193
お疲れさまですこんばんは!!
ディスコの正体送るの忘れてましたね! 少々お待ちを!
noname はい!
193
https://discord.gg/fAme9t8D
こちらです~!!
DMにも投げておきます!
KP
CoCシナリオ
【馬鹿参り】
KP:藺草
PL:とふ太郎さん
PC:春田秋従さん
で開始してまいります。
あなた方の出会いは一年程前にさかのぼるだろう。
春田秋従さん 18歳
告夏御冬 24歳 の頃だ。
あなたのもとには一通の手紙が届いた。
連帯保証人。あなたはいつの間にか、両親の借金を代わりに背負わされていたのだ。
額にして一千万。
学生のあなたには、払う当てもない。
そこに現れたのは告夏御冬という女だった。
憔悴した貴方に"謎の水"を渡しつつ、事情を聴いた女はこう提案する。
告夏 御冬
「学生の身で借金は厳しいですよね。
それに、その借金はあなたの責任によるものではありませんし…」
春田 秋従
「もうどうしようもなくて・・・」
「もう、内臓売るくらいしか思いつかないんですよね」
告夏 御冬
「な、内臓ですか…!?
ダメですよ…!!」
春田 秋従 「あとは、こんな年齢でも働かせてもらえる高給の職場があればいいんですけど」
告夏 御冬
「内蔵が一つでもなくなると、他の内臓に負担がかかってしまいます!
今が乗り切れたとしても…」
春田 秋従 「そうですね…」
告夏 御冬
「学生の貴方を、高給で雇ってくれる職場…」
それも嫌な予感しかしない…
春田 秋従 「すみません見ず知らずの方にこんな重い話」
告夏 御冬
「いえいえ、困っておられる方をそのままにしておけませんから」
「うーん……そうですね、これはご提案なのですが……」
「……【砂漠の水】に入りませんか?」
春田 秋従 「はい?砂漠の水?ですか」
KP
【砂漠の水】、貴方も聞いたことがあるかもしれない。
近頃この付近で活動をしている、新興宗教の名である。
教団の義務。
それは――マジカルなウォーター、”砂漠の水”を売り、この精神的荒廃の蔓延した世界に潤いをもたらすことだ。
告夏 御冬 「……と、これはどうでもよくて…」教団の義務を横に置く
春田 秋従 「聞いたことはありますけど、僕入会費とか全く払えないですよ?」
告夏 御冬
「いいえ、入会費などは必要ありません。
私……じつは、その教団にお世話になっているんです」
春田 秋従 「はあ…お姉さんが」
告夏 御冬
「寄付もそれなりにさせていただいているのですが…
……同士の貴方への援助、という方向でなら貴方を助けてあげられるかな、と」
春田 秋従
「…きふ」
「いえでも…一千万ですよ…?」
告夏 御冬
「ええ、そうです。
じつは私、お金に余裕があるんです」
「一千万…は流石に一気にとはいきませんが、金融業者というものは払い続ける限りは返済を待ってくれるものです」
春田 秋従
「そうですね、お金さえあれば」
「ごはんとかいただけるんでしょうか…」
告夏 御冬
「ええ、もちろん。
といっても、私…お料理が得意じゃないので、ちょっと…出来合いのものが多くなってしまうかもしれないですが」
「お外で食べても、多少余裕があると思いますよ」
春田 秋従 「すごくありがたいですね…というか」
告夏 御冬 「……はい?」
春田 秋従 「お姉さんが作るんですか?」
告夏 御冬
「え? そうですね……
ま、まずかったでしょうか…?」
「社食…? 教団食…?
みたいなものも…あったかしら…?」思い出そうとしている
春田 秋従
「いえ…そこまでしていただけるのかと思って」
(このお姉さんものすごくいい人…?)
「あの、もしこんな僕でも助けていただけるなら喜んで」
告夏 御冬
「そうですね、手を伸ばすなら…
きちんと掴むのかいいのかな、と」
春田 秋従 「宗教のことはよくわかりませんが、お姉さんは信じられる気がします」
告夏 御冬
「え? ふふ…本当ですか?
それは嬉しいですが…」
「……大丈夫ですよ。
助けると言った以上、貴方の面倒は私が見ますから」
「……なんて、押し付けがましいですよね」
春田 秋従 「助けて頂けるなら、どこまでもついて行きます」
告夏 御冬
「あ、あら……?
教団の義務はありますが、それ以外の場であれば貴方は自由に生きていいんですよ…?」
春田 秋従 「手を伸ばしていただけたのは初めてで」
告夏 御冬 「……そう、なんですか?」
春田 秋従 「教団の義務…?は勉強します。もう死ぬしかないと思っていたので、拾っていただけるならこの命使ってください」
告夏 御冬
「し、死ぬしか無い…?
命…!? な、なんだか大げさでは…!?」
「いえ、大げさでも…ないのか…」
春田 秋従 「よろしくお願いします!」
告夏 御冬
「ええ、私こそ。
未熟者ですが……あなたが自由に生きられるように、精一杯協力します」
春田 秋従 「僕は春田秋従です」
告夏 御冬
「ああ、そうでした。
自己紹介がまだでしたね」
「私は告夏御冬です。
よろしく、春田くん」
春田 秋従
「告夏御冬さん…」
「告夏様?とお呼びしても…」
告夏 御冬
「つ、つげさま…!?
様付けはちょっと… そんなに大した存在でもないので…?」
春田 秋従
「これから金銭的に多大なご恩をいただく身です!大事な方です」
「少なくとも私の命はたった今救われてしまいましたよ」
告夏 御冬
「いずれ返してもらうので、最終的な立場は対等になるのでは…?」
「いえ、でも…… そうですね、好きなように呼んでください。
貴方の気がそれで済むならば…」
春田 秋従 「沢山働いて絶対お返ししますから、それまでは様付けでも足りないくらいです」
告夏 御冬 「ふふ、それならいつか別の呼び方をしてもらえる日を楽しみにしていますね」
春田 秋従 「お金は助けていただくので、じゃあ、身の回りのお世話とか、家事とか洗濯とかなんでもやりますよ」
告夏 御冬 「……え?」
春田 秋従 「がんばります!」
告夏 御冬 「で、でもお勉強とか… ありますよね…?」
春田 秋従 「これでも勉強はしっかりやってるんです、お金がなくて補助に頼るしかなくて」
告夏 御冬 「なるほど……努力されてきたんですね」
春田 秋従 「でも、貴方のお役に立てることがそれくらいしかなくて」
告夏 御冬
「う… そ、そんなことありませんよ!
貴方が健やかで居てくださればそれで!」
春田 秋従
(やっぱりすごく優しい人だ!)
(この人に見捨てられないように精一杯頑張ろう)
告夏 御冬
「えーっと、それじゃあ、そうですね……。
先程も言ったように私、あまりご飯を作るのが得意じゃなくて…」
春田 秋従 「作ります!」
告夏 御冬 「でも、手作りのお料理というものに… エッ早い」
春田 秋従 「助けていただくのでこれくらいは!」
告夏 御冬
「い、一週間に一回程度で大丈夫ですからね?
本当に…… 忙しい時は大丈夫ですから…!」
193 一週間に一回は多いだろ…
春田 秋従 毎日通うつもりだった…
告夏 御冬 !?
春田 秋従
「一週間に一度…!?」
「それだけでは恩が…」
告夏 御冬
「えっ…? お、多かったですか…?
一ヶ月に一回… とか…? あれ…??」
春田 秋従
「週5でいかがでしょうか」
「まずは、まずは試しに」
告夏 御冬
「週5!? い、いえ… それは流石に…!?
もはやそれは仕事じゃないですか…?」
春田 秋従
「頑張りますので…」
「そうですね」
「もはやこれを仕事にできたら最高だと思います!」
告夏 御冬
「え、えーと……?
そう、ですね…… もし、ご迷惑でないのなら…?」
春田 秋従 「ありがとうございます!」
KP
それからあれよあれよという間にあなたの境遇は変化する。
差し押さえの赤い紙の貼られた住居から、御冬の住むタワーマンションの隣の部屋に。
春田 秋従 結局押しかけ従者になってしまった
KP
進学も危ぶまれる、といった状況から、大学進学の道が開き(あるいは貴方の望む職に就きやすい環境に)。
そばには貴方の前から去った両親の代わりに、御冬がいるようになった。
そして、一年後の2021年4月24日 土曜日。
あなたがたは、あるアパートに訪れている。
教団の義務。
それは――マジカルなウォーター、”砂漠の水”を売り、この精神的荒廃の蔓延した世界に潤いをもたらすことだ。(二回目
あなたの保護者である御冬は教団”砂漠の水”の一員である。
あなたは今日も今日とて、胡散臭い水を売って歩く御冬と共に行動していたのである。
告夏 御冬 「……ふう、今日はこのアパートの方に声をかけて終わりにしましょうか」
春田 秋従 「お水買っていただけるといいですね、告夏様」
告夏 御冬
「ええ、そうね。秋従くん。
まあ、無理に買っていただくのは本意ではないのだけれど…」
KP
といってまた、一つ先の部屋のインターフォンを押す。
……返事がない。
春田 秋従 「お留守でしょうか」
告夏 御冬
「お休みの日だものね、お出かけしているのかも」
「秋従くんもごめんなさいね。
貴重なお休みの日なのに……」
「今からでも遊びに行っていいんですよ?」
春田 秋従 「いえいえ、僕はついて来れて嬉しいです!どうされますか?お疲れでしょうし、休憩なされては」
告夏 御冬 「そうですね…… お昼も近いし、休憩にしましょうか」
春田 秋従 「はい、お疲れ様でした!」
告夏 御冬
昼食を食べに行こう、と考えていますが……
好きな食べ物はありますか?
春田 秋従 好きな食べ物・・・
告夏 御冬 ふふ…… 突然過ぎましたね…
春田 秋従 高カロリーで安い…
告夏 御冬
今食べたいもの、でもいいですよ
…!?
いくらでもいいんですよ!!
超高級ハンバーグとかでもいいんです!
春田 秋従 おうどんで!
告夏 御冬 おうどん かわいい…
春田 秋従 安くて消化に良くて満足度が高くて最高です
告夏 御冬
「それじゃあ……秋従くん。ご飯に行きましょうね。
近くにおいしいおうどん屋さんがありますから」
告夏 御冬 ふふ…ねぎをいっぱいかけましょうね…(?
春田 秋従 「おうどんですか!行きましょう」
春田 秋従 うれしい~
KP
~うどん屋さん~
春田 秋従 (油揚げがのってる!!!!!)
告夏 御冬
(よろこんでくれているのかしら?
うどんやさんにしてよかったわ)
春田 秋従 (一年前は素うどんしか食べられなかったなあ)
告夏 御冬
「あの… トッピングとかもたくさん載せていいのよ?
ネギも…てんぷらも…」
そんな…
春田 秋従 「すみません僕ばかり喜んでしまって、てんぷらも良いんですか…!?」
告夏 御冬
「気にしないで、私もおうどんがすきですよ。
ええ、もちろん海老の天ぷらでも鶏肉の天ぷらでも」
春田 秋従 「じゃあ、海老の天ぷらをいただきます」
告夏 御冬 「ええ、どうぞ」食べるさまをニコニコ見ている
春田 秋従
(告夏様についてきて本当によかった)
もぐもぐ
告夏 御冬
私もたべようかしら… なにがすきなの…わたしは…
choice[たけのこ,えび,ちくわ,とり] (choice[たけのこ,えび,ちくわ,とり]) > たけのこ
旬の食材…
告夏 御冬
「ふふ、食べっぷりが見ていて気持ちいいわ。
私もいただこうかしら」
春田 秋従 たけのこ
春田 秋従 「ああすみません僕ばっかり、お水減ってるのでいただいてきますね」
告夏 御冬 「ええ、ありがとう」
春田 秋従 お世話したいのにだいぶよしよしされてるっぽいですよ
春田 秋従 「戻りました!どうぞ」
告夏 御冬
「あ、早かったわね。
ありがとう、秋従くん」
告夏 御冬
ふふ……
私のほうが年上ですから!
春田 秋従
「いえいえ、おうどんおいしかったです!」
「連れてきてくださってありがとうございます」
告夏 御冬
「いいえ、秋従くんが着いてきてくれたお礼よ、ありがとう」
「さて、午後からも… と行きたいところだけれど、買い物の用事があったわね」
「……重たいものもあるから、付き合ってもらえますか?」
春田 秋従 「買い物ですか、喜んで!」
告夏 御冬 「ありがとう、それじゃあいきましょうか」
春田 秋従 「はい」
KP
そうして、水を売ることを諦め、御冬が秋従さんとともに買い物へ行き、そうして帰宅しようとしたところで、御冬は黒く粘ついた泥にまとわりつかれる。
御冬はもがき、苦しみ、手を伸ばし、―――あなたに手を伸ばすが、それは届かなかった。
ああ――あなたはもう動くことのなくなった御冬を抱え―――
KP
そうして夕暮れ時、買い物が終わり、家に帰り着く頃にはあなたはひどく疲れ切っていた。
家に入るなり、玄関先でうずくまり、眠り込んでしまったことだけは覚えている――。
それが4/24。数日前のことである。
KP
4/25
教団内で執り行われた「あなた」の葬儀で、「秋従さん」は白い顔をして棺のなかで横たわっている「あなた」を見下ろしていた。
絶望に暮れる「秋従さん」のもとに、黒い喪服の男が声をかける。
「告夏御冬さんのこと、残念だったね」
「もし、どうしても君が彼女を生き返らせたいと言うなら――その方法があるのだと言ったら、どうする?」
そうして男は一枚の紙を差し出した――。
4/26
そして、あなたの世界の秋従さんは、貴方の目の前で突然、黒く粘ついた泥にまとわりつかれる。
秋従さんはもがき、苦しみ、手を伸ばし、―――あなたに手を伸ばすが、それは届かなかった。
ああ――あなたはもう動くことのなくなった秋従さんを抱え―――
KP
・・・
・・
・
そして、4/28
あなたは黒い夜の中を浮遊している。
不思議と、それまでの記憶はどこか朧気だ。
不意に金属製の小気味のいい音が鳴り、帳が開ける。
心地よい植物製の煙がかすかに鼻を擽る。
あなたは座布団の上に正座していた。
目の前で告夏が茶をしばいている。
ちらりとあなたを見て、しばらく間を置いた後、御冬は懐かしいものを見るような目で微笑んだ。
告夏 御冬 「…会いたかったですよ。秋従くん」
春田 秋従 「告夏様?」
告夏 御冬 「ええ、そうですよ」
春田 秋従 「ええと、すみません、ここはどこでしたか」
KP
【居間の描写】
昔ながらの古い和室のようだ。
掘りごたつ式の机に座布団のほか、食器などが収納された棚、湯沸かしポット等が置かれている。
貴方の向かいの空間は水場と玄関になっている土間となっており、それとは別にこの部屋の左手には引き戸がある。
KP 居間の探索場所:棚・湯沸かしポット・引き戸
告夏 御冬
「ここですか?
……あなたに会いたくて、私が作った場所ですよ。
突然呼び出してしまって、ごめんなさいね」
春田 秋従 「すみません、なんだかぼうっとしてたみたいで」
告夏 御冬
「…そうですか。
少し疲れているのかもしれないですね」
春田 秋従 「ここ、ええと、告夏様が作られたんですか?」
告夏 御冬 「……ええ、そうですよ」
春田 秋従
「すみません、ここ数日僕なにをしていたかご存じないですか?」
「ちょっと記憶がなくて…ご迷惑おかけしてないでしょうか」
告夏 御冬
「いつもどおりに過ごしていたように思いますよ。
いつものように、ごはんを作ってくださって……そうだ昨日は大学だったんじゃありませんか?」
「迷惑だなんて…」
「………」
春田 秋従 「大学…そうでしたか」
告夏 御冬
s1d100<=35 心理学 (1D100<=35) > 88 > 失敗
【心理学情報】
本当ですよ。
貴方は私のそばで、いつもどおり過ごしていました。
春田 秋従 (そうだったかな…そうだったかも)
KP
持ち物ですが……
そうですね、貴方が普段身につけていたり、持ち歩いている、と認識しているものは所持していて構いません。
が、通信機器のたぐいは圏外になっており、使用できないでしょう。
春田 秋従 (それに、告夏様が僕に嘘をついてことなんてなかったはずだ)
KP そうなんだ…>嘘
春田 秋従
秋従はそう思ってます
めっちゃいい人だと思ってるので
勝率3割の心理学ですから
告夏 御冬
よほど必要がない限り、私も嘘は吐きませんよ。
ふふふ…
KP
【湯沸かしポット】
何の変哲もない湯沸かしポット。
【棚】
棚には食器のほか、何かの薬瓶が並べられている段や本が並べられている段がある。
お茶っ葉のたぐいは、そうですね… 机の上にありそうです。
告夏 御冬 今飲んでいる分は自分で淹れたので……。
KP
【棚2】
薬瓶、本の段には鍵がかかっている。
力づくで開けることは不可能。
春田 秋従 1d100 (1D100) > 96
KP ファ、ファンブル…!
春田 秋従
どうして!?
(僕がいながら告夏様にお茶を淹れていないなんてなんということだ)
KP
えっと…… そうですね
貴方は、見知らぬ場所で目を覚まし、更にはここ数日間の記憶がないということで、言いしれぬ不安を覚えます。
また、目の前に主人(?)たる御冬がいるにも関わらずお茶をお出しすることもできていなかったとは――
SAN-1をお願いします
system [ 春田 秋従 ] SAN : 55 → 54
KP そうですね、湯沸かしポットの中は、お湯が8割ぐらい入ってそうです。
春田 秋従 (これなら追加する必要はなさそうだ)
KP 見ていると御冬が声をかけてきます。
告夏 御冬
「ああ……そうでした。
喉、乾きましたよね? お茶を淹れましょうか」
春田 秋従 「え!?いえいえ座っててください!」
KP
といって拙い手付きでお茶をいれようとし始めます…ね…
おっ…
告夏 御冬
「え?
あら… そうよね、秋従くんのほうが得意だものね」
春田 秋従 「すみません、告夏様の分淹れられなくて。ではお茶いただきます」
KP
秋従さんはお茶を沸かして淹れることができます。
飲んでも何事もない。おいしい。
告夏 御冬
「ええ、どうぞ。
でもそうね、秋従くんはお客様だから……
後で私が淹れたお茶も飲んでね」
春田 秋従
(おいしい、しかし告夏様の手を煩わせてしまうなんて僕は何をしてたんだろう)
「そう言っていただけるなら、わかりました」
告夏 御冬 「ええ」
春田 秋従 「ここは告夏様のご実家?なんでしょうか、すみません記憶が曖昧で。少し見て回ってもよろしいでしょうか」
告夏 御冬
「実家……ではないですよ。
ここは言ったとおり、貴方にあいたくて作った場所ですから」
「……そうですね、なかなか自由に歩けることも今の秋従くんにはないでしょうから、この空間でよければいろいろ歩いてみてもいいですね」
春田 秋従 (???いつものお金の力だろうか)
KP
【引き戸】
渡り廊下に続いている。普通に開く。
告夏 御冬 「……この空間も長くはもちませんから、少しだけ貴方の時間を私にくださいね」
KP
【渡り廊下】
引き戸をガラガラと音を立てて開くと、木製、板張りの廊下が続いていた。
居間は空調でも効いていたのだろうか、廊下はじりじりと暑いが、その代り廊下の片側の開かれた網戸からは風が吹き込んでくる。
奥には、障子の扉が続いていた。
KP 渡り廊下の探索場所:網戸(池)・渡り廊下への扉
春田 秋従 ?
告夏 御冬 私は引き戸の向こうに行ってしまった秋従さんについていきますね。
春田 秋従 「ええと、告夏様さえよろしければいつでもお付き合いいたしますよ。」
告夏 御冬 「ええ、ありがとう」
春田 秋従
(大学の試験まで時間がないことだろうか?)
「ここは随分暑いんですね」
「外で焚火でもしてらっしゃるんですか?」
告夏 御冬
「ええ。夏だから。
……ふふ、私、一度”なつやすみ”というものを体験してみたかったの」
「だから、ここは夏なんですよ」
春田 秋従 「夏ですか?あれ?」
告夏 御冬
「……こういった不安定な場所では、一つ一つをはっきりさせてたらすぐ崩れてしまうんです。
いいこだから、適当に合わせておいてくださいね」
KP
【網戸】
網戸から外を覗くと、外は小さな中庭となっていた。
苔の生えた小岩が取り囲む小さな池に、赤い金魚が泳いでいる。
告夏 御冬
「あら、縁側ですか?
いいですね……。そうだ、アイスがあるんですよ」
棒アイスを二つ、手に持ってきます。
「二人で食べませんか?」
KP
言いながら、御冬は網戸を開け、縁側に腰掛ける。
貴方を見上げると、隣をぽんぽん、と叩く。
春田 秋従 隣に座ります
告夏 御冬 「はいどうぞ」棒アイスを片方渡してくれます。
春田 秋従
「ありがとうございます」
食べます
告夏 御冬
「どうしたしまして。……本当に暑いですね。
アイスもすぐ溶けてしまうかも」
KP
では貴方の口の中にひんやりとした感覚とバニラの味が広がる。
周囲の熱気にさらされた貴方は、それに心地よささえ感じるだろう。
春田 秋従 (さっきまで春だったような気がするけど、もしかして夢なんだろうか)
KP ちなみに、池に目星が振れます。
春田 秋従 CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 2 > 決定的成功/スペシャル
KP
【目星情報】
池の水面に向かって、銀色の糸が伸びているような気がした。
春田 秋従 (何だろう、クモの糸?)
KP 貴方が池をじっと見つめていると、御冬が気づいたのかそっと立ち上がる。
告夏 御冬
「池ですよね? 履物を取ってきますから……
ちょっとまっていてね」
土間の方にいって、二人分の履物を取ってきますね。
KP
貴方はそれをはいて、池の方へ歩いていく。
貴方がふと池の水面を覗くと、その水面が揺らぐ。
そして水面に、何かが映し出される。
それは、黒くねばついた泥にまとわりつかれる告夏 御冬の様子だ。
御冬はもがき、苦しみ、手を伸ばし、―――あなたに手を伸ばすが、それは届かなかった。
ああ――あなたはもう動くことのなくなった御冬を抱え―――
さて、そこから平常な水面が再び映し出される。
覚えのないおぞましい映像に1/1d6のSANチェック。
春田 秋従
(今のは)
CCB<=54 【SAN値チェック】 (1D100<=54) > 55 > 失敗
1d6 (1D6) > 5
system [ 春田 秋従 ] SAN : 54 → 49
KP ひえ…アイデアを… どうぞ…?
春田 秋従 CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 5 > 決定的成功/スペシャル
KP
貴方は理解してしまう。
今の映像が、どこで起きたものなのか思い出せないが――
それは、目の前の告夏御冬が確かに命を失った瞬間の映像なのだと――
一時的狂気の決定をどうぞ。
任意の内容でもかまいません。
春田 秋従
1d10 (1D10) > 10
その場に固まります
告夏 御冬
「………」
「…………」
「……。…秋従くん?」ふと、秋従くんの方を見てみて異常に気づく…?
春田 秋従
(白昼夢だったんだろうか)
(でも確かに隣に立っているのは告夏様だ)
(あんなことがあったはずはない)
告夏 御冬
「秋従くん…? 秋従くん!」
ぼうっとした様子の肩を揺すぶりますね
春田 秋従 「は、い」
KP しばらく(数分)した後に、狂気を解除しても大丈夫です。
春田 秋従 「はい、すみません、今何か恐ろしいものが」
告夏 御冬
「……大丈夫ですか?
恐ろしいもの、ですか……そうですね…」
春田 秋従 「告夏様は何か見えませんでしたか?」
告夏 御冬 「ええ、私も貴方と同じものを見た…のだと思いますよ」
春田 秋従 「あれは一体なんだったんでしょうか」
告夏 御冬
「……わかりません。
……暑いので、くらくらしてしまったのかもしれませんね」
s1d100<=35 秋従くんの心理学 (1D100<=35) > 12 > 成功
【心理学情報】
何かを隠している様子だ。
また、貴方を見る目はどこか恨みがましいもののように見える、ような気がする。
「お家に入りませんか?
ここは暑いですから…」
春田 秋従 「はい、そうですね。アイスありがとうございます」
告夏 御冬 「いいえ。美味しく食べてもらえたなら良かったです」
KP
池での情報は以上です。
【扉】
客間に続く扉。
開けようとすると、なぜかひやりと冷たいものが貴方の首筋を伝い、直観的に恐怖を感じる。
0/1のSANチェック。
春田 秋従 CCB<=49 【SAN値チェック】 (1D100<=49) > 92 > 失敗
system [ 春田 秋従 ] SAN : 49 → 48
春田 秋従 CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 96 > 致命的失敗
KP
choice[HP,SAN] (choice[HP,SAN]) > SAN
では、客間への扉に耳を当て、何かを聞き取ろうとすると、遠くの方から声が聞こえたような気がした。
それは、客間からする声ではない
system [ 春田 秋従 ] SAN : 48 → 47
??? 「もし、XXXXXXX方法があるとするなら、きみはどうする?」
KP SAN-1ですね。ありがとうございます。
春田 秋従 (なんだ?誰かほかに人がいるのかな)
KP
それきり声は聞こえなくなってしまいます。
では貴方がそのようにしていると、貴方の肩をぽんぽんとしてこのように言います。
告夏 御冬
「そんなに急いで進まなくても、お部屋は逃げたりしませんよ。
……そうだ、行きたいところがあるんです」
春田 秋従 「行きたいところですか?」
告夏 御冬
「ええ、そうです。
すぐ近くなんですけど…」
春田 秋従
「わかりました、ではお供します」
「ところで、ここにはどなたかほかの方もいらっしゃるのですか?」
告夏 御冬
「ふふ、ありがとう。
貴方にも楽しんでもらえるといいんだけれど…」
「……? いいえ。
私と秋従くん以外に、人はいませんよ」
春田 秋従 「そうですか?今話し声が聞こえたんですが」
告夏 御冬
「そうでしたか…?
……でも、お家の中には居ないはずですよ」
春田 秋従 「そうですか、じゃあ隣の家かもしれませんね」
告夏 御冬
「そうですね。
窓が開きっぱなしですから」
KP
御冬は貴方の手を引いて、土間へと案内しようとします。
【土間】
土間には簡単な調理台と食卓・冷蔵庫が並んでいる。
土間から外に出ることができる。
KP 土間の探索場所:食卓・冷蔵庫・調理台
告夏 御冬 「ここから外にでられるんですよ」外に行こうとしているようですね
KP
【調理台】
綺麗に整頓された調理台。
目星が振れます。
春田 秋従 CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 44 > 成功
KP
【目星情報】
包丁が見つかる。
また、調理器具はすべてよく研がれていることが分かる。
調理台の情報は以上です。
【食卓】
テーブルクロスがかけられている。
春田 秋従 「告夏様!一発芸を一つよろしいでしょうか」
告夏 御冬
「…!?
え、ええ…、何をするの…?」
KP コップや鍋などは調理台の近くにありそうですね。
春田 秋従 「いえ、テーブルクロス引きを披露する場を狙っていたので」
告夏 御冬
「そうだったの…?
秋従くんはテーブルクロス引きが得意だったのね」
KP DEX*5か…マーシャルアーツ…? ですかね…?
春田 秋従
CCB<=41 【マーシャルアーツ】 (1D100<=41) > 40 > 成功
「ハッ」
KP
貴方は武道の心得を応用して、華麗にテーブルクロスを抜き去る!
――裏側に血文字は書かれていない。清潔です。
告夏 御冬 「わっ……すごいわ、秋従くん」ぱちぱちぱち…
春田 秋従 「ありがとうございます!よかった成功しました」
告夏 御冬
「ええ本当に。すごいわ……
きっとたくさん練習したのね」 ?
「秋従くんは……がんばり屋、ですもの…」
春田 秋従 「お見せ出来てよかったです、この通りあまり器用ではないですからちょっと練習しました」
告夏 御冬 きっと、「私」の秋従くんも…
告夏 御冬
「見せてくれてありがとう。
頑張りましたね」
春田 秋従 トークが駄目なので芸でなごませる術を身につけようとしました
KP
御冬は嬉しそうにニコニコしている。
食卓は以上のようです。
春田 秋従 DEX低いのに…
告夏 御冬 DEXが低いのに頑張ってくれたという事実が嬉しいわね…
春田 秋従 にこにこ
KP 突然ですが好きなお菓子なんかはあります?
春田 秋従 お団子で
KP
【冷蔵庫】
開くと、御冬の好きな食べ物、秋従さんのの好きそうな海老、また色とりどりのお団子や、冷えた緑茶などが入っている。
告夏 御冬
「気になりますか?
ふふ…後で一緒に食べようと思って用意しておいたんです」
春田 秋従
「そうだったんですか!?ありがとうございます。言ってくだされば用意をお手伝いしましたのに」
告夏 御冬
「秋従くんは眠ってたでしょう?
それに…今日の秋従くんはお客様だから…」
春田 秋従
「なんだか随分ご用意していただいたみたいで、…お客様?」
「僕、ここに来る前寝てました…?」
告夏 御冬 「そうよ。私が用意したお家に来てもらったんですから、お客様です」
春田 秋従 「僕がおもてなしされるなんて、なんだか変な気分ですね」
告夏 御冬 「ふふ、いつもは私がおもてなしされてますからね」
春田 秋従 「僕のやりたいことですからね」
告夏 御冬
「今日だけです。
今日が終われば… また元通りですよ」
「それじゃあ、どうせだからお外で遊んだ後に、お茶にしましょうね」
s1d100<=35 秋従さんの心理学 (1D100<=35) > 34 > 成功
【心理学情報】
今日が早く終わって欲しいような、終わってほしくないような…
寂しそうな表情がときおり見えるような気が…?
春田 秋従 「またお水売るのお手伝いいたしますね」
告夏 御冬 「……ええ」
春田 秋従 「僕なんだか随分寝てたような気がして、何か変な寝言でも聞かせてないといいんですが」
告夏 御冬
「いいえ。全然…。」
「寝言なんて一つもなかったですよ」
春田 秋従 「そうですか?」
告夏 御冬 「はい」
春田 秋従 「今日は夜までこちらに滞在するんですか?」
告夏 御冬
「……そうなるかもしれませんね。
それまでこの空間がもてばいいんですが」
「それじゃあ、お出かけしましょうか。
といっても、川くらいしかきちんと形を留められてないとおもうので……」
「川遊びくらいしかできないかもしれませんが…」
春田 秋従 「? はい、お供します」
KP
【外】
玄関から外に出ると、夏の日差しが貴方の肌を刺す。
それでも風が木々を揺らし、夏の暑さは感じるが猛暑というほどでもないだろう。
外は畑とあぜ道が広がるばかりだが、すぐ側に川があるようで、規則的な水温が聞こえる。
告夏 御冬
「……実は、川遊びってしたことがなくて……
どんな事をするんでしょう?
秋従くんはなにか心当たりがありませんか…?」
KP
【茶番表】
川遊びの内容が思いつかない場合に振ってください。
1 釣りをする
2 バーベキューセットがあるので肉を焼く
3 小石がどこまで飛ぶかを試す
4 泳ぐ
5 水鉄砲を撃ち合う
6 草相撲をする
7 浅瀬でキャッチボールをする
8 滝行をする
9 飛び込む・潜る
10 昆虫・魚の採取を行う
11 水に足だけつけてくつろぐ
12 水をかけあう
13 写生する
14 何もしない 寝る
15 岩の足場を伝っていけるところまで移動してみる
春田 秋従
「水切りとか、釣りとか写生でしょうか?」
「お望みでしたら夕食用に魚を取りますよ」(手づかみで)
告夏 御冬
「水切り、ですか…?」
「釣りに、写生……なるほど…
絵を書くのはいいですね」
春田 秋従
「そうですね、ちょっと暑いかもしれませんが、外で絵を描くのも楽しいかもしれません」
「その場合は木陰などに移動しましょう」
告夏 御冬
「そうですね。秋従くんも日に焼けてしまいますし…」
choice[前にも…,初めて,よく一緒に書く] 絵を…? (choice[前にも…,初めて,よく一緒に書く]) > 初めて
春田 秋従 「僕のことより、告夏様が熱中症にでもなったら大変です」
告夏 御冬
「え? 大丈夫ですよ……!
こうみえて体力は人並みにあります!」
「……一緒に絵を書くのは初めてでしたね。
秋従くんは絵は好きですか?」
春田 秋従
「不器用なので描くのはあまり得意ではないですが、告夏様の絵は好きですよ」
「ええと、家にあるのを何枚か見てしまって、すみません」
告夏 御冬
「そう…? ふふふ、ありがとう。嬉しいですよ。
せっかくですから、今日は一緒に描いてみませんか?」
「隠しているわけではありませんから」
春田 秋従 「そうですか?では喜んで」
KP
では、絵がかけますね…
芸術(絵画)か、DEX*5で…?
春田 秋従 CCB<=35 【DEX * 5】 (1D100<=35) > 48 > 失敗
告夏 御冬 CCB<=70 【芸術(絵画)】 (1D100<=70) > 20 > 成功
春田 秋従 (流石告夏様だ、慣れていらっしゃる)
KP
では……御冬がさらさらと描いていく横で、貴方も筆を手に取る。
御冬が描き方のコツなどを説明してくれるが、なにせ初めてであるので少々うまく行かなかったのだろう。
春田 秋従 「やはり難しいですね、絵なんて全然描いてきませんでしたし」
告夏 御冬
「そうですね、私も趣味程度にしか……。
あら、それでもいい絵ですよ」秋従さんの手元を覗き込みながら
春田 秋従 「そうでしょうか?ありがとうございます。告夏様の絵とは比べ物にならないですが」
告夏 御冬
「色もうまく置けてますし……構図も安定してますね。
練習すれば、もっとうまくなれそうですよ」
春田 秋従 「そうですね、練習していつか告夏様の肖像画など描けるようになれたらうれしいですね」
KP
御冬の手元の紙には、予想通り美しく景色が描かれている。
――その隅っこに、眼鏡をかけた青年の横顔が小さく描かれていた。
告夏 御冬
「肖像画、ですか…?
嬉しいことを言ってくれますね」
春田 秋従 (僕がいる)
告夏 御冬 ……今の貴方には、もうそんな機会もないけれど。
告夏 御冬 「……楽しみにしていますね」
春田 秋従 「はい、帰ったら早速練習しますね」
告夏 御冬
「……ええ、一緒に練習しましょうね」
「さて、随分外に居たから……暑いですね」
「そういえば私、小学生の方がテレビで川に入ってザリガニを捕まえているのを見たことがあります!」
春田 秋従 「ザリガニですか、やってみますか?」
告夏 御冬
「ええ! 秋従くんも一緒に!」
言うやいなや、靴を脱いで、傍らに揃えておくとに川へと入っていきます…?
春田 秋従
「はい、じゃあ準備しますね、ってあれ」
「告夏様?大丈夫ですか?」
KP
ぱしゃぱしゃぱしゃー!
浅瀬で川底を眺めて遊んでますね
春田 秋従 靴を脱いでついて行きます
告夏 御冬
「はい。ちょっと岩がゴツゴツしてますが、
水が冷たくて気持ちいいですよ!」
ふふ、笑顔で迎えますね
春田 秋従 「滑らないようにお気を付けくださいね」
告夏 御冬
「ありがとう。
きをつけま……わっ…!?」
春田 秋従 「あ」
KP 貴方が声をかけた直後、御冬がなにかに足を滑らせてしまう。
春田 秋従 CCB<=55 【幸運】 (1D100<=55) > 45 > 成功
KP
では貴方が急いで手を伸ばすと、その手は御冬の背中に届く。
そのまま引き寄せると、御冬を無事に抱きとめることが出来るでしょう。
――御冬は、ですが。
ばしゃーん、と大きな音がして、バランスを崩したあなたは川の上で尻餅をついてしまった。
冷たい水が火照った体にしみていく。
告夏 御冬 「わ、わーっ、ごめんなさい、秋従くん…!」
春田 秋従 「涼しくなって丁度いいですよ、お怪我無いですか?」
告夏 御冬
「わ、私は大丈夫ですよ。
秋従くんの方こそ…?」
KP ではここで、【目星】を振ることができます。
春田 秋従 CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 53 > 成功
KP
【目星情報】
川には、魚一匹住んでいないようだ。
澄んだ水が、底の土と石をそのまま映し出している。
春田 秋従 1d100 (1D100) > 48
KP では、川については特に思い当たることはありませんでした。
告夏 御冬 「こうも暑いですから、すぐ乾く… とは思いますが」
春田 秋従 (随分生き物がいない川だなあ)
告夏 御冬 「ふふ、でも冷たくて気持ちいいなら…?」水に恐る恐る膝上まで浸かってみる…?
春田 秋従 「そうですね、すぐ乾きますし、川で水浴びとかしたこともありましたから大丈夫ですよ」
告夏 御冬
「川で…水浴び…!?」
「そうですか、そんなことが……。
今はしていませんよね…?」
春田 秋従
「丈夫ですから大丈夫ですよ!それに助けていただきましたから今はちゃんと風呂に入れてますし」
「いやでも、本当あそこで出会えてなかったら路上暮らしだったかもしれませんね」
告夏 御冬
「それならいいんだけれど……。
街の川なんかには、バイキンもいっぱいいるんですからね」
春田 秋従
「そうですよね、もうしません」
「かえって痒くなりますし」
告夏 御冬
「ええ、これから一笑する必要はありませんからね!」
「……ふふ」
「……私も秋従くんと出会わなかったら……もう少し寂しい生活をしていたかもしれませんね」
春田 秋従
「そうでしょうか?でも告夏様はお優しいからずっと一人でなんてきっとないと思いますよ」
「こうして僕もついて回っていることですし」
告夏 御冬
「……そうでしょうか、……」
「ふふ、秋従くんは特別ですから」
春田 秋従
「そうですとも」
「拾っていただけて光栄です」
告夏 御冬 「……ええ、秋従くんも、私のところに来てくれてありがとう」
春田 秋従 「もういらない、と言われるまでついて行きますからね」
告夏 御冬 「…いいませんよ」
告夏 御冬 私の貴方には…
告夏 御冬
「それじゃあ、そろそろ陸に上がりましょうか。
濡れてしまったから、家に戻って、体を拭いて、お茶にしましょう?」
春田 秋従 「そうですね、戻りましょう」
KP では川から上がる直前、【幸運】もしくは【目星】をどうぞ。
春田 秋従 CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 39 > 成功
KP
【目星情報】
川の水底に、鍵が沈んでいるのが分かる
拾いますか?
春田 秋従
(なんだこれ、鍵?)
拾います
KP
では… それを御冬に見せますか?
まだ鍵を拾った秋従さんには気がついていないようです。
春田 秋従 「告夏様、もしかして鍵など落とされましたか?」
告夏 御冬 「……!」
KP 御冬は貴方の声に振り向き、その手にあるものを見ると、パタパタと服のポケット部分を確認したかと思うと、頷きます。
告夏 御冬
「ええ、その鍵は私が落としたものです。
拾ってくれたんですね」
春田 秋従 「よかった、告夏様のでしたか」
告夏 御冬 「はい」
KP では御冬は鍵を受け取ろうと貴方に手を出しますね。
春田 秋従 「もしまた落とされるのが不安でしたら預かっていましょうか?」
告夏 御冬
「いえ、大丈夫ですよ。
大切なものですから……返してくださいな」
春田 秋従 「わかりました、どうぞ」
告夏 御冬
「ありがとうございます」ポケットに入れてしまいますね
「それじゃあ、戻りましょうか?」
春田 秋従 頷きます
KP
それではあなた方は来た道をもどって、先程の家までたどり着くでしょう。
御冬は秋従さんを居間にあげ、普段秋従さんが来そうな衣服とタオルをどこかから用意し渡した後、しばらく思案すると
告夏 御冬
「えーっと……私は渡り廊下で着替えますね。
終わったら出てきてください」と渡り廊下に出ていく。
春田 秋従 「渡り廊下でですか?お部屋で着替えられては」
告夏 御冬
「えっ…!?」
「い、いえその……
は、はずかしいので…? あっ、えっと、お、奥のお部屋で!」
s1d100<=35 秋従さんの心理学 (1D100<=35) > 73 > 失敗
【心理学情報】
なんだかわからないがやたら焦っている。
照れている…?
KP 御冬が立ち去った後、再び【目星】あるいは【幸運】を振ることができます。
春田 秋従 (余計なことを言っただろうか)
KP どうぞ!
春田 秋従 CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 24 > 成功
KP
すごーい! では…
食卓の下になにか光るものを見つけます。
春田 秋従 のぞき込みます
KP
では、先程川で見つけたものと同じような鍵を見つけます。
こちらはどこか古びているような印象を受けます。
春田 秋従 (これも告夏様のものだろうか?どこの鍵だろう)
KP 貴方が拾った鍵を棚の鍵穴に差し込んでみると、予想通り鍵が開く。
春田 秋従 (おお)
KP
【棚】
本の段:絵画や宗教の本のほか、薬学系の本が含まれていることもわかる。
【図書館】と【目星】を振ることができます。(別情報
薬の段:【薬学】【医学】を振ることが出来る。(同情報
春田 秋従
(ここを告夏様が用意したと仰っていたが、一応危険物がないか調べておこう)
CCB<=65 【図書館】 (1D100<=65) > 10 > スペシャル
CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 11 > スペシャル
KP
【図書館情報】
【夢見る人の罠】を開示します。
KP
【夢見る人の罠】(基本ルルブp291参照)
呪文の使い手は、体から離脱している特定の人間の魂を引き寄せることができる。
呪文をかけるためには20分の時間と8MPと1正気度ポイントが必要である。
POW対抗ロールに成功した場合、魂は呪文の使い手の下に引き寄せられ、魂の自由を奪う呪文の影響を受ける。
KP
【目星情報】
【手記】を発見する。
KP
【手記】
御冬の筆跡で、日常等がつづられているが、最後のあたりの下記のページが目に入る。
4月26日
どうして、どうして秋従くんが死ななきゃいけなかったの?
どうしてわたしが秋従くんを奪われなきゃいけないの。
諦められるはずが、ない。
4月27日
あの人が言っていた、奪われたのなら取り返せばいい。
その心づもりがあるなら、捧げるものをそろえる気があるなら手を貸してやると。
…腹が立って仕方がない。きっとあの人は、あの子にも同じことを言ったのでしょう。
それでも、なんとしても取り返したい。許せるはずもない。
春田 秋従
(なんだこれ)
(死んだ?僕が?)
KP 本の段の情報は以上ですね。
春田 秋従 CCB<=41 【薬学】 (1D100<=41) > 35 > 成功
KP
【薬学情報】
強力な即効性の睡眠薬が瓶のうちに含まれていることが分かる。
棚の情報も、以上ですね。
ポケットに…!? ど、どうぞ……?
春田 秋従 いくつかポケットに忍ばせます
KP それでは、うまく服の中に隠し持つことができます。
春田 秋従
なんだか嫌な予感がするので
棚の扉を閉めて鍵をかけます
KP
はい、問題なく鍵を閉めることができました。
貴方が着替え終えた頃、御冬も服を着替えた状態で居間に戻ってくる。
着替え終えた様子の貴方を見て、渡り廊下の向こうを指す。
告夏 御冬 「よかった、ピッタリそうですね」
春田 秋従 「はい、ご用意してくださってありがとうございます」
告夏 御冬
「いいえ、気にしないでください」
「それじゃあ、お茶とお菓子出しますからひとまず客間に通しますね。
……ついてきてくださいな」
春田 秋従 ついて行きます
KP
【客間】
障子を開けると、そこはこの空間の中でも際立てて立派な畳の間だった。
黒檀の机に、紫の座布団。軸と花がと整えられ、奥の部屋に続くと思われる襖は閉ざされているが、美しい竹林の絵が描かれている。
御冬は秋従さんを花と軸の向かいとなる上座に座らせると、
告夏 御冬 「お茶とおやつを用意してくるから、ちょっと待っててくださいね」
KP と、席を外す。
春田 秋従 (お手伝いさせていただけないのか)
KP 探索場所:花・軸・障子・襖
KP
【花】
菜の花が美しく活けられている。
春田 秋従 (菜の花が好きだと言ったかな?)
KP
【軸】
何か背の高い記念碑のようなものが描かれている。
【目星】を振ることができます。
春田 秋従 CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 67 > 成功
KP
【目星】情報
その天辺は一対の大きな翼のようなものが生えあがっている。
言いようのない嫌悪感を感じ、
0/1d3のSANチェック。
春田 秋従 CCB<=47 【SAN値チェック】 (1D100<=47) > 1 > 決定的成功/スペシャル
KP 軸の情報も以上です。
春田 秋従 (変な軸だなあ)
KP
【障子】
渡り廊下に続いています。
春田 秋従 渡り廊下に出ます
KP
貴方が渡り廊下に出ようと障子に手をかけたところで、その障子をあけて黒い喪服の男が客間にどかどかと入ってくる。
ひどく容姿の整った、黒い喪服の黒髪の男だ。
彼は貴方を視界に入れると、知己の友を見つけたかのように破顔して、このように声をかけにこにこと向かい側に座る。
喪服の男 「やあやあ、少しぶりじゃあないか!」
春田 秋従 「すみません、どちらさまでしたっけ」
喪服の男
「ええ、僕がだれか忘れちゃったの?
あんなに助けてあげたのに、心外だなあ」
春田 秋従
「ちょっと最近記憶障害が出てるみたいで、なにでお世話になりましたっけ」
「告夏様のお客様でしょうか」
喪服の男
「ひどいなあ。
告夏御冬を助けるために、僕は”君に”手を貸したじゃないか」
春田 秋従 「告夏様を?」
喪服の男
「そうそう」
「まあ君はそれ以外にも色々忘れちゃっているだろうからね、
せっかくだから中途半端に応援してあげるよ!」
「さあ、気になることを何でも聞いてごらんよ!」
春田 秋従 「中途半端にというところが気になりますが、ありがとうございます?」
喪服の男 「いやいや、気にしないでいいって!」
春田 秋従 「ではまず、僕の記憶が曖昧になっている間、告夏様に何が起こったかご存じですか?」
喪服の男
「さあ…?
きみがいま想像しているようなことが起きたんじゃない?」
「でもそうすると……今ここにいる彼女は誰なんだろうね?」
春田 秋従
「告夏様は告夏様です」
「僕は死んだんですか?」
喪服の男
「うーん、きみがそう思うなら、そうなんじゃない?
…それじゃあ、今ここにいる君は誰なんだろうね?」
春田 秋従
「僕も僕だと思うんですが、どうなんでしょうね」
「ここはどこだかご存じですか?」
喪服の男
「そう、きみはきみだし、告夏御冬は告夏御冬だね」
「ここは告夏御冬の夢の中であり、僕の間借りしている部屋だよ」
「ここがこれだけちゃんとした秩序をもって、君がここにいるのはひとえに僕のおかげだね!」
春田 秋従
「そうなんですか…」
「僕はどうもあなたがちょっと余計なことをしてしまったんじゃないかと心配なんですよね」
喪服の男
「そんなまさか!
僕はちょっと手を貸しただけだって、ほんとほんと」
春田 秋従 「なんだか告夏様が僕の為になにか無理をされたような気がするんです」
喪服の男
「……無理、ねえ。
どうだろうね?」
「……僕はね、君たちどちらも超絶面白いと思って手を貸したけど、
敢えて甲乙つけるなら、それは口火を切ったほうが面白いって思ってるんだよ」
KP ……というと、喪服の男は【記憶を曇らせる】の書かれたメモと【期間限定:エビ団子餅】をあなたに渡す。
KP
【記憶を曇らせる】
ルールブックに載っている内容で、記憶を曇らせるについては即座に習得が可能。
この呪文の対象になったものは、ある特定のできごとを意識的に覚えていることができなくなる。この呪文をかけるためには、1d6のMPと1d2正気度ポイントのコストがかかる。
呪文の使い手と対象のMP対抗ロールによってこの呪文の成否は決定される。
喪服の男
「だからこれは餞別。
まあその食べ物、僕が現世に出張した時に買ったきりで賞味期限は一年くらい切れてるけど味はおいしいんじゃない?」
「奥の間に行って、彼女がやろうとしていることを見に行ってもいいだろう」
「今から彼女のところに行って、何も知らないまま真意を問いただしたっていいだろう」
「あるいは彼女におとなしくもてなされるのも、君の本意かもしれないね」
「残り時間は少ないよ。どうか悔いのない半生を」
KP
言いたいことを言った後、喪服の男は立ち消える。
一人あなたは客間に取り残されたが、今まで時と息を止めていたかのようにどっと疲労が貴方を襲う。
春田 秋従 「本当に言いたいことだけ言っていなくなったなあの人…」
KP
自由に移動することが可能です。
ただし、あと一つの空間を調査後、クライマックスパートに突入いたします。
食べ物の賞味期限は一年ほど前のものになっています。
春田 秋従
「おいしいのかなこれ」
(きっとこのままここで待っていても良いことが起こらないだろう)
KP
では秋従さんは記憶を曇らせるの呪文を覚えました。
選択肢としては、
御冬に会いに行く、ここで待つ、ふすまの向こうの部屋に行く
のどれか、といったところでしょうか。
春田 秋従 奥の間に行きます
KP
【仏間】
襖を開けると、これまでの空間とは打って変わり、薄暗いひんやりとした空気が貴方を迎える。
どうやら仏間となっており、仏壇が据えられており、その傍らには立派な盆提灯が吊られている。
ここに入ってから一度も挙げていないはずの線香が、くゆりと煙を立ち昇らせていた。
しかしそれよりあなたの目を引くのは――――白い箱だ。
人一人入るほどの大きさの白い箱。何の装飾もされていない。
故人を祀るはずの空間に余りに不自然なそれは、誰かの訪れを待っているかのように仏壇の手前に鎮座していた。
KP 探索場所:仏壇・線香・白い箱
KP
【仏壇】
貴方が見慣れているかもしれないし見慣れていないかもしれない、立派な昔ながらの仏壇だ。
【知識・オカルトなど】、【アイデア】を振ることができます。(別情報
春田 秋従
CCB<=85 【知識】 (1D100<=85) > 71 > 成功
CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 84 > 失敗
KP
【知識・オカルトなど】情報
やや仏壇にしては配置が高いと感じる。
また、黒檀で作られているかと思われたそれはヒノキを塗り加工して作られており、まるで故人を祀る仏壇ではなく、神を祀る神棚のようだと感じる。
春田 秋従 CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 91 > 失敗
KP
クリチケ 3→2
では、仏壇の情報はひとまず以上です。
【線香】
心地のいい植物性の煙を立ち上げており、初めにかいだ匂いはこれであると感じる。
また、なぜかどのように手を加えようとこの線香の煙が消えることはない。
【知識・オカルト】を振ることができます(同情報
春田 秋従 CCB<=85 【知識】 (1D100<=85) > 58 > 成功
KP
【知識・オカルト】情報
線香は「魂をこちら側に呼び寄せるために立ち上げるもの」という知識を思い出す。
線香の情報は以上ですね。
【白い箱】
装飾された空間に不釣り合いで、それが逆にその美しさを引き立てるかのような白い箱。
蓋を開くことができる。
蓋を開くと菜の花が底に敷き詰められている。
半ば身構えていたようなおぞましい、あなた、あるいは御冬の死体はなく、空洞だ。その代り、一枚の紙がぽつんと入っていた。
【棺の中の契約書】
明朝体で刷られた見た目上の変わった特徴はない契約書だ。
KP
【契約書】
告夏御冬 は 春田秋従 を此岸に呼び戻すために、邪神ニャルラトホテプに下記を納品する。
・納品物 清らかな魂ひとつ
※清らかな魂を納品するにあたり、下記要件を満たすこと
①川での禊を行うこと
②ふしだらな方法でよみがえったことのない魂であること
③現世の食べ物を食べさせないこと
④当祭壇に上記要件を満たす魂の死体をささげること
※※※※※※※※※※※※※※※※※署名:告夏 御冬
KP 【棺の中の契約書】を見た後、【アイデア】ロールをどうぞ。
春田 秋従
(なるほど、邪神)
CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 50 > 成功
KP
あなたはその契約書に見覚えがある。
いや、よく似たものに見覚えがある。
つい先ほどあった喪服の男から、あなたは契約書を手渡される。
ああ、なんとしても、なんとしても御冬を助けなければ、自分の手元におかなければ。
そのためなら、よその都合など知ったことだろうか。
ましてや、御告夏冬を守ることができなかった自分の魂など―――あなたは、自分ではない自分の魂を男に手渡し、そうして黄泉がえりを行うための悪魔の契約に署名する。
―――以上の情景をフラッシュバックによって思い出したあなたは、
0/1d6のSANチェック。
春田 秋従
CCB<=47 【SAN値チェック】 (1D100<=47) > 64 > 失敗
1d6 (1D6) > 6
CCB<=47 【SAN値チェック】 (1D100<=47) > 49 > 失敗
KP クリチケ 2 → 1
春田 秋従 1d6 (1D6) > 3
system [ 春田 秋従 ] SAN : 47 → 44
春田 秋従 1d10 (1D10) > 10
KP
では、白い箱の情報も以上になります。
契約書を所持できます。
貴方が客間を出ようとすると、ちょうど御冬が渡り廊下を渡って戻ってくるところでした。
彼女はお茶とお菓子を運んで客間に上がる。
告夏 御冬 「ごめんなさい。少しだけお待たせしちゃいましたね」
春田 秋従 「おかえりなさい」
告夏 御冬
「ええ、ただいま」
「ほら、お茶とお菓子をどうぞ」
春田 秋従 「告夏様、一つ確認したいことがあります」
告夏 御冬 「……はい、なんですか?」
春田 秋従 「エビ団子餅、なるものを食べたことがございますか」
告夏 御冬
「エビ団子餅……ですか?
なんだか秋従くんが好きなものを全部詰めたって感じですね…?」
「そんな食べ物が…?」
春田 秋従 「ええ、実は今ここに」
告夏 御冬 「……そ、れは… どこで…?」
春田 秋従 「僕の好物のキメラのような食べ物なので食べてみようかと思うんですが、怖いので告夏様にも一緒に食べていただきたいんです」
告夏 御冬 「……」
告夏 御冬 CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 13 > 成功
告夏 御冬
「で、でもそれは……
あ、ほら、賞味期限がずうっと前に切れていますよ」
春田 秋従 「でも、こんな機会もうない気がするんです」
告夏 御冬 「そんなものを食べたらお腹を壊してしまいますよ」
春田 秋従 「お願いです」
告夏 御冬
「ね、捨てておきますから…」
「……私は食べません。
貴方にも食べさせない」
春田 秋従 「どうしても?」
告夏 御冬
「ええ、どうしてもです。
譲れません。ほら、それを渡してください」
春田 秋従
半分食べます
もぐ
KP
ほほう…… 了解です。
貴方がその食べ物を口に含むとその食べ物は焼けるように熱い。
不浄だ。
不純だ。
あなたの胃は、魂は、受け入れることを拒否するが、それでもあなたの理性は何とかそれを飲み下す。
すると、貴方の手はまるで腐敗を始めたかのようにどす黒く濁り始めた。
告夏 御冬 「………!」
春田 秋従 「告夏様」
告夏 御冬
「……あ、あぁ…… そう、ですか……」
「やっぱり、どうあがいても、貴方には……かなわないですね」
「...そんなところまで、似てなくたっていいのに」
KP ふらふらと幽鬼のように揺らめいて、御冬はぞっとするような笑みを浮かべる。
告夏 御冬
「...それでも、それなら。
ここに魂はもう一つあるんです」
春田 秋従 「駄目ですよ」
告夏 御冬
「あなたなんか、私のことをずっと引きずってしまえばいい」
「ーー後始末くらいしておいてくださいね?」
KP
DEX*5で、止められるかどうか、どうぞ。
そうして彼女は隠し持っていたナイフを自分に向ける。
春田 秋従 CCB<=55 【投擲】 (1D100<=55) > 6 > スペシャル
告夏 御冬 「っ……!」
KP では、貴方の投げた皿が御冬の持っていたナイフにあたり、御冬はナイフを取り落してしまうでしょう。
告夏 御冬
「どうして…!!
死んでくれないなら、どうして死なせてくれないんですか…!?」
春田 秋従 「そんなことしてはいけません、あなたが止めたんです」
告夏 御冬
「……違う! 私は…… 貴方は私の秋従くんじゃない…!」
「私のそばで…… 笑っていてくれたあの子じゃない…」
春田 秋従 「僕は僕です」
告夏 御冬
「違います!」
「秋従くんはがらんどうの抜け殻になった、私の目の前で!」
「そうしたら、あの男が、「春田秋従さんの命を奪ったお前の魂を対価に生き返らせればいい」と――」
春田 秋従 「あの男ですか、あの男」
告夏 御冬
「どうして、
よりにもよって、
私の元に居た秋従くんを奪ったんですか」
春田 秋従 「たちが悪い、やっぱり余計なことをしてるじゃないか」
告夏 御冬
「あの子と同じ顔で、同じ声で、同じ仕草で、どうして平然と生きてるんですか」
「どうしてそうやって、私の胸をかきむしるの……」
春田 秋従
「僕がもし貴女の春田秋従じゃなくても、それでも貴女は僕の大事な人だと思います」
「だから死んでほしくありません」
告夏 御冬
「それじゃあ、どうして秋従くんを私から奪ったの?」
「貴方が誰よりも、私があなたなしじゃおかしくなるって、わかってるはずじゃないですか」
春田 秋従 「すみません」
告夏 御冬 「とっととそのお茶を飲んで私に殺されて、貴方が奪ったものを、私に返してくれればよかったのに……」
春田 秋従 CCB<=55 【組み付き】 (1D100<=55) > 97 > 致命的失敗
KP
では……貴方が御冬を取り押さえようと肩を掴んだところで、先程投擲した皿を踏んでしまいます。
つるり、と滑って、転んでしまう。
そのすきに、御冬はナイフを手に取ります。
そうして彼女は、ざくり、と自分の身に――。
何度も。
何度も何度も何度も何度も。
血反吐を撒き散らしながら彼女は畳に崩れ落ちた。
その目は貴方を見ているが、貴方を捉えてはいない。
春田 秋従 「ああ」
告夏 御冬 「――――」
KP きっと今、彼女は彼女にとっての貴方を見ているのだろうと、貴方は悟る。
告夏 御冬
「ごめん、ごめんなさい。
最後までそんな顔ばかりさせてしまって」
春田 秋従 「そんなことをしなくても一生引きずっているのに」
告夏 御冬 「…お帰りなさいって、いいたかった……よ、秋従、く…」
KP
春田 秋従 「どうして」
KP 御冬の瞳はゆらゆらとして、今にも光を失いそうだ。
春田 秋従 抱き上げます
KP では、ぐったりと力の抜けた御冬の体を、貴方は軽々持ち上げることが出来るでしょう。
春田 秋従
「あなたにこれっぽっちも返せていなかったのに」
「絶対に死んでほしくなかったのに、幸せになってほしかったのに」
「どうしてこんなことをしてしまったんですか御冬さん」
告夏 御冬 「……あきより、くん…」
春田 秋従
「僕だっておかえりなさいと言いたかっただけだったのに」
「御冬さん…」
どうしてこんなことになってしまったんだろう
どこでまちがえてしまったんだろう
KP
御冬の身体を抱き抱えたまま、最後までここに居ますか?
(棺桶にいれることもできます)
春田 秋従 動けないです
KP
貴方の声を聞いて、御冬は数度瞬きしたかと思うと、静かに息を引き取った。
その体は煙となって線香は燃え尽き、最後の煙が立ち消える。
主を失った空間は歪み、線香の煙は立ち消え、貴方の意識も重たく鈍り始める。
膝をつく。
・
・・
・・・
目を覚ます。
いつもの御冬の部屋。
過剰なまでに冷房が効かされている。
貴方は自室のベッドにもたれかかるように眠り、そうして御冬自身のベッドで御冬が身を起こす。
御冬はぼんやりと虚空を眺めた後、貴方を見やる。
告夏 御冬 「……… …?」
春田 秋従 「御冬さん?」
KP 常ならざる貴方の表情を見て取り、貴方をいたわるように、詫びるように声をかける。
告夏 御冬
「秋従くん……?」
「その顔、どうかしたんですか?」
「涙の… あとが…」遠慮がちに頬に手を伸ばす
春田 秋従 「生きてるんですか」
告夏 御冬
「……? え、ええ…?」
「ごめんなさい。
……何も覚えていないんだけれど、きっととんでもない迷惑を、かけたんですよね…」
春田 秋従
「おぼえてないんですか…」
「酷い悪夢を見ていました」
告夏 御冬
「何も……覚えてなくてごめんなさい、そんな顔させてごめんなさい…」
s1d100<=35 心理学 (1D100<=35) > 41 > 失敗
【心理学】情報
詳しい内心はわからないが、貴方をひどく心配していることがわかる。
「ああ、そうなんですね……。
それはいけないわ…」
「えっと……私に、何かできることはありますか?」
春田 秋従 「御冬さん、二度と刃物を持たないでください」
告夏 御冬 「えっ…!?」
春田 秋従
「今後も料理は僕が作ります、週5というお話でしたけど週7でいかがでしょうか」
「絶対持たないでください!」
告夏 御冬
「えっえっ…!?
私、怪我かなにかしましたっけ…?」手のひらを見てみるがそんな傷はない
「わ、わかりました…!」
春田 秋従
「持ったら僕は大声で泣きわめきますのでよろしくお願いします!」
「よし!」
告夏 御冬
「ええっ!?
で、でもあの… ハサミとかはいいですよね…?」
春田 秋従
「……」
「……」
告夏 御冬 「だ、だめ…?」
春田 秋従 長考
告夏 御冬 どうして…
春田 秋従
「こう、刃先の丸いやつとか買ってきます」
「じゃあ朝ごはん作りますね!」
告夏 御冬
「え、ええ……?
もう、お家にあるけど…!?」
「あっ、はい、お願いします…?」
春田 秋従 「たくさんもてなされて調子が狂ったと言いますか」
告夏 御冬 「もてなされる…? どこかに行ってきたんですか?」
春田 秋従 「まあお待ちください御冬さん、めちゃくちゃお世話したい気分を汲んでいただけるとありがたいです!」
告夏 御冬
「……でも、やっぱりひどい顔をしているわ。
何も、できなくて……ごめんなさい、でも……おかえりなさい」
「ええ、今日も……よろしくね、秋従くん」
春田 秋従
「はい、ただいまです御冬さん」
「御冬さんも、おかえりなさい」
告夏 御冬 「……? ええ、ただいま…!」
KP
ああ。
自分は自分の狂気のために自分を捧げ、彼女は彼女のエゴのために命を捧げようと禁忌を犯した。
きっと自分の選択も彼の選択も間違っている。
それでもその過ちの結果、まだ自分は彼女を喪わなくてすんでいるのだ。
その選択をあなたがどう飲み下すかはあなたに委ねられるが、それでもあなたは彼女と今日を歩いていく。
CoCシナリオ
「馬鹿参り」
【ED2 馬鹿二人】
シナリオクリアです。
お疲れ様でした。
※SAN報酬※
平行世界Aの秋従さん生還 1d6
春田 秋従 1d6 (1D6) > 1
system [ 春田 秋従 ] SAN : 44 → 45
KP
【真相】
今回PLが操る平行世界Aの秋従さんは御冬を喪い、不定の狂気(健忘症・御冬への執着)を発症した。
秋従さんは邪神の手を借り御冬の復活を試みる―――、別の世界、平行世界Bの秋従さんの魂を対価に。
犠牲となった平行世界Bの秋従さんの喪に服す御冬は、邪神よりこの顛末を入れ知恵される。
御冬に、邪神は囁く。
「同じことをやり返せばいい。
向こうのお前の魂は、残念ながら”お手つき”だ。
それなら、お前の大事な人を奪ったあいつの魂を対価に、呼び戻せばいいんだよ。」
あなたは、邪神に君の魂を捧げるべく、平行世界Aの秋従さんの魂を自らの見る夢に引き摺り下ろす。
あなたは、君をつつがなく食うためにどんな嘘でもつく。
嘘が露呈した暁には心のままに喚き散らし、或いは懇願し、貴方に刃を向けるだろう。
【御冬について】
平行世界Bの御冬。平行世界Aと平行世界Bは殆ど同じ世界線であるため、踏破したシナリオの話なども御冬は理解している。そのため、「御冬はここにいる秋従さんを寂しくて蘇らせた」と思わせるために、適当に話を合わせてくる。
平行世界Bの秋従さんの魂を奪った秋従さんを憎悪する一方で、親しい秋従さんと殆ど同じ貴方に対して、情を捨てられずにいる。自分に不利になる情報は隠し、そうでない情報については正直に答える。
任意の場所で【心理学】に成功した場合は、秋従さんへの愛憎どちらも表現するといいだろう。
また、秋従さんが御冬に対して本当に自分の知る御冬か疑念を抱いた場合、基本的に確信を持つことはない。
ただし、【アイデア】成功などで「限りなく自分の知る彼に近いが、どことなく、言葉にもできないような雰囲気が彼のまとうものと違うと感じる」などと描写するとよいだろう。
【喪服の男について】
平行世界Aで御冬の蘇生に手を貸し、平行世界Bの御冬に平行世界Aの秋従さんの所業を密告した邪神ニャルラトホテプである。
せっかくだからと面白いものを見るために、秋従さんに中途半端に救いの手を伸ばそうとしている。
【成長チェック】
投擲 1
マーシャルアーツ 1
薬学 1
組付 1
図書館1
目星 7
心理学 2
クリチケ 1
春田 秋従
CCB<=55 【投擲】 (1D100<=55) > 21 > 成功
CCB<=41 【マーシャルアーツ】 (1D100<=41) > 69 > 失敗
1d10 (1D10) > 3
CCB<=41 【薬学】 (1D100<=41) > 84 > 失敗
1d10 (1D10) > 10
CCB<=55 【組み付き】 (1D100<=55) > 49 > 成功
CCB<=65 【図書館】 (1D100<=65) > 54 > 成功
CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 28 > 成功
CCB<=35 【心理学】 (1D100<=35) > 70 > 失敗
1d10 (1D10) > 3
1d10 クリチケ分 (1D10) > 9
投擲に+9