扇風機を付けたら家が発進した

メイン

祭九郎 CCB<=60 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=60) > 15 > 成功
幸先がいい! でもお前のメンタルで生き残れるのか。そもそもお前のRPができるのか!
今夜、家が発進する――

KP じゃあまず自己紹介をお願いします

祭九郎 はい! 祭九郎、30歳、因習村の出身です。
小さい頃からこの村に住んでいますが、この村の因習で大切な人を消されたのでこの村が嫌いです。
家にいるのはもう自分だけなんで家がどうなってもいいです

KP そうですか、素晴らしいですね!
でははじめていきましょう、
CoCシナリオ
「扇風機をつけたら家が発進した」

祭九郎 いえーい!(家だけに

KP は?
■導入
時期はまだ残暑を残す頃。じりじりと熱があなたを苦しめる。
窓を開けていても ろくに風は入ってこない。

祭九郎 窓っていうか縁側に居ると思います
「ふ~やれやれ、今日のテレビ修理も大変だったな。まあ用心深いあの人の家にカメラを仕掛けることに成功したのは僥倖だった…」
「しかし暑いな、風もないし…」

KP 暑い。しかしエアコンをつけるほどでもない。
そう思ったあなたは、そろそろ片付けてしまおうか迷っていた扇風機のスイッチをONにする。
すると家が発進しました。SANチェックです。

祭九郎 来たよ。何???

KP ▷SANC:1 or 1d3

祭九郎 CCB<=60 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=60) > 42 > 成功
まじかよ

system [ 祭九郎 ] SAN : 60 → 59

祭九郎 「!? な、なんだ・・・!?」

KP まあ驚くよね
今現在のあなたの家とあなたの状況描写です。
地割れのような音と共に、微かな振動を感じる。
窓もなく開け放たれていた縁側からは強風が吹き込んでいる。
しかしこれは、ただ外の風が強まった訳では無いことはすぐに察するだろう。
そう、外の景色が流れているのである。

祭九郎 見りゃわかる(縁側にいた人)

KP 窓の外からは風だけでなく、人々の悲鳴、車のブレーキ音、木々のなぎ倒される音が流れ込んでくる。
家の中は発進した時の衝撃、続く振動、吹き込む風によって滅茶苦茶になっている。

祭九郎 これオレもただじゃ済まないな

KP このままだといずれは人間を轢き殺してしまう。
それどころか既にこの家が通った轍にはなにも残ってないのではないだろうか。

祭九郎 この村大っきらいだから願ったり叶ったりなんだが…

KP あなたは家が発進したとて、探索者なのだ。することは一つだ。
行動しないと言うのならば、この日本列島を駆けずり回ったあなたの家は、
やがてこの島国を囲う海にその身を投げるだろう。

祭九郎 えっそれは困る

KP 以下を調べることができます
外の様子
扇風機
家の中
探索終了

祭九郎 じゃあ外はどうなってんのかなと思って外を見ます。

KP 縁側から外を見る。破壊音に紛れて色々な音が風と共にあなたの家へ流れ込んでくる。

祭九郎 風ってかいろんな破片が飛んできそうだが…?

KP なんだよDEXか回避ふるか? 破片に当たると1d3のダメージにするか?

祭九郎 やってみたほうがいいような気もするけどやめておく…

KP ふむ。では以下の場所を調べることができる
(!)進行方向に対し前方の縁側
(!)進行方向に対し横の縁側
(!)進行方向に対し後方の縁側
(!)外の様子は見ない

祭九郎 俺んち全方位縁側なの?
まあいいや… うーん、後方の縁側を見ようかな。危険が少なそう

KP 外の様子をうかがうため、窓に近づく。
そこに広がるのは、まるで竜巻が通ったかのような凄惨な光景だ。

祭九郎 やったぜ…!

KP ココでアイデアを振ってください

祭九郎 CCB<=65 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=65) > 55 > 成功

KP □アイデア(破壊された憐れな街並み)
あなたの家が通ったその道には、恐怖に顔を歪める人々。泣き叫ぶ子供。嘆き絶望する大人。
何年もローンを残されているであろう、倒壊した家屋、車。
あの日友人を連れて行った祭壇、大切なものを閉じ込めた土蔵――
そのひとつひとつに罪悪感を覚える暇はなく、
なおもそんな不幸をあなたの家は産み落としているのだ。
▷SANC:1 or 1d2

祭九郎 CCB<=59 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=59) > 52 > 成功
オレが、俺達の家が…この村を……!
子どもたちに罪はない、あの大人たちにもきっと罪はない。けれどそれよりも、オレはこの村が悪い そんな感じです。

KP そうか

system [ 祭九郎 ] SAN : 59 → 58

KP それでもSANは1減ります
前方と横の縁側も調べられますがどうしますか?

祭九郎 せっかくだし今度は反対側の縁側を調べてみようかな

KP では前方の縁側
家の進む先には逃げ惑う人々。悲鳴。自分の運命を悟ったかのような物憂げな佇まいの民家。
そのひとつひとつに感情を向ける間もなく、それらをあなたの家は蹴散らしていく。
はーいアイデアの時間よ~

祭九郎 CCB<=65 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=65) > 72 > 失敗
何だと…

KP ではただただ、逃げ惑う人々と、破壊される村の悲鳴が聞こえるのみです。

祭九郎 だいぶ大事だけどな
じゃあ横も見ておく

KP はい、横の縁側
窓の外を景色が流れていく。
さながら、車窓と言ったところだろう。

祭九郎 車窓ではないだろ

KP ココで目星を振れます

祭九郎 CCB<=60 【目星】
Cthulhu : (1D100<=60) > 43 > 成功

KP 目星(破壊を免れた街並み)
おやおや、人が逃げ惑っておるわ。
そこには数人の人が、嘆き、怒り、泣く姿がある。
今のあなたは、その指ひとつで罪なき人々を蹂躙した悪魔そのものなのだ。

祭九郎 オレじゃないけどぉ!?

KP ▷SANC:1 or 1d2です

祭九郎 CCB<=58 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=58) > 40 > 成功
余裕のSANチェック
「くくく、ははは、はーっはっはっは! ざまあみろ、こんな村滅びてしまえ!」と叫びます

KP この状況は一体何なんだろう…
では次に扇風機と家の中を調べられます。探索を終えることもできます

祭九郎 いやいや、とりあえず元凶たる扇風機を見ます。
「おいおいあの扇風機一体どんな仕掛けだ…? 家族がみんな生きていた頃から使っていた年代物の扇風機なんだが…?」

KP はい、では扇風機
扇風機の羽根からは突風が吹き荒れている。

祭九郎 やべぇな

KP 目星、振ってどうぞ

祭九郎 CCB<=60 【目星】
Cthulhu : (1D100<=60) > 45 > 成功
よし、これを外したらやばかったような気がする

情報

KP 扇風機の羽根
扇風機の羽が異常と言っても差し支えないほどのスピードで回っている。
このままであれば扇風機を分解することも、修理することもできないだろう。
しかし、おそらく家が発進したのは、この扇風機が原因ではないだろうか。

メイン

祭九郎 おそらくも何も
「くっ、このままでは何もできない! 村が蹂躙されるのを見ているしか無いってのかよ!」

KP その顔は?

祭九郎 満面の笑みです

KP 罪のない人も被害にあっているんですよ

祭九郎 まあこのまま村に暮らしていてもそのうち被害にあってただろうし…

KP 家に轢き殺されるか村に殺されるかってことですね
では家の中も見ることができます。

祭九郎 見られるなら見よう! 家には動きたいだけ動いてもらおう

KP 悪いやつだ

祭九郎 悪いのはオレではなく家なので

KP では家の中
扇風機の風が当たる壁は所々崩壊を始めている。
部屋の中は物が散乱し、酷い有様だ。

祭九郎 !? まじかよ。家族と暮らした思い出が破壊されるのは堪えるな…

KP もしかしてお前、”家だけはどうなっても良くない人”だったんじゃね?
そんな中、初めから電源を入れていたのか、家が発進した際の何かの拍子なのか。
テレビモニターには緊急ニュース速報が流れている。

祭九郎 すごくない? 配線どうなってんの…? いや今更だな(扇風機をチラ見

KP しかし外からの破壊音や悲鳴等で、テレビの音が聞き取りづらい。
ここでテレビに対して聞き耳振れます

祭九郎 よしきた
CCB<=60 【聞き耳】
Cthulhu : (1D100<=60) > 11 > スペシャル

KP 成功するねえ
「ご覧下さい!誠に信じられはしませんが、なんと、1件の家屋が、村を破壊しながら猛スピードで進行しています!」
女性リポーターのこの世の終わりを知らせているかのような表情、そして声色。
それに負けじと街の人々は泣き、叫び、絶望をしている。
まるで終焉の時が来たかのような村の有様に、あなたもまた、絶望するのかもしれない。
▷SANC1or1d3です

祭九郎 CCB<=58 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=58) > 4 > 決定的成功/スペシャル

KP うわ 外道

祭九郎 まあにこにこしてるんだろうな

system [ 祭九郎 ] SAN : 58 → 57

祭九郎 そんなことよりこの村にテレビが来てたのかよ 結構大きい村だったのか?

KP テレビが来るような場所で因習を継承するガッツのある村ですね

祭九郎 滅ぼしがいがある

KP このままだといけない。
あなたは扇風機のコンセントを抜く。
止まりはしないがほんの少し羽根の回転が弱まる。

祭九郎 (別にいいんだけどな)

KP まあ村はほぼほぼ轢き潰してそろそろ村の外に進出しようかという段階なので
村の外にまであなたの家の悪評が広まるのは良くないのでは?

祭九郎 まあ・・・そうか…… ?

KP 電源が抜かれた扇風機、しかし今だに羽根は驚異的なスピードで回転している。

祭九郎 電気で動いてるわけじゃないのか…?

KP その時、家が大きく揺れると共に、一際大きな音がした。
咄嗟に顔を上げたあなたは、高速道路を支える足の1本を家が破壊した事に気づくだろう。
遠ざかる瓦礫、遠ざかるブレーキ音。
脳裏に巡るのは、高速道路で起きる凄惨な事故の様子だ。
▷SANC1or1d3です

祭九郎 (高速道路はじめて見た…)

KP まじで?

祭九郎 CCB<=57 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=57) > 41 > 成功

KP ではあなたは高速道路については話に聞いたことがあるだけでピンとこなかったが、なにか大事なものを壊してしまった事はわかったんだと思います。

祭九郎 「なんてことだ、村の外にまで被害が…」

system [ 祭九郎 ] SAN : 57 → 56

KP 進行方向のその先、そこには青い、青い、大きな水溜りが見える。そう、海である。
このままだとあなたは家と共に海へ沈むことになる。
それは避けたいだろう。

祭九郎 海に到達するまでが早え!
まあこのままだと溺れるだろうし…

KP 扇風機を修理しなければ命はない。

窓の外に迫りくる海を見たその視線は、再び扇風機に下ろされる。

祭九郎 「……!」

KP 機械修理、どうぞ!

祭九郎 うおおおお!
CCB<=70 【機械修理】
Cthulhu : (1D100<=70) > 54 > 成功
よし!

KP あなたは自身の知識と技術でその扇風機を修理しようと調べる。
しかし扇風機にはどこも異常はない事が分かる。

この扇風機を止めるには、もう破壊しかない。

祭九郎 ああ!?!?

KP 扇風機を破壊しなければ命はない。

あなたは目の前の悪魔に対して決意を固める。

祭九郎 www どういうことだよww
じゃあナイフを取り出して攻撃します

KP はい。

祭九郎 CCB<=59 【ナイフ】
Cthulhu : (1D100<=59) > 41 > 成功
成功しちゃったよ

KP 扇風機の羽根はやがて回転するのをやめ、それと共にあなたの家も速度を落とし、やがて停止した。
窓の外からはオレンジ色の光が見える。
どうやらもう夕方らしい。

祭九郎 めちゃくちゃ走り回ってたな
「はぁ、はぁ…とまっ…た…?」

KP そこには夕日に照らされ、水面にオレンジ色の宝石を散りばめた海が広がっていた。
やがて夜を迎える世界は、昼間の暑さが嘘のようだ。
波の音と共にあなたを撫でる風は、一連の騒動によって熱を持った体から、その火照りを奪い去っていく。
残るのは、心地のいい風と、波の音だけだ。

祭九郎 「これが、海……」

KP 海もはじめてみたのか

祭九郎 ええ、初対面です

KP あなたは平穏を取り戻したのだ。
今日も一日が終わっていく。
そして、この平穏はあなたの明日へ繋がってゆくのだろう。
もう家はないけれど。

祭九郎 村は?

KP 村ももう無いです

祭九郎 やったー!!! HAPPYENDじゃん!

KP 家族と暮らした思い出の家はいいんか?

祭九郎 破片くらいは残ってるだろ。それを拾います

KP 健気な男だよ
ではあなたはEND1に到達しました! 生還おめでとう!

祭九郎 ありがとうございます!

KP ■END1
生還報酬
1d10のSAN値回復

祭九郎 やったぜ!
1d10 【SAN回復】
Cthulhu : (1D10) > 9

KP わぁ 増えたね☆

祭九郎 まあストレス源の村が消えたのでそれでしょうね…

system [ 祭九郎 ] SAN : 56 → 65

KP ではシナリオクリアです! 生還おめでとう!!