193 にょき…
とある冬の日 とある寒い冬の日、あなたは『死体修復ができる技術を持つ人材』として依頼を受けることになる。
平野
「来てもらってすみませんね我部上さん」
「今回受けていただきたい依頼なんですが、まず大変申し訳ないんだが…黙ってこの書類にサインしてもらいたい」
我部上 静雅
「こんにちは、平野さん。
ああ……いえ。俺…… 私でお役に立てることでしたらなんでも、どこにでもいきますよ」
サインしながら……
「ええ、守秘義務のことはもちろん、わかってます」
全部書くよ。
平野
「詳しく話してやりたいのはやまやまなんですが、俺も上から貴方を依頼者のところに連れていくのが役目とだけしか伝えられていないもので」
「すみませんね、ご理解いただけてるようでありがたい」
我部上 静雅
「ははあ……なるほど、刑事さんまで?
それは……随分なんというか……」
平野 「よし、では行きましょう。一通りの道具はこちらで揃えてあるので。」
我部上 静雅 「ありがたい。じゃあ私は身一つで良さそうですね」
平野 「泊まり込みで行ってもらうことになるが、大丈夫ですね?」
我部上 静雅
「ああ、ご連絡頂いていた件ですね。
大丈夫です。家族にも伝えてありますから」
我部上 静雅 choice[実家住み,実家から遠くないとこで一人暮らし] (choice[実家住み,実家から遠くないとこで一人暮らし]) > 実家から遠くないとこで一人暮らし
平野
「まあ貴方なら心配ないとは思いますが……、家族にもこの件については一切漏らさないよう頼みますよ」
「言ってしまったらどうなるか俺にもわかりませんからね…」
我部上 静雅
「……? はあ……
わかりました、気をつけますね」
平野
「道も覚えてもらっては困るということで」
「すみませんね、少し我慢してもらいますよ」
我部上 静雅
「なるほど……」
流石に不穏すぎる……研究所とかなんかそのへんかなあ…
平野
「ここらへんで、この先道を進んでいくと依頼主の家があるそうです」
「あと、これも」
我部上 静雅
「ええ、ここから進んでいけばいいと……
……ん? なんですか?」
平野 そう言ってあなたの荷物の中からスマートフォン等の連絡手段を回収します
我部上 静雅 「……徹底してますね」
平野 「頃合いを見て迎えに来ますので、その時にお返しします。すみませんねほんと」
我部上 静雅
「いえ……
一体、どなたなんですかねえ……」道の先を見つつ……
ざくざくすすんでいきます
家の前についたら……そうですね、取り敢えずノックを…?
返事がない……
じゃあ…家の周りをぐるっとしてみる…?
なにか作業中とか…
鍵が開いているのであれば、ちょっと玄関を開けてみて、中の様子を伺いながら「すみません」と声をかけてみますね…
KP 一軒家の中に入れば薪ストーブか暖炉で暖を取っているのか、部屋中から煙で燻された香りがした。さほど広い一軒家ではなく、家具なども最低限しか置いていないようだ。
我部上 静雅
CCB<=60 【聞き耳】 (1D100<=60) > 68 > 失敗
玄関の中に取り敢えず入ってドアは閉めておきましょうね……
KP ふいに、探索者の背後から声が掛かる。しかし、その声はまるで喉を焼かれたかのように低く濁っていて、ひどく聞き取り辛いものだ。獣が唸っているかのようにも感じるだろう。声の質からして、どうやら男性の声のようだ。
男 「……よく、来てくれた」
我部上 静雅 「……!?」
男
「まずは振り返らずに、聞いてくれ。先に告げておこう。
俺は、人間ではない。人喰いの化け物だ。一昔前は、鬼と呼ばれていた」
我部上 静雅
「……鬼、ですか……
あなたが今回の依頼人ですか?」どきどきしつつもきいてみます……
男
「ああ、おれがお前を呼んだ」
「俺は幼い頃は人間として育てられていたが、成人に近づくにつれ人喰いの化け物として目覚めていった。
……それも、遠い昔のことだ。どうやらこの身は、人間よりもずっと寿命が長いらしい。」
「まあ、そんなことは、どうでもいいか。
俺は、喰った人間や仲間の魂を取り込むことができる。魂と云っても曖昧な表現だな。主に経験や知識などだ……時たま、記憶の断片のようなものも消化することもある。
この能力をお前の依頼者である組織に使わせる引き換えに、ここでの暮らしを融通してもらっていると云う訳だ」
我部上 静雅 「……」(にわかには信じがたい話だな……)
男
「……まあ、何が言いたいかと云えば、俺はお前を喰ったりはしないから安心しろと云うことだ。少なくとも、お前が俺の頼みを聞いてくれる人間である限りは殺さない。」
「お前が物言わぬ死体であったら、この朽ちることのない飢餓感に負けて喰ってしまうかもしれんがな」
我部上 静雅 と思いつつも臓器移植なんかで記憶が云々とかあるから、食べるだけでそういう事が起きる可能性もなくはないのかな…
我部上 静雅 「死体…… そうだ、私はあなたのおっしゃるとおり死体修復のできる人物としてここに来たんですが……」
男 「ああ、お前に頼みたいのは、死体の修復だ」
我部上 静雅
「修復が必要な遺体は……ここに?」
だとしたら食べてしまわないか…?
男
「訳あってその死体を弔いたいのだが、俺は人喰いの化け物で、特に屍肉を前にすると自制が利かなくなる。」
「死因はわからんが、死体は遠目から見ただけでも、損傷がひどかった。周囲の雪が一面赤く染まり、木の枝に弾けた肉が引っ掛かるほどだ。お前にはその死体を可能な限り、元に戻してほしい。治った後は、外の石焼き窯で灰になるまで焼こうと思っている。悪いがお前に拒否権はない、それから手を抜くことも許さん」
「だが、今日はもう日が暮れてしまった。夜の山は人間が歩けるようなものではない。死体の回収は明日の朝になってから行くといい」
KP
そこまで言い終わると、口頭で一軒家の中の説明をされる。滞在中、家の中のどの部屋にも出入りは自由である。
件の死体の場所については、簡易的な地図を用意しているそうだ。外の山小屋に荷運び用の橇(そり)があるので、それを持って行くことを進められる。食事は台所の食糧庫の物を自由に食べて構わないそうだ。また、薪をくべる手間はあるが風呂も沸くらしい。探索者は基本的に客間で寝泊まりをし、そこで死体修復も行うことになる。
我部上 静雅
「……わかりました。
なるほど、あなたにとって意味のあるご遺体……ということですね」
「”鬼”が依頼主とは……少々予想外ですが、もともと何でもやろうと思ってきたわけですから……
できるかぎりを尽くさせていただきますね」
男 「……仕事をこなしてくれれば、無事に帰してやる」
我部上 静雅
「……ありがとうございます」
がんばろう……
●探索可能箇所
・山道
・居間
・客間
・台所
・男の部屋
我部上 静雅
ほほう……今は夜~夕方であると仮定して…
まず自分の居所である客間を見ようかな。
●客間 あまり大きい部屋ではないが、何日か寝泊まりするには十分な造りをしている。居間のものよりも小さな薪ストーブが設置されている。二間続きなので、片方の部屋で死体修復の作業ができそうだ。
我部上 静雅
なるほど……片方の部屋はストーブを付けないでおいたほうが良さそうですね。
そしたら居間を通って……台所へ?
居間を見てみますね。
CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 12 > スペシャル
我部上 静雅 やったぁ
客間に【目星】 寝台の横に荷物が置かれているのを発見する。中を見てみると、女物の服が何枚か収められていた。さらに、この荷物の持ち主であろう人物の私物らしき物も数点発見する。
KP 作業着、女物の服
我部上 静雅 すや……
我部上 静雅
不安な部分はあるけど……いまのところは危害を加えられてないし……
取り敢えず仕事をするかな……(今の気分
KP 2日目
●山道 男に伝えられた場所までは来られたが、辺り一面が雪で真っ白に染まっており、どこに死体が埋まっているのかわからない。どうやらここはちょっとした坂になっているらしく、頭上を見上げてみればすぐ近くの崖の上に真っ赤な冬椿が咲いているのが見えた。
我部上 静雅
CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 79 > 失敗
CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 83 > 失敗
今日は難しいかもな……(きょろ…
CCB<=(13*5) 【CON】 (1D100<=65) > 41 > 成功
CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 17 > 成功
我部上 静雅 すごい探した……
山道に【目星】
雪の隙間から僅かに布地が覗いているのを発見できる。掘り返した先にあったのは、若い女の死体だった。雪に埋もれた死体は固く凍り付いており、ほとんど腐敗は進んでいないようだ。しかし、体のあちこちを損なっている。おそらく、足りない部位は周囲の雪の下に埋もれているのだろう。
ばらばらになった死体を発見したことにより【0/1】の正気度喪失。
我部上 静雅
CCB<=60 【SANチェック】 (1D100<=60) > 55 > 成功
CCB<=75 【医学】 (1D100<=75) > 92 > 失敗
我部上 静雅 もうだめだな……?
我部上 静雅 CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 47 > 成功
死体に対して【目星】
背中に古い傷跡が残っているのを発見する。痛々しい灰の黒さが入り交ざって自己治癒されたそれは、煙草を押し付けられた時にできる火傷の痕だ。
また、肉の柔らかい部分には古い鬱血痕や古傷が複数個所、残っていた。
我部上 静雅 「………」この傷跡は…??
KP 20代後半、若い女性。ロングヘアー
我部上 静雅 ずるずるずる……(ひきずっていく
死体の持ち物 死体の持ち物を確認してみると、ポケットにスマートフォンが入っていた。電源は落ちていたが、探索者が持っているものと機種が同じであるので、一軒家に戻れば充電自体はできそうだ。
我部上 静雅 スマートフォン…… とりあえずそれを含めた荷物を……持って帰りましょう
男 「……どうした」
我部上 静雅
ノックして……
「ああ、こんばんは。
遅くなりましたがご遺体を見つけてきましたよ」と報告してみましょうか。
男 「そうか」
我部上 静雅 「はい」
男 「今そこに、あるのか」
我部上 静雅
「ええ。運んできましたから。
まだ修復が済んでいないので、ご覧にならないほうが良さそうですが」
男 「……そうか、では早く終わらせてくれ」
我部上 静雅
「わかりました。
とりあえず……明日から始めていきたいと思います」
「それで、今からお夕飯をいただこうと思いますが、一緒にたべませんか?
鬼…? の方ってふつうのご飯は口にあうんでしょうか…」?
男 「……」
193
さっきの女の人って鬼さんの姿を見てびっくりしてにげちゃったのかな…
あっ 沈黙してる
我部上 静雅 「……鬼さん?」??
男 「食べられないことはないが」
193 やった~!
男 「意味のないことだ」
我部上 静雅 CCB<=70 【信用】 (1D100<=70) > 23 > 成功
男 「……まあ、いいだろう」
我部上 静雅
「それはよかった。
では準備しますね。食べてみたいものとかありますか? ええと、人の肉? 以外で……」
KP 男が部屋の扉を開けます
我部上 静雅 わぁ…
人喰いの化け物
あなたの視線の先には、人間に似た形をした化け物が佇んでいた。体のほとんどがだぼついた布地に覆われており、露出しているのは首から上だけだ。だが、獣と人間の境目のような骨格や、艶のない皮膚の色や質からして人間とはまるで違う。
2 メートル近い体躯があり、中途半端に人間に似た醜悪さもあって異常なまでの威圧感を与えてきた。耳元まで大きく口が裂けたその顔には、表情らしきものは確認できなかった。あざける腐肉喰らい、食屍鬼と遭遇した探索者は【0/1D6】の正気度喪失。
我部上 静雅
「!」
CCB<=60 【SANチェック】 (1D100<=60) > 89 > 失敗
1d6 (1D6) > 4
system [ 我部上 静雅 ] SAN : 60 → 56
我部上 静雅 「……ぁっ…? ???」
男 「……」
我部上 静雅
「ぁあ……えっと…?
驚きました」
「ええと……… …………
大きいですね」
男 「人間とは違うからな」
我部上 静雅 「そういうものですか……」
●台所
煮炊きするための機能はあるようだが、あまり使い込まれた様子はない。だが、鍋や調味料などは以前に使用された跡が残っており、洗って乾かしたまま片付けられていないようだ。
食糧庫には、賞味期限切れの非常食や保存食ばかりが大量に置かれている。
我部上 静雅
CCB<=60 【幸運】 (1D100<=60) > 33 > 成功
「……どうも、古いものばかりのような……
あっ」
KP 男は置いてある食料から適当なものを拾って眺めています
男 「……?」
我部上 静雅
「賞味期限がまだ切れてないやつ、見つけましたよ。
古いのから食べちゃったほうがいいかもですけど、まあ今日くらいは」
男 「しょうみきげん……」
193 かわいい……
我部上 静雅
「この食材を美味しく食べられる期限、というやつですね。
寒いところに置いてあるから劣化は緩やかだとは思いますけど」じーっ
男 「……人間の食べ物はよくわからん」
我部上 静雅
「あはは! まあ腐ってなきゃ食べられます。
腐ってても体調が悪くなるだけで食べられなくはないですから」
「行きましょうか。これを温めて食べましょう」
男 「そういうものか」
我部上 静雅
「はい。これ、これが賞味期限って書いてあるんですけど、
消費期限っていうのもありまして……そっちは切れたら食べないほうがいいですね」
KP 鬼は静かに説明を聞いています
我部上 静雅 一通り説明したら保存食をあたためましましょうか…
男 「腐っているかはわからないが、食えるだろう」
我部上 静雅
「はい。普段はあんまり食べない味ですけど……こういうのもいいですね」
むしゃあ…
男
むしゃ…
「食えるな」
我部上 静雅
「食えますか、よかった」
「全部食べられなくなっちゃうまでに、ちまちま食べちゃうといいですよ」?
等と話しながら、今日は眠りますかね…?
「……そういえば、ここにはずっと住んでいるんですか?」
男 「そうだ」
我部上 静雅
「あんまり召し上がらないのに……
保存食、買ったんですか?」それとも別の誰かの存在が関係してるのかな……
男
「……お前に仕事を依頼した組織の人間から送られてきたものだ」
「おれにはしょうみきげんは関係なく、食えれば問題ないからな」
我部上 静雅
「へぇー……
聞く限りだと、もうちょっとなんか……いいものを貰ってもいいような気がしますけどね」すごい能力であるわけだから……
男 「気にするだけ無駄なことだ」
我部上 静雅
「そうですか?
うーん………虫歯になっちゃうかもしれないですけどチョコレートとかおいしいですよ」今の季節的に
すごい適当に喋ってる
と、いうようなことを話し終わったら、寝ます……
KP 3日目
我部上 静雅
よし……今日は作業をしましょうか。
そういえば昨日拾ってきたスマートフォンがあったな……(ちらっ
スマートフォン
充電が終わり、スマートフォンの中身を見てみると、料金が未払いなのか壊れてしまったのか、ネット回線が必要な機能は全て使えなくなっている。
アプリの類は全て消えており、メールや着信の履歴には何も残っていなかった。アルバム機能に入っているのは 1 枚の写真のみである。
日付は半月前。若い女が自撮りをした構図のようだが、画面の端の方にフードを深くかぶった食屍鬼の男がどこか嫌そうな様子で写っている。
我部上 静雅
この女性は……もちろんスマートフォンの持ち主で、あのご遺体だろうな。
あの鬼という人物と一緒に写ってる……仲が良かったのかな
CCB<=75 【医学】 (1D100<=75) > 5 > 決定的成功/スペシャル
我部上 静雅 ?…?
我部上 静雅
「……よし、一通り身体は揃ってはいたみたいだ……」ほっ…
休憩に居間からちょっと見てみます。
●居間
家具の少ない居間の中央では、それなりに高価そうな薪ストーブが赤々と燃えている。窓の外は真っ白で、昼であれば目が焼けるほどに眩しいが、夜であればぞっとするほどの暗闇に満ちている。
厚く積み重ねられた雪が音を全て吸ってしまうのか、家の外は恐ろしいほどの静寂に包まれていた。ストーブの上に置かれた薬缶(やかん)だけが、小さくしゅんしゅんと湯を沸かす音を立てている。
我部上 静雅 CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 17 > 成功
居間に【目星】
端の方に戸棚があるのを発見する。戸棚を開けると、ずらりと並んだ大量の封筒が入っている。封筒の表側には何らかの組織らしい名前と人名が書かれていた。封筒の中を覗くと、乾燥した様々な形の肉片が入っている。
しかし、その中の細長い肉に探索者と同じ形の爪が付いていた。この封筒の中身、全てに人間の肉が入っているのだと気付いてしまった探索者は【0/1】の正気度喪失。
我部上 静雅 CCB<=56 【SANチェック】 (1D100<=56) > 63 > 失敗
system [ 我部上 静雅 ] SAN : 56 → 55
我部上 静雅 「指が……」
我部上 静雅 食べてない……?
我部上 静雅
??? 首を傾げつつ……封筒は元に戻そうかな
では……そのまま男の部屋に行こうかな…?
とんとんとん
「こんばんは。……はいっても?」
男 「かまわない」
我部上 静雅 「じゃあ失礼して」ガラッ
●男の部屋 爽やかな香りのする他の部屋と違い、少しばかり饐えた臭いが漂っている。室内には本が雑多に積み重なっており、内容も傾向もバラバラで、特に決まった法則などはないようだ。
我部上 静雅 CCB<=60 【目星】 (1D100<=60) > 52 > 成功
室内へ【目星】 ゴミ箱の中に剥がれた爪が入っているのを発見する。爪の根元には乾いた肉と血がこびりついている。それは、人間のものではありえないかぎ爪のような鋭い形と太さをしている。かぎ状に曲がった爪は恐ろしいまでの強度を持っており、熊の爪の形に似ているような気もする。
我部上 静雅
「あっ! ……あれ?
熊……?」
男 「ああ、それは俺のだ。自分で剥がした」
我部上 静雅
「ああ、自分で…… 自分で!?
な、何故……」
「怪我かなにか……されたんですか?」
男 「…女が生きていた頃、半月ほど前に俺の周りをうろうろしていたんだが、うっかり爪を引っ掛けて怪我をしたのだ。怪我をした女はぎゃあぎゃあ五月蠅かったし、血の匂いのせいで気が立ってしまうのも面倒だから、もう引っ掛からないように爪を剥がした」
我部上 静雅
「……そうでしたか…」
「あの女性とは……
仲が良かったんですか? 一緒に写った写真なんかも見つけましたが」
「もちろん、お話したくなければ結構ですが」プライベートなことだからね…
男
「知り合いと云えば知り合いなのだろう、会って 1 月ほどしか経っていないが」
「それ以外は、興味がなかったからよくわからん」
「人間と違って俺の種は個体を名前で識別することがないから、名も知らん」
我部上 静雅
「そうでしたか……
そういえば名前がわかるようなものはなかったような」
「……なんというか、不思議な関係だったんですね。
…………」
男
「……」
「……喰ってくれ、と言われたんだ」
我部上 静雅 「え……」流石に予想外なので驚く
男
「あいつは、鬼の棲む山と昔から言い伝えられてきたこの山にひとりでやってきた。人喰いの化け物と会うなり、自分を喰ってくれと言ってきたんだ。」
「だが、その時はたまたま猪を狩って喰ったばかりで、腹がくちくなっていたから喰わなかった。そうしたら、あいつはこの家に勝手に棲み着いた。」
「それから、気が付けば 1 ヶ月ほど経っていて……気が付けば、死んでいた。理由はわからない」
我部上 静雅
「……なるほど。
なにか……そうしてほしい、事情があったんですね」
「死因……」
「死因は、今の所俺にもわからないですが……
明日、朝頃また見に行ってみましょう」
男
「何故死んだのかはおれは知らない」
「……」
我部上 静雅
「……はい」
やっぱり知りたいのかな……
男
「何故死んだかも、興味はない」
「もうあれはいない」
「それだけだ」
我部上 静雅
「…………」
「でも、弔いたい、気持ちはあるんですね」……
「ただ捨て置くのではなく、きちんと……
……俺は」
「それができるようにお仕事をします。
任せて下さい」
男 「……ああ」
我部上 静雅
「……お話をできてよかった!
ちょっと煮詰まっていたので、気分転換にもなりました」
男 「そうか」
我部上 静雅
「はい。そういえば、人以外の肉も召し上がるんですね。
もし俺に狩猟の腕があったらボタン鍋でも作れたかな……」
「今日の夜もなにか持ってきますね」
夕食の話もして……戻りますか。
CCB<=60 【幸運】カップヌードル (1D100<=60) > 56 > 成功
「そういえば荷物を全部見てなかったな……」がさ…… カップヌードルを発見します
「あの人麺類とか食べるのかな……」
CCB<=60 【幸運】お箸 (1D100<=60) > 70 > 失敗
「あっ、箸がない
気が利かないな……」突然のdis
KP 組織の人は保存食を持たせてくれましたが、お箸は入れ忘れました
我部上 静雅
組織の人の気遣いステが低い……
でもカップ麺はある。ありがたい。
まあ……でも食べれればいいって言ってたから器を傾けて食べるものだと思ってもらおうかな…?
「よし、夕食はこれだ!
明日か、明後日には帰ることになりそうだし……」
「鬼さーん
いいものありましたよ」てけてけてけ…
男 「なんだそれは」
我部上 静雅
「カップヌードルです。
お湯を入れるだけでご飯ができますよ」
「居間の方に薬缶があったのに気がついて……
ピンときたんです。一緒に食べませんか」
男
「かまわないが、おれにとって人間の食べ物は全て同じだ」
「腹が満たせればいい」
我部上 静雅
「まあそう言わず。
めちゃくちゃ簡単にできる割に美味しいですから。箸は無いんで啜ることになるんですけど」
わーい呼び寄せてからお湯を入れて3分まとうかな……
KP 男も傍で言われるままに待ちます
男 「……」
我部上 静雅
「………」その様子が変に面白くてにこ…としてる。
「……よし、もう出来上がりです。食べましょうか」
KP 持たされたカップめんを手に我部上さんの方を見ています
我部上 静雅
「あ、そっか。
ええとですね……普通は箸とかフォークとかっていう食器を使うんですけど、今日はないので直接食べますね」開ける……
(麺が固まってるな……まあいけるだろ)
我部上 静雅 CCB<=(14*5) 【DEX】 (1D100<=70) > 66 > 成功
我部上 静雅 むしゃぁ……
KP あなたは器用に箸もフォークも持たずにカップヌードルを食べることができます
男
「……」
ずお…
我部上 静雅 「熱いので気をつけてくださいね」…? ふふ
我部上 静雅 食べてる……
KP あなたを見てから同じようにカップヌードルを傾けそのまま飲み込みます
男 「食えるな」
我部上 静雅
「おお……一気に食べましたね」
「気に入った味ならいいんですが……
今日はないですけど、別の味もあるんですよ」
男 「そうか」
我部上 静雅
多分機嫌良さそうに話して……
あとはなんかふわふわした話をして終わるのかな……
よし、今日は休んで、明日の作業に備えましょうか。
KP 4日目
我部上 静雅
山道をまた……見に行きます。
一昨日遺体を見つけた場所までいって……
色々探してみますか……
CCB<=75/2 【医学】あのとき… (1D100<=37) > 90 > 失敗
「うーん……やっぱりわからないな……」
「よし……」了解です
わからないものはわからない……帰ろう。帰って、修復の続きをしに行きます。
CCB<=75 【医学】 (1D100<=75) > 16 > 成功
女の死体は、探索者の手によって少しずつ元の形に修復されていった。
欠けた肉を埋め、引き攣った皮膚を伸ばし、生前を想像しながら薄く化粧を施してゆく。死体は何も語らない。もう二度と血を通わせることも、表情を変えることも、喋ることも、動くこともない。
この死体が何を思っていたのか、どんな理由でここに来たのか。名前さえ、わからないままだ。
我部上 静雅
「…… 終わった」………
「………………………」呼びに行かないと……
KP 完全な修復が終わり、男を死体の元へと呼べば、まじまじと死体の顔を覗き込む。
男 「……そうか、こんな顔をしていたのだな」
我部上 静雅
「……はい。
あまり良く見たことはありませんでしたか」
男 「人間の顔など今までよく見たことなかったから、改めてこの顔を眺めるのは初めてだ」
我部上 静雅
「そうですか……。
おそらく、ほとんど元の状態に戻っているはずです」
スマホに残ってた写真も参考にしただろうし……
男
「……」
「――喰ってくれ、と言われたんだ」
「だが、俺はこいつを喰いたくない。今まで、人間を喰うことに恐れを抱いたことはなかった。実の両親を喰い殺した時でさえ、そうだった」
「このように本能を反することを思うなど、俺ももう寿命なのかもしれんな。俺は随分と、長く生きた。」
「俺の種の考えでは、死体を喰うことは魂を自身に取り込み、永遠の命を与える行為とされている。だから、俺が死んだ際には、同胞に喰われたいと本能で望んでいる。」
「お前たち人間にとっての死は終焉だ。生きた人間に、死した人間を知る術はないのだから。
……だが、俺は違う。死したからこそ、生きている時よりも深くその者を知る術を持っている」
「……この身が、消化した知識や記憶は、俺の中に延々と残り続けている。俺自身の記憶はこの脳味噌に刻まれているから、年数の経過によって劣化するのにも関わらずだ。」
「俺自身の記憶はこんなにも曖昧なのに、喰った者の魂はそのまま俺の中に残り続けるのだ。」
「俺はそのことが、とても恐ろしい。」
我部上 静雅 「……だから、封筒の中身にも手を付けていなかったんですね」
男
「……そうかもしれないな」
「あいつを喰うことで、あいつが俺をどう思っていたのかを知るのが……ひどく恐ろしく感じてしまった。」
「恐怖や、畏れかもしれない。人間だった俺が忘れてしまった、それ以外の感情かも知れない。だが、知ればきっと、俺は永劫にそれを忘れないだろう」
「……だから、お前を呼んだんだ。この死体を弔い、骨の髄まで焼いて、灰にすれば、そこで俺はようやく安心を得ることができるだろう」
「俺は、悩んでいる。喰いたくないと心から思っている、この死体を喰うべきか、否か――」
最後の選択を
男は酷く悩んでいる。
あなたをここに呼び出す前から、ずっと。
自分がどうすべきか悩み続けていたようだ。
そうして男は無意識に、あなたへ相談を持ち掛けているのだ。
我部上 静雅
のわーーーー……俺か……
俺か……
我部上 静雅
「食べたくないのなら……食べたくない、でよろしいのじゃないか、と思います。
俺たち人間は……食べても、何をしても、亡くなった人のことはわかりません」
「日記や遺書と言った、生者へのメッセージが残されることもなくはないですが、それだって……本当にそう思っていたのか、ということまではわからない」
「あなたにはきっと、本当のことがわかるでしょう。
それが、幸福なことなのかどうか ……」
「人は……わからない状態が一番”恐ろしい”と感じます。
鬼もそうなんですね」
「あなたは……火葬すれば安心するといいますが……俺は、逆だと思います」
「分かってしまったら、きっと……
あなたは安心します。それがどんな感情であれ、きっと」
「火葬し終えてしまえば、彼女の真実を知ることは……永遠にない」
「わからない。私はあなたが、最期までどれくらいものを覚えていられるか、なんとも言えませんから……でも」
男 「……」
我部上 静雅
「自分の意志で、あなたが彼女のことを覚えていたいと望むのであれば……」
「食べても、食べなくても……彼女の存在はあなたの中に残ります。きっと……」
「でもあなたが自覚なさっているように、いずれ望まないのに忘れてしまう日が来るのかもしれない。
そのときは…その時のために……日記って、ご存知ですか?」
男 「ああ」
我部上 静雅
「そっか……本をお読みになっているならご存知か……
そうやって、記録をつけていくのがいいです」
「物理的に、残ります。
あなたが、彼女に対して覚えておきたいと願ったことが」
「そうじゃなくて……
永遠に刻まれるものとして、いつでも思い出せるものとして残したいのであれば……そう、強く望むのであれば」女性の指先を見る……
「食べてしまうのも、ありなのかな。
結局、どちらも……俺には変わりがないように思える。想像力の限界というやつでしょうか」
「もし、文字がかけなければ……
そうですね、そうすると方方に連絡しないとなんですけど、しばらく滞在できますから」
男 「……そうか」
193 でも今の、きっとどうでもいい人間の記憶にみちている頭の中で、女性の記憶があればいきていけるのかな
我部上 静雅
「………けど」
「あなたに、その気持ちが……
彼女のことを永遠に覚えていて……命を与えたいと、
思われるなら……」
「……せっかく直したので、顔を食べてしまうのはおすすめできませんが」
すみません……食べる方をほんの少し後押しします……
「……その時はもしかして、俺は立ち去ったほうがいいのかな……。
すぐ、準備しますね。……あ」
「そういえば、ご遺体の近くには……きれいな山椿が咲いてました。
……ご覧になったことはありますか?」
男
「山椿」
「あの赤い花か」
我部上 静雅 「そうです、ご存知だったんですね」
男 「……この地には昔から棲んでいる」
我部上 静雅
「ああ……そうですよね。
それならご存知か」
「俺は………これは、推測でしか無いですけど」
「山椿……あれを、貴方に見せるためにあの場所にいたんじゃないかって思うんです。スマホも…落ちていましたから」
KP 男はあなたの方を見ています
我部上 静雅
「でも、きっと足場も不安定な場所でしたから……花を摘むか、花を撮影するかしようとした瞬間に、なにかよくないことが起きたんじゃないかって」
「それに何かを思え、というのでも……無いんですけど……
でも、悪いことっていうのはきっと、一人でもいくらでも考えられますから。俺は明るい方の話をします」
「結果的に……亡くなってしまう形にはなりましたけど、
きっと彼女は貴方に悪い感情を持ってはいなかった。
俺も初めてみたときは驚きましたけど、あなたは……優しく……うーん、ちょっとちがうか、理性的にあろうとする人だから」
男 「……俺が?」
我部上 静雅 「はい。あくまで俺がそう思ってるだけですけど」
男
「そうか」
「とうの昔に人間らしさなど失った人喰いの鬼だ」
「お前は変わっている」
「……そうか」
我部上 静雅
「そうかな…? どうだろう。
こんな仕事に呼ばれるくらいですから……?」???
「……これについて、確認するかどうかはおまかせしたいけど、日記を書くのであれば……ここに残ります」
ぐぬ……やっぱり”食べない”をちょっと後押しします……
『死体を喰わない』
あなたが喰わないことを後押しすれば、男は女の死体を抱え上げて石焼窯へと運ぶ。
窯の中に、女の死体を横たえた。大量の薪を燃やし、赤々と燃える炎を起こす。
男
「……なあ、人間はこう云う時に、なんと言って別れを告げるんだ?」
「死した者に、別れを告げるのは初めての経験だ。どうか、教えてくれないか」
我部上 静雅 別れを告げる…………
KP
あなたへと意見を求めた後に、男が死体へと言葉を落とす。
目に痛いほど青く晴れ渡った冬の空に、細くたなびく煙が上がってゆく。
人間が焼ける、嫌な臭いが鼻を突く。だが、それもすぐに冷えた風に攫われて行った。
男は、窯に灯った炎が冷たくなるまで、じっとその様子を見ていた。
燃やし尽くされた血肉と骨の塊が、雪のような白い灰になるまで。ただ、静かにそれを見つめていた。
我部上 静雅
……どうだろう……。
鬼さんに話しかけるのもあれだから、一旦降りていこうかな……
平野さんが来たら、病院とか家族に「しばらく帰れないかも」って連絡しないとだから……念の為また明日も来てもらうとして
そうだな……居座る説得と、明日箸を持ってきて下さい……というお願いをしようかな……。
CCB<=15 【説得】 (1D100<=15) > 17 > 失敗
平野 「死体修復作業は終わったんじゃないか?」
我部上 静雅
「……すみません。
まだ……もう少し、やることがあるんです。
修復作業もそうですけど、後片付けもあって……」説得下手くそRP…
平野 「俺にはどんな内容だったかはわかりませんがね、あんまり長く残ると貴方のほうがその…危ないんじゃないか」
我部上 静雅
「そう……かもしれません。
……一日だけ、お願いできませんか。その……思いの外遺体の発見時の状況も厳しくて、まだ……」
KP では、平野は大きなため息をついてから、一旦戻って上の人間にその旨を伝えてくると言います
我部上 静雅 ワァーーッ ありがとうございます……(土下座……
平野 「まああまり期待せずにいてくれ」
我部上 静雅 「……ありがとうございます」 頭を下げて見送ります……
『鬼の棲む』
――とある山には、人喰いの鬼が棲んでいる。
人間など腕の一振りで簡単に屠れてしまう、世にも恐ろしい鬼だ。
だが、その鬼が、喰いたくなかった女がひとりいた。名も知らぬ女は死体になった。
死体になった女は何も語らない。山に残ったのは、人喰いの鬼、ただひとりだけだ。
END
KP
・シナリオクリア…1D3
・探索者の生存…1D4
我部上 静雅 1d3+1d4 SAN報酬 (1D3+1D4) > 1[1]+1[1] > 2
system
[ 我部上 静雅 ] SAN : 55 → 53
[ 我部上 静雅 ] SAN : 53 → 57
我部上 静雅 ★成長ロール
KP
クリティカル「1~5」
ファンブル「96~100」
SANチェックはクリファン採用なし。
☆成長チェックについて
1クリ 重複可 1d10
クリティカル 重複可 1d3/1d10
通常成功/ファンブル 1回ずつ 0/1d6
初期値成功 0/1d10
我部上 静雅
1b100>75 【医学】クリティカル分 (1B100>75) > 20 > 成功数0
1d3 医学成長 (1D3) > 2
1b100>75 【医学】通常成功 (1B100>75) > 9 > 成功数0
1b100>60 【目星】 (1B100>60) > 99 > 成功数1
1d6 成長 (1D6) > 4
1b100>70 【信用】 (1B100>70) > 26 > 成功数0
1b100>60 【幸運】 (1B100>60) > 90 > 成功数1
1b100>15 【説得】 (1B100>15) > 61 > 成功数1
1d6 説得 (1D6) > 6
医学 75 → 77
目星 60 → 64
説得 15 → 21