように。

夜間 暁 眠る。意味深。
私は”眠る”気はないわよ

KP いちいちカッコつけなくていいんだよ

助けて、助けて、と声が聞こえる。
やめて、助けて!何で!!
必死な悲鳴。それは泣き出しそうに潤んだ声かもしれない。今にも殴りかかりそうな、怒号かもしれない。
どちらにせよ、脳に響くその悲鳴はどんどん思考を奪い、視界を濁らせ、精神を蝕んでゆく。
ざり、ざりざり、がり、ばり、
ガリガリと掻き毟るような。爪を立てるようなそんな音と共に。
…助けて、助けて!!
やめろ、やめろ!!
ざり、ざりざり、ガリガリガリ、
気が狂いそうな程に脳を掻き乱す、その声。
その慟哭は、確かに自分の声をしていた。

夜間 暁 ……なるほどこのパターンね。
どっちが私なのかしら。

KP 貴方は、ふと目覚める。今度こそよく眠れたと思ったのに、何だか凄く嫌な夢を見たような気がした。
薄く目を開けば、外はいまだ完全に夜が明け切っていないようだ。今日は休日なのだから、こんなに朝早く起きる必要なんて…そう思ったあたりで、ふと、気付く。
見慣れない布団。見慣れない壁。見慣れない家具。未だぼんやりとした朝日が差し込む窓とカーテンも見慣れぬもので。
──ここは、どこだ?
SANC (0/1)

夜間 暁 CCB<=52 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=52) > 41 > 成功
なるほど、以前の部屋でも、ホテルでも、アパートでもない場所に来たってことね。
この歳になってよく住む場所が変わるわ…

KP あたりを見渡せば、そこは、住む者の個性こそ表れているものの、ごくごく一般的な部屋だと言えた。そう、住む者の個性。この部屋には決定的な使用感があった。
部屋は暗いが、ベッドの脇にリモコンが置いてあることに気付けるだろう。明かりを点ければ、部屋の全貌が見える。
【目星orアイデア】
何度も振り直して構わない。しかし、振り直しの回数は必ずメモしておくこと。

夜間 暁 CCB<=(92-5) 【目星】
Cthulhu : (1D100<=87) > 40 > 成功

KP この部屋は、どうにも「自分好みだ」と感じるだろう。
本が好きな探索者ならば、立派な本棚が。
人よりも身嗜みに気を使う探索者ならば、大きな姿見が。
まるで自分を詳しく知る者がわざわざ誂えたかのような部屋に、貴方は恐怖を覚えるだろう。
(SANC 0/1)

夜間 暁 CCB<=52 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=52) > 7 > スペシャル
”私”のことをよく知ってる人なんて、まだいないはずだけどね。
……XXやXXXXならともかく

KP 明るくなった部屋。軽く見渡せば、いくつか目立つものが見つかるだろう。
以下、探索開始。

情報

KP 【探索箇所】
ベッド

本棚
玄関の扉
全て調べ終わった

メイン

夜間 暁 部屋に居て、目がさめたんだし…
まずはベッドを見てみるわ。

KP ベッドの周りを見れば、スマートフォンが落ちていることに気付く。見ればすぐにわかる。自分のものだ。
電源は点いた。時間を見れば、探索者が眠りに落ちてから数時間の時間を指している。

夜間 暁 数時間しか寝られなかったのね。
変わりないか操作してみてみる。

KP ──ザ、ザザ、ざり、ガリ、ガリガリ、
貴方がスマートフォンを操作していると、再び脳を掻き乱すような自身の声が頭に響き始める。
『…だめ、やめろ!助けて!』
ざり、ガリガリ、と目の前に走るノイズ。ぐあん、と視界が揺れて、眩暈がするだろう。
思考がまとまらない。頭がかき混ぜられる。早く、早く、この声を止めてくれ!
【POW×5】が振れます。

夜間 暁 振ってみます。
CCB<=(13*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=65) > 48 > 成功

KP POW修正してね。
まあ、それでも成功だが
探索者は、まとまらない思考のまま、暴れ出しそうな衝動を抑えることに成功する。貴方が気付いた時には、脳に鳴り響く自分の声はもう聞こえなくなっていた。

夜間 暁 ……一体何だったの。
頭を抑えながら…机を見てみる。

KP 机の上は少しだけ散らかっている。ペットボトルや惣菜の殻。妙な程生活感に溢れていると感じるだろう。

夜間 暁 この痕跡に覚えはないんじゃないかしら…?

KP 目星が振れます。

夜間 暁 CCB<=(92-5) 【目星】
Cthulhu : (1D100<=87) > 85 > 成功

KP ゴミの中から、いくつかのメモ用紙を見つけることが出来る。雑に扱われたらしい紙はぼろぼろで、ところどころ文字が掠れて読めなくなっている。
『×光に弱い?』『××ンってい×のか?』『そろそろ』『夜の間×けしか』『どうすれば』『眠×たい』『あれは使×ない』『出×いけ』『おれは』『わた×は?』『もう自×の境目が』『そうだろうとも』『あ×、もしかしたら』
震えた文字だった。支離滅裂な文章とぐちゃぐちゃの文字はとても正気の人間が書いたとは思えなかった。

夜間 暁 ……私が書いたとか?

KP アイデアが振れる

夜間 暁 CCB<=90 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=90) > 10 > スペシャル

KP 崩れすぎており分かりにくいが、この文字は自分が書いたものにそっくりなような気がする。
さらに、その中にはいくつか、筆跡こそ自分のものだがやけに落ち着いた綺麗な文字があることにも気付ける。

夜間 暁 ”冷静な”文字…
次は…本棚ね。

KP 何の変哲もない本棚だ。
最初の【目星orアイデア】に失敗した場合も、ここで気付くことが出来るだろう。
本に興味のある探索者ならば大きく立派に、そして本にあまり関心を持たない探索者ならば、小さく作られた本棚。揃っている本の種類も同様、自分好みだ。
【図書館】が振れる

夜間 暁 CCB<=(70-5) 【図書館】
Cthulhu : (1D100<=65) > 16 > 成功

KP 見覚えのない本を何冊か発見できる。
母国語ではない言語で書かれたもので、原文をすぐ読み解くことは難しいだろう。
ただ、メモや付箋がいくつか貼られており、翻訳されている部分もある。

夜間 暁 その部分を読んでみたいわ。

KP アイデアを振ってください

夜間 暁 CCB<=90 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=90) > 23 > 成功

KP 震え掠れているためわかりにくいが、メモ書きや付箋の筆跡が自分のものだと気付く。筆圧もバラバラ、自分でありながら自分ではないような文字列に、どこかそら恐ろしいものを感じる。
(SANC 0/1)

夜間 暁 CCB<=52 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=52) > 58 > 失敗

system [ 夜間 暁 ] SAN : 52 → 51

夜間 暁 ……こういう状態に、覚えがあるわ。
警戒する。
といっても、私自身が誰なのかいまいちわからない以上、どうしようもないんだけど。

KP 貴方は付箋に書かれた母国語を拾って読み進める。
付箋は乱雑に扱われたのか状態が悪く、翻訳の文字も震えており全貌が確認できない。

情報

『シャンという生物』 走り書きのメモ。
・シャンという生物は人の脳に寄生する
・日光が苦手で夜しか活動できないらしい
・退散の呪文なるものが必要らしいが、その詠唱を使用せずとも退治可能な弱い個体が近年発見されたという
ということについて書かれている。

『×××の退散の呪×』 こちらは、何らかの呪文。聞いたこともないような、はたまたどこかで聞き覚えのあるような、冒涜的な言葉の羅列がそこにはあった。
詳細な詠唱のやり方、発音などが書かれている。解読に手間取るかもしれないが、無事詠唱出来る程度の情報は得られるだろう。完全な習得は不可能とする。

メイン

KP (SANC 0/1d3)

夜間 暁 CCB<=51 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=51) > 49 > 成功
……単にこれを唱えればいいというわけでもないのかしら。
とりあえず、すぐ唱えられる程度に覚えておく。
玄関の扉を見てみる。

KP 玄関は、ドアノブを捻ればあっさりと開く。
強く、光が目を焼く。どうやら日が登り始めていたらしい。気持ちの良い朝日。そうだ、外に出れば助けも呼べるのだ。そうすれば良い。
そんな風に、考えていた。
──光を浴びた場所から、体が燃えるように痛み始めるまでは。
ごおおお、と、燃えるような幻聴を聞くような。それ程までに、体が焼け焦げていくような強い痛み。
突如として、体が激痛を訴え始めたのだ。
(SANC 0/1d3)

夜間 暁 !?
CCB<=51 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=51) > 86 > 失敗
1d3
Cthulhu : (1D3) > 2

system [ 夜間 暁 ] SAN : 51 → 49

夜間 暁 「……っ、痛……!!」

KP 『…出せ!出せ!!助けて!!』
脳を内側から叩かれるような痛みが再び呼び起こされる。体の中からも外からも衝撃が止まない。痛い!痛い!!頭も、皮膚も、何もかもが痛い!
早く日陰に、家の中に戻らなければ、気が狂ってしまう!
外にとどまるか、家の中に戻るか選択してください。
留まる場合、POW*5で判定をどうぞ

夜間 暁 さっきの記述を思い出して、もし、私の中に”そいつ”がいるなら……退散させられるかも
と思って、とどまる。
とどまろうとする
CCB<=(10*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=50) > 5 > 決定的成功/スペシャル

KP !???
これはほんとにいいの???
まじ?
と、とりあえずクリチケもっていきな

system [ 夜間 暁 ] CT : 0 → 1

KP 『出せ!!出せ!!!』
声はどんどん大きくなってゆく。
肌は、体はびりびりと痛みを増す。焼かれるような。何かが剥がれるような。失うような。頭に響く声と相まって貴方の思考は、自我はぐちゃぐちゃにかき混ぜられていく。
(SANC 1/1d3+1)

夜間 暁 CCB<=49 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=49) > 93 > 失敗
1d3+1
Cthulhu : (1D3+1) > 3[3]+1 > 4

system [ 夜間 暁 ] SAN : 49 → 45

夜間 暁 「う、うう……」

KP アイデアが振れます

夜間 暁 CCB<=90 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=90) > 90 > 成功
あぶない

KP あぶないねえ…
僅かに残った理性で、自分の体を観察できた貴方。激しい痛みを発する肉体。しかし、どこにも外傷は見当たらなかった。
肌が焼け焦げることもない。傷が付いた訳でもない。吸血鬼のように灰になる訳でもなかった。
『出せ!!出せ!!!』
声はどんどん大きくなってゆく。

貴方は、これから何をしたい?

夜間 暁 さ、さっきの…記述を思い出す。
じゅもんを唱えなくても退散させられるって…
このまま、ここにとどまる…
うう…

KP 貴方は、探索者は苦痛の中、日光の下に留まることを決めた。
じりじりと肉を焼く日光。
頭に響く悲鳴。
ひたすらに耐え忍ぶ。それは、探索者の強靭な精神力の為せる業だった。
ふと、貴方の口が勝手に動く。
「このか、らだは、我のもの」
え、と驚きの声を口に出す間もなく、その言葉を皮切りに、口が自分の意思に反し言葉を紡いでゆく。聞き慣れぬその文言は、「呪文」としか言いようがなかった。
(SANC 0/1)

夜間 暁 CCB<=45 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=45) > 67 > 失敗

system [ 夜間 暁 ] SAN : 45 → 44

KP この呪文は、本に書いてあった『×××の退散の呪×』だと理解出来る。
探索者はその呪文の意味が理解出来るかもしれないし、出来ないかもしれない。ただ、探索者は本能的にその詠唱を完遂させてはいけないと考えるだろう。
勝手に動く口を、逃げ出そうとする足を、必死に押し留める。
途切れ途切れの詠唱を遮るように、自分の声が頭の中に木霊した。声は、どんどんと大きくなっていく。もう少し。もう少しで。
その場に留まり続けるため抵抗する▷【POW×5】
また、これまで技能の振り直しをした回数×5%分、技能にマイナス補正がつく。(スマートフォンを見た際のPOW判定に失敗していた場合は、回数にプラス1する)

夜間 暁 CCB<=(10*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=50) > 49 > 成功

KP 自我が、時間が、意識が、かき混ぜられていく。思考がどこかに飛んでいく。鳴り響く声と精神が共鳴していく。
助けて!やめろ、「出して」!
流石にもう限界だ、気が狂ってしまう!
自分が白くかき消えてしまいそうな。
今にも自分を見失ってしまうような。
そんな刹那、しん、と詠唱の声が止んだ。
いつの間にかついていた膝が冷たい。痛い。体が重い。しかしそれは、自分の足が地についている証であった。
徐々に皮膚の痛みは遠く、抗い難い眠気に襲われる。疲労か、はたまた他の何かか。強靭な精神を持つ探索者だが、こればかりは耐え切れずその場に倒れ込んでしまう。抵抗する力など、もう少しも残ってはいない。
薄れゆく自我の中、探索者は、暗転する意識の中でも徐々に地に足がつくかのような、体に重さの戻るような感覚を覚えるだろう。ぼんやりと。それでいて確かに。
意識が落ちる瞬間、虫の羽音のような異音を聞いた気がした。底冷えするような、どことなく嫌な音。しかし、今度こそ探索者は、安らかに眠りへ落ちることが出来るだろう。
探索者は、自らの、その意思の力で侵略者に打ち勝ったのだから。
探索者は、ふと目覚める。
カーテンの隙間から差し込む光は強く、とうに昼を過ぎているのだろうと察せた。そう言えばこんなにゆったりと眠るのは久しぶりだ、と探索者は思い出すだろう。
起き上がれば、そこは見慣れた自室。適度に汚れた一室には、ぐしゃぐしゃの紙や付箋が散らばっている。自分お気に入りの本が並べてある本棚は少しだけ散らかっていて、順番がぐちゃぐちゃになっていた。
先程のことは夢だったのだろうか。ぼんやりとしていると、慌てたような声が耳に飛び込んで来る。
「夜間さん、目が覚めました!?大丈夫ですか!?」
そこにいたのは、探索者の担当編集者だった。
慌てる彼/彼女に話を聞くならば、午前中気が向いて探索者の家を訪れたところ、玄関前で探索者が倒れていたのだという。外傷は特に無く、ただ寝ているだけのようだったので家に運び込んで看病してくれたのだそうだ。
ああ、先程の不可思議な出来事は夢ではなかったのだ。あの痛みも、あの苦しみも、全てはこの身に確かに起こり、打ち勝ったものなのだ。くらり、眩暈がする。しかし、先程のような自我を奪い崩すような、悪辣な気配は微塵も感じなかった。
馴染んだ家で。自分を心配してくれる人のいる場所で。寝不足と疲労を受け入れ、探索者は再びベッドへ潜り込む。
もう、虫の羽音は聞こえなかった。

【ED-A】
生還報酬 1d3
シャンを退けた 1d3
クトゥルフ神話技能 +1d2

成長

夜間 暁 2d3 生還報酬/SAN回復
Cthulhu : (2D3) > 4[1,3] > 4

system [ 夜間 暁 ] SAN : 44 → 48

KP 【成功技能】
図書館
目星 2
クリティカル 1

夜間 暁 CCB<=70 【図書館】
Cthulhu : (1D100<=70) > 12 > スペシャル
CCB<=92 【目星】1/2
Cthulhu : (1D100<=92) > 100 > 致命的失敗
!?
1d10
Cthulhu : (1D10) > 2
1d10 クリティカル成長分
Cthulhu : (1D10) > 7