問:死の定義をおしえてください

メイン

Kai卓「問:死の定義を教えてください」にお越しくださりありがとうございます。
音声をしっかり聞いていると楽しいと思います。
被験者部分にコマをおいてください。


君は迷子です。
"ハッピーエンドはありません"

●●さん、■■さんがお待ちでした。

最終確認 当シナリオを本当にプレイしますか?

仙櫁 暁 ……はい

雑談

かいさん 1d100 (1D100) > 73
CCB<=73 (1D100<=73) > 91 > 失敗

193 1d100 (1D100) > 97
CCB<=97 げんきかな~ (1D100<=97) > 51 > 成功

メイン

警告 当シナリオはSCPを題材としたシナリオです
当シナリオは神話生物の独自解釈を含みます
当シナリオの人数は1人+[消去済]です
当シナリオのロスト率は■■です
当シナリオの迷子はいずれ忘れられます

KP それでは、探索者の自己紹介をお願い致します。
設定を全て読み上げ、認知しましょう。

仙櫁 暁 仙櫁暁 32歳 女性

婚活はとりあえずあきらめた様子の元婚活戦士。

警視庁特殊犯罪捜査零課/あるいは超常現象対策課所属のコンピュータ技術者。よく課外の事件にも首を突っ込んでいる。
とある事情で家が燃えたため現在はホテル住まい。割と悠々とした暮らしをしている。

本来の仙櫁暁とは別人であり、彼女は精神寄生体である。ただし、そのことを本人は自覚していない。

今日も今日とて命尽きるまで、書類を処理し、街を走り回るただの仙櫁暁だ。

KP 秋の温い風もいつの間にか頬をちくちくと刺すような、冷たい風へと移り変わろうとしている頃。
探索者はつい最近近所に新しいデパートが出来た事を知る。それはポストに入っていたチラシからか、はたまたSNSで見た情報か、人伝に聞いた話しか。とにかくあなたはそのデパートへ興味を惹かれるだろう。幸いにも今日は休日だ、日頃の鬱憤晴らしに噂のデパートへ行ってもいいかもしれない。そう思いながら探索者はデパートへ足を運ぶことになる。

仙櫁 暁 CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 93 > 失敗
CCB<=95 【コンピューター】 (1D100<=95) > 68 > 成功

情報

【デパート情報】 【デパート情報】
つい5日前に出来たデパートだ。二階建ての非常に広い作りになっているようで、服や鞄、帽子やアクセサリーといったファッション関連のものから時計、スーツ、文房具、靴屋、本屋、おもちゃ屋、CDショップ、フードコートとかなり幅広く様々な種類の店舗が入っているようだ。

メイン

仙櫁 暁 混んでそうだな… と思いながらも向かうでしょう。
CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 81 > 失敗

KP デパートは徒歩15分、車で約5分程度だ。外観は白を基調とした建物で外からパッと見ただけで分かる程に広く大きい。
足を一歩、踏み入れる。パチリと瞬きをする。次いで、一呼吸。瞬間の事だった。
静寂。
まるで鯨が巨大な口を開け音を一度で丸呑みにしたような、そんな一瞬の出来事で、辺りは静寂に飲み込まれたのだ。これは何だ?いや、深淵の先を覗き見た事があるあなたであれば理解は容易く出来るだろう。人智を超えた驚異が再びあなたに忍び寄っている事実、あなたは再び冒涜的な恐怖の世界へと足を踏み入れてしまったのだ。
SANC 1/1d3

仙櫁 暁 CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 82 > 失敗
1d3 (1D3) > 1

system [ 仙櫁 暁  ] SAN : 80 → 79

仙櫁 暁 「………」
ひとまず入ってきたところから出られないか確認するわ。

KP 辺りを見渡してみれば、人が君しかいない事だけを除けばそこは紛れもない極々一般的なデパートの館内だ。外観と同様に白を基調とした内装は清潔感のあるもので、汚れやホコリ等も見受けられない。
綺麗という言葉がぴったり過ぎる程に綺麗だ。
ガラスの自動ドアを改めて見る。黒色だ。期待していた景色はそこにはなく、分厚いガラスの先に映るものは日常という景色ではなく、ただ暗く陰鬱な闇が広がっていた。
SANC 0/1

仙櫁 暁 ……開店時間より早く来ちゃったかしら…?
…………
CCB<=79 【SANチェック】 (1D100<=79) > 100 > 致命的失敗

system [ 仙櫁 暁  ] SAN : 79 → 78

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 22 > 成功
……これは……

KP 足元にインカムが落ちていることに気づく。

仙櫁 暁 ひとまず拾い上げて、よく見てみましょう。

KP 拾ってみれば、黒色で手のひらに収まるイヤホン程のサイズの物だということがわかる。傷やヒビは見られず、どちらかといえば真新しく、この場所の事を考えればやや不釣り合いに感じるだろう。

仙櫁 暁 誰かの落とし物かしら……
なにか音がしたりしてる?
「……え?」

KP 男の声だ。低く、はっきりとした、強めの声音。

男性 「聞こえますか?仙櫁さん」

KP 突如インカムからあなたに静かに語りか
ける男の声がする。

仙櫁 暁 私の名前…? インカムのスピーカー部分に耳を近づけてみます。
「……どなたですか?」知り合いの声?

男性 「お返事ありがとうございます。問題なく通信出来ているようですね。」

KP 知り合いの声ではありません

仙櫁 暁 えっ……… 誰だ…
「どちら様です?」

男性 「あなたに危害を加える事はありません。現状のあなたの味方であると、これだけははっきりとお伝えいたしましょう。」
「私の事は博士、とでもお呼び下さい。さて、ここからはご自分の事に集中して頂きます。これ以上私についての質疑応答は行いません。」

仙櫁 暁 ええ……?
「そんな勝手なことを言われても……」といいつつ質問は控えるでしょう
「自分のこと、自分のこと……
 ……博士? ここは一体どこで、この状況は何なんですか?」

博士 「東京都23区内のデパートです。正しくは、デパートに見せかけた物、といえばよろしいでしょうか。」
「具体的な事はまだ分かっていません。しかし、あなたにとって、人間にとって良くないものであるという事は断言できます。」
「5日前に突如完成されたこの建物の調査を行っていましたが、調査は難航。その為、どんな危険性があるか不明であったため、一般人が入らぬように改装工事予定地であると、看板や周囲の住民に知らせこの建物周辺一帯の封鎖を行っていたのですが…。」

仙櫁 暁 私がバカ野郎なのでは…?
CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 30 > 成功

KP 【アイデア】…ふと思い返せば、そういえばデパートの周辺に人がいなかった気がする

仙櫁 暁 なるほど…… そういえばそうだった気もするわ……
「……ええ、そうですね。
 ……? しかしこの建物のことを調べた時、そのような表記はなかったように思えるんですが」

博士 「……一般人に怪しまれないように、ホームページには記載していませんでした。しかし、警備員を配置したはず…。どうやってここへ入りましたか?」

仙櫁 暁 「……? いえ、普通に徒歩で来て……
 でも周囲に人はいなかったような気がします。
 その警備員という人も」

博士 「…そうですか、分かりました。危険を伴いますが、協力をお願いできませんか?」
「目的は、この建物の正体を確かめる事。ここでの正体は、この建物がどれだけの危険があり、どのような力・異様性を持ち、どのような作用を人間ないしは周囲に与えるかという事に定義します。」

仙櫁 暁 「……その前に博士は、ここから脱出する方法についてはご存知ですか?」

博士 「出入口は開きますか?」

仙櫁 暁 それを聞いて開けようとしてみます。

KP 開かない。ガチャガチャと耳障りな金属音が響くだけで、扉は全く開く様子を見せない。

仙櫁 暁 「……開きません」STR7

博士 「もし協力頂けるのであれば、あなたがここから出られるようこちらも尽力を尽くします。今は協力者がいた方が、あなたとしても都合がいいのではないでしょうか?」

仙櫁 暁 「そうですね……。
 わかりました。出る方法がわからないなら調べてみます。その間、貴方に協力するということに」
「近隣住民に被害が出るのも見過ごせませんから」口から出る言葉に任せる

博士 「……ご協力ありがとうございます」
「調査の内容として具体的には、建物の内部を調査して頂きます。この建物は2F建ての敷地面積36,800m、延床面積(のべゆかめんせき)41,800m、商業施設面積24,000mであると推測されます。その為、仙櫁さんには1Fから2Fまでの全ての店舗を調査願います。」
「そして調査した物を今あなたが手に持っているであろうインカムを通してこちらに教えてください。報告の際、虚偽の報告はされないよう、お願い致します。」

仙櫁 暁 虚偽の報告をするメリット…? 嫌な予感がするが…
「……はい、わかりました。店を調べていけばいいんですね」

博士 「そういうことです。それではまずはあなたの周囲の状況を教えてください」

仙櫁 暁 言われて見回す…? 先程の描写通り…?
「ごくごく普通のデパートの一階です。外側と同じように白を基調とした内装で、汚れた感じや埃なんかもありません。…綺麗すぎるかも」
「人は私しかいません」

博士 「記録します」

KP 再びあのアナウンスが流れる。やはり聞いたことのある声だ。
しかしどうにも分からない。自身の記憶の海の先、その声の正体を手繰り寄せようとしたその時だ。プツリという何かが途切れるような何かを切ったような、落としてしまったような音がした。
周囲を探しても何も落ちてなどいない。そこにはがらんとしたうら淋しいデパートの景色が、変わらずそこにあるだけだ。

仙櫁 暁 「……………」目を見開いてアナウンスの音声に聞き入っていたが……
まだ母親の名前であることは認識できる?(怯
「いま、アナウンスが……私の名前を呼ばれました」

KP あなたの母親の記憶はもちろんありますよ~!

博士 「アナウンスの声に特徴はありますか?」

仙櫁 暁 「低すぎない…男性の声です」

博士 「わかりました。記録します」

雑談

仙櫁 暁 記録されている…

メイン

博士 「体調の変化や異変はありますか?」

仙櫁 暁 「ありません」

博士 「仙櫁帷さんとは……あなたの家族の誰かのことですか?」

仙櫁 暁 「……はい。母ですが」

博士 「ありがとうございます。その方との関係は良好ですか?」

仙櫁 暁 どうかな…
「いえ……亡くなったので」

博士 「そうでしたか……。すみません」

仙櫁 暁 「問題有りません。しかしなぜそんな質問を?」

博士 「私は、あなたに起きていることに対して、記録する義務があります。それはあなたを守ることやあなたの身に起きているかもしれないことを把握するために聞いています。これからもこのような質問をすると思います。ご了承ください」
「それでは一階の探索をお願いします」

仙櫁 暁 「……わかりました」納得いってはいないが……
あるきだすかな、一階を…

KP 改めて1Fフロアを見渡す。
稼働しているか分からないエレベーター、恐らく客の休憩用に使われるであろうソファ、シャッターが閉まっている店舗がいくつか目立つが、店舗内に入れそうな店も少しはありそうだ。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 84 > 失敗

KP エレベーターの近くにフロアガイドがある事に気が付く。

仙櫁 暁 それならばフロアガイドを見に行くかしら。どういう店が……あるかしら?

KP 見てみれば、そのフロアガイドはどうやらこの館内全体が把握できる地図のようで、電子掲示板に表示されているものが一台、そして横には電子掲示板のフロアガイドと同じ記載がされている縦長のガイド冊子が立てかけられているスタンドがある。
冊子と電子掲示板、どちらを見比べてみても内容は同じ、1F~5Fのフロアガイドのようだ。

仙櫁 暁 持ち歩きのMAP…ガイド雑誌? を持っていきたいですね…

KP 【アイデア】…このデパートは確か二階建てだったはずだ。博士も二階だと言っていたし、事実、この建物に入る前の外観は二階建てであったことを実際あなたはその目で確認している。確かに大きな建物であったが、5階もの高さはありえないだろう。

情報

■電子掲示板・冊子共通 ■電子掲示板・冊子共通
<1F>
雑貨…女性向けの雑貨屋のようだ。
ファッション…有名チェーン店の名前がいくつか記載されている。
レストラン…数は6店舗、そのうちの一店舗、「P」という店舗が他の店と比べると一番面積が広いようだ。
コーヒー専門店…海外から輸入した豆を売っている店のようだ。

<2F>
ファッション…2Fはどうやらメンズや子供服を取り扱った店が多いように感じられる。
眼鏡専門店…あまり広くはなさそうだ。
おもちゃ屋…3店舗分の広さを持つスペースの有名なおもちゃ屋だ。
フードコート…ドーナツ、アイス、クレープ、パスタ、うどん屋、ファーストフード等様々な店がある。

<3F>
ファッション店…主にレディース服を取り扱っている店舗が多い。20店舗程ずらりと並んでいる。
パズル専門店…パズルだけを取り扱っている専門店のようだ。パズルは勿論、額縁やパズル用のノリなど取り扱っている。珍しいと感じるだろう。

<4F>
本屋…4Fのスペースの半分程が使われている。
文房具…本屋の隣に併設されれいるようだ。こちらは本屋程ではないが、そこそこの広さがあるようだ。

<5F>
放送室

メイン

仙櫁 暁 「………アナウンスはこの放送室からかしら」
いや直行したいが…… うーん…

博士 「何かありましたか?」

仙櫁 暁 「建物全体のマップが有りました。
 2階まで、とおっしゃっていましたが5階まであるんですね」

博士 「そうですか、この建物が構造から異常な事が分かりました。まずは1階の探索をしてください。気になる物を見つけたら即座に報告してください。」
「こちらも何か分かり次第、お伝えします」

情報

1F 探索箇所 [1F探索箇所]
雑貨店/ファッション店/レストラン/コーヒー専門店/エレベーター/エスカレーター

メイン

仙櫁 暁 「……はい」
近くから調べていくって感じだから……
雑貨店から覗いてみようかしら
「……… ………」

博士 「……今またアナウンスが流れましたか?」

仙櫁 暁 「はい、そのようですね」
過去形なのが気になるな……

博士 「仙櫁茜さん、とはあなたとどういう関係ですか?」

仙櫁 暁 「亡くなった父です」

博士 「……」
「……何か変わったことがありませんか?」

KP ぽろり、と何かを落とした感覚。しかし辺りを見ても床をどれだけ見ようとその何かは見受けられない。

仙櫁 暁 ……???
「なにか落としたような気がしますが……
 いや、きのせいだと思います」
「他に体調の異常はありません」

博士 「わかりました。記録します。引き続き一階の調査をお願いします」
 

KP 女性向けの雑貨屋が二つ並んでいるが、二店舗の内一店舗はシャッターが下りており中を調べる事は難しそうだ。シャッターを調べるならば、かなり頑丈な鉄製のシャッターのようで、シャッターと呼ぶにはやや違和感を感じる程に強固すぎると感じるだろう。力任せに開ける事は出来ないだろう。

仙櫁 暁 シャッターの方はちょっと触って無理そうなのですぐ諦める
開いてる雑貨屋の方に入ってみましょう

KP 開いている店舗の方へと足を踏み入れる。
かわいらしい雑貨がずらりと並べられており、アクセサリーからクッション、マグカップやポーチなど様々な商品が揃えられている。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 100 > 致命的失敗
wwww
「……っ、わっ…?」

KP 商品のマグカップの中に何か丸めた紙のようなものが入っている事に気が付く。それを引き抜いてみれば、それがメモを丸めたものであるという事が分かるだろう。

仙櫁 暁 「あっ、やばい、落としちゃった……
 ……?」それを見つけて……メモを取り出してみます…?

情報

メモ1 買物でこのデパートにふらりと立ち寄ってみたら、閉じ込められた。
誰かに閉じ込められたのか、それとも………。

(裏にも何か書いてある)

何かが抜けている気がする。しかしそれが何かは分からない。
こういう時はロクな事がない。以前の経験則から念のため紙媒体に記録しておくことにする。

メイン

仙櫁 暁 「……メモね…」

博士 「何か見つかりましたか?」

仙櫁 暁 「……ああ今、雑貨屋にいまして」
「マグカップの中にメモが。どうやらこのデパートに迷い込んだ一般人(?)のメモのようです」

博士 「メモの内容を読んでいただけますか?」

仙櫁 暁 メモの内容をそのまま読み上げます
「買物でこのデパートにふらりと立ち寄ってみたら、閉じ込められた。
誰かに閉じ込められたのか、それとも。

何かが抜けている気がする。しかしそれが何かは分からない。
こういう時はロクな事がない。以前の経験則から念のため紙媒体に記録しておくことにする。」

博士 「分かりました。次の店舗への移動をお願いします」

仙櫁 暁 「わかりました」
購入した(?)メモ帳と文房具に何事か書き付けた後、移動しましょうか……
順番に、ファッション店でしょうか。

KP 8店舗の内、調べられそうなのは一店舗だけのようだ。
有名な某チェーン店の内装に酷似している。

仙櫁 暁 ユニ○ロ……
「……服屋に入ります」入ろう!
CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 62 > 成功

KP メンズコーナーに子供用のハンカチが落ちている事に気が付く。兎柄のかわいらしいもので、少し使い古されているような印象を受ける。そして、ハンカチの右下に「いまの あやめ」と赤い刺繍で名前が綴られている。

仙櫁 暁 「……これは……ハンカチ?」
拾い上げては見ますが……しかし…
レジに置いといたほうがいいのでは…?
それともインフォメーションに…?
「ハンカチが落ちてました。うさぎ柄の子供用のハンカチですね…。どうしましょうか」
「名前が刺繍されていて、いまのあやめ、とあります」

博士 「いまのあやめ、こちらで確認してみます。」

KP 一分から二分後返事がくる

博士 「…該当する人物が256名、しかしこの東京都■■区に住んでいる者、もしくは過去住んでいた者はいません。」
「レジスターは起動しますか?」

仙櫁 暁 「レジ? ………」見に行ってみます。ぽちぽち…

KP 機械を触っても動かないです

仙櫁 暁 「起動しないみたいです」

KP  

博士 「分かりました。次の店舗への移動をお願いします」

仙櫁 暁 「……わかりました」
次はレストランですね。
「………朝月さん?」

博士 「……今の方は?」

仙櫁 暁 「仕事の同僚です。………」

博士 「そうですか。関係は良好でしたか?」

仙櫁 暁 「いや………」
「……よくはなかったかもしれません」

博士 「記録しました。次の店舗へ移動をお願いします」

仙櫁 暁 「わかりました」

KP フロアマップで一番広かった「P」という店舗のみ調べる事が出来る。
どうやらバイキング形式のレストランのようで、左半分に和洋折衷様々な食事が並べられており、中央の位置にはケーキやフルーツといったデザート、右半分はかなりの数のイスとテーブルが並べられている。

仙櫁 暁 ………??
料理が置いてある場所を調べてみます…?
新鮮…?

KP 近づいてみればそれら全てが食品サンプルだという事が分かる。

仙櫁 暁 何だ、サンプル……
CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 57 > 成功

KP 埃が積もっており、傷や汚れなどは見られないがどこか古く感じる。

仙櫁 暁 ここには汚れや埃があるのね なんで…?

KP 木製の椅子だ。触るのであればざらりとした木の感触が指先で感じられる。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 90 > 失敗
………
CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 18 > スペシャル

KP パッと見、机や椅子は全て一切の歪みなく綺麗に並べられているように見えたが、一つの席だけ、誰かが動かしたような跡がある。近づいて見るのであれば椅子や机を動かした後に乱雑に戻した形跡が見られるだろう。

仙櫁 暁 何か気になるものが残されてたりはしない…?(メモなど…

KP ないね

仙櫁 暁 「どうしてここだけ…?」
「……博士?
 現在レストランにいますが…」

博士 「はい。確かに…一階にレストランは存在しますね。何かありましたか?」

仙櫁 暁 「ここの食品は全てサンプルのようです。ホコリが積もったり、汚れたりしています。
 また飲食する空間の方に机と椅子があってきれいに並べられていますが、一つだけ誰かが座っていたのか並べられていないスペースがありますね」
「……その他には何も」

博士 「記録します」
「キッチンが動くかどうか確かめてくれますか?」

仙櫁 暁 キッチン… そっちの方に入っていってみます

KP 清掃整頓された綺麗なキッチンだ。コンロやオーブン流し台といった調理室に相応しい設備が揃えられている。しかし水道やガスは通っていないようで、動く気配はない。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 68 > 成功

KP 流し台の下の隙間に落ちていたメモを見つける。

仙櫁 暁 メモ メモに手を伸ばしてみます

情報

メモ2 よく分からないアナウンスが定期的に流れる。最初は、自動音声みたいな…そういうものかと思ったが、何やら違和感を感じた。
アナウンスの正体も分からないと言われた。使えないやつだと正直思ったが、何も言わずに俺は進むことにした。

メイン

仙櫁 暁 「キッチンは動きませんでした」

博士 「了解しました。他に何かありましたか?」

仙櫁 暁 「雑貨屋にあったのと同じようなメモが有りました。
 アナウンスが定期的に流れてくる、というメモです。……以前にもこのように迷い込んだ人物がいるんですか?」

博士 「いえ、そのような記録はこちらにはありません。」

KP sCCB<=32 心理学 (1D100<=32) > 8 > 成功
本当のことを言っているように感じる
 

博士 「メモの内容を共有していただけますか?」

仙櫁 暁 「………よく分からないアナウンスが定期的に流れる。最初は、自動音声みたいな…そういうものかと思ったが、何やら違和感を感じた。
 アナウンスの正体も分からないと言われた。

 と書いてあります」

KP 「わかりました。記録します。次の店舗に移動をお願いします」

仙櫁 暁 「はい」コーヒー専門店へ

KP  

博士 「今の方との関係性をお伺いしてよろしいでしょうか」

仙櫁 暁 「猪狩が? ……… …いや」
惑わされないぞ……
「友人です」

博士 「関係は良好でしたか?」

仙櫁 暁 「おそらく」
自分ではそう思ってるけど相手のことはわからないので

博士 「了解です。改めて次の店舗へ移動をお願いします」
 

KP 入口からでも店内の構造が一見して分かる程度の広さだ。特に変わった所はなく、珈琲豆が量り売りで購入できる店なのだという事が分かる。レジ側に入ってコーヒー豆を確認するのであれば、珈琲豆は食品サンプルだという事が分かる。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 98 > 致命的失敗
wwwww
無言ですっ転ぶ
「………」

KP 床に何か文字が書いてある。「おいていかないで、ここにいるよ」と拙い文字で書かれている。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 52 > 成功
CCB<=14 【追跡】 (1D100<=14) > 29 > 失敗
「……?」どこに…?
「……コーヒー店にいますが。
 床に”おいていかないで、ここにいるよ”と書いてあります」

博士 「なるほど」
「先ほどのメモの事も踏まえると、仙櫁さんの以前にここへ侵入していた人間がいる可能性があります。人の気配はしますか?」

仙櫁 暁 CCB<=76 【聞き耳】 (1D100<=76) > 88 > 失敗
「いや、特に気配はないですね」

博士 「分かりました。引き続き調査をお願いします。」

仙櫁 暁 「……はい」
それじゃああとはエスカレーターだけね

博士  

KP 稼働していない。近づいても動く気配はないが、ヒビや崩れている個所などは特になく、普通に登る分には問題なさそうだ。

博士 「では、二階へあがってください。」

仙櫁 暁 止まっているエスカレーターか……
………??
見え…?
まあいいか、上がりましょう

KP 二階にあがれば一階同様にいくつかの店舗のシャッターが閉まっている事が分かる。ここから見る限りではシャッターが閉まっている以外に、特に変わった様子はない。エスカレーターを登ったすぐ横には眼鏡屋がある。

博士 「あなたの近くに眼鏡屋があるはずです。そちらから2Fの調査を開始してください。」

仙櫁 暁 「……わかりました」
眼鏡屋に行ってみましょう

情報

2F 探索箇所 [2F探索箇所]
ファッション店/眼鏡店/おもちゃ屋/フードコート

メイン

KP やけに生々しく、人間味を感じるようなその声はあなたの意識を掴むには充分だった。その言葉を聞くたびに脳内に黒い点のようなシミ痕を残していくのだ。ぽつりぽつりとそのシミは少しずつあなたの脳内を浸食していくようで、じわりと冷え切ったいやな感覚が足先からなぞるように少しずつ、ゆっくりとあなたの体を侵していく。

一体、このアナウンスはなんだ?

足先からなぞる冷えた感覚は、あなたの指先を震わせるのに十分すぎる程の恐怖だった。
SANC0/1

仙櫁 暁 CCB<=80 【SANチェック】 (1D100<=80) > 61 > 成功
「……??」なんだ…?? 困惑するしか出来ない

博士 「小学校の皆さんとの関係は友好でしたか?」

仙櫁 暁 「友好かどうかは……。特に問題なく過ごしていたかと思います」

博士 「わかりました。引き続き調査をお願いします」

仙櫁 暁 「………わかりました」

KP そこまで広さは感じられず、入口から一瞥しただけですぐに店内の様子がぱっと見てとれるだろう。女性向け、男性向け、子供用、サングラス、コラボ商品…といったように商品でコーナー分けされている。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 82 > 失敗

KP 男性向けコーナーの場所に一枚のメモが眼鏡を文鎮変わりのようにして挟まっているのが分かる。

仙櫁 暁 ではそれを見つけて、メモを読んでみます

情報

メモ3 女性が男性に変わった。急に………何故だ。
ここから出られれば女性だろうが男性だろうが構わない。しかし、この男性はどうにも信用出来ない。何か裏があるとは思うがとりあえずは様子を見ることにする。

メイン

仙櫁 暁 CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 14 > スペシャル

KP どこか見覚えのある筆跡だと感じる。友人か、もっと親しい人物か…。

仙櫁 暁 誰だ……??

博士 「何かありましたか?」

仙櫁 暁 「メモが。
 読み上げますね。

 女性から男性に変わった。しかし、ここから出られるならば女性だろうが男性だろうが構わない。
 とりあえずは様子を見ることにする と」

博士 「なるほど。アナウンスの性別に変化はありましたか?」

仙櫁 暁 「いえ、ありません」

博士 「わかりました。ひき続き調査をお願いします。」

仙櫁 暁 「はい」ファッション店から
「………」

博士 「今の方はどちら様ですか?」

仙櫁 暁 「幼馴染というか……まあずっと以前の友人です」

博士 「今も連絡を取り合っていますか?」

仙櫁 暁 「取っていません」

博士 「了解しました。記録します。調査の続行をお願いします」

KP ずらりと並ぶ数多くのファッション店の中、一店舗だけシャッターのしまっていない店舗がある。足を踏み入れれば、どうやらこの店舗は子供服専門店のようで、ポップな字体と色で作られた店の看板と入口に小さな子供のマネキンが二体置かれている。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 12 > スペシャル

KP 片方のマネキンの服のポケットに何か小さな膨らみがある事に気が付く。手を伸ばし、ポケットの中を探ってみると、中から一枚の丁寧に二つ折りにされた手紙とアメが入っていた。

仙櫁 暁 手紙から見てみます

情報

手紙 きみもひとりなの?
わたしもひとりぼっち。まいごになっちゃった。
でもだいじょうぶ、うえへあがればいいって、おとこのひとがいってたから

メイン

仙櫁 暁 「……」………
いまのあやめちゃんかな…? と思いながら…
飴ちゃんは?

情報

アメ かわいらしい水玉模様の袋の飴玉だ。袋のデザインと色味がどこかレトロさを感じるだろう。いちご味と表に記載がある。

メイン

仙櫁 暁 食べるわけにもいかないし…… 持っ…? え…?
ポケットに入れていきましょう。……??
CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 1 > 決定的成功/スペシャル

KP 賞味期限が今から40年以上も前になっている。

仙櫁 暁 「40年前…?」

KP 探索者は首を傾げるだろう。考えをぐるりと逡巡させても思い当たる名前はない。

仙櫁 暁 誰だ…? と考え続けてる……???
「……ファッション店に来ていますが、マネキンのポケットの中に手紙と飴玉が」

KP 返事はありません

仙櫁 暁 「……博士?」

KP しばらく返答を待ってみるも無反応だ。インカムの奥から人間の吐く微かな吐息の音はおろか物音一つしない。

仙櫁 暁 「………」
「………なるほど」
それではまあ、インカムは一応したままで、進んでいきましょうか。今後は……スマホのボイスメモでも使う?
紙媒体のほうがいいんでしょうけど
「ファッション店にいる。子供のマネキンのポケットの中に手紙と飴玉。40年前の賞味期限」
「次は玩具店に向かう」一度切る

KP 中はかなり広々としており、もしかすれば懐かしさや親しみを感じるかもしれない。入口から展開されている、新商品であろうボードゲームや大きなぬいぐるみ、日曜日の早朝に放送されているアニメに出て来る魔法のステッキ等たくさんのおもちゃが並べられている。ここを一つ一つ確認していくには少々時間がかかりそうだ

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 3 > 決定的成功/スペシャル

KP 玩具の拳銃が並ぶコーナーに足を踏み入れた時、ふと視界の端に白い物が写る。何かと思い、足を止めそちらを見やれば一枚のメモが棚に置かれていた。

仙櫁 暁 メモ…… メモを見てみます

情報

メモ4 アナウンスの声は人間の子供…女の子で間違いない。人の気配はないのに何故かそう強く感じてしまう。
アナウンスの度に本気で呼ばれている気がする。漠然とそう感じるだけで、確信はない。
今まで何回もこういった事に巻き込まれてきたが、今回のような事象は初めてだ。敵意も悪意も感じない。
しいて言えば…(ここから先は文字が掠れて読めない)


全てを読み取る事は難しかったが、かろうじて最後の一文だけ読み取れた。そこには「もしあれが迷子なら、探してあげないといけない」と書かれていた。

”宇宙戦隊コスモンジャー!~悪い異星人をやっつけろ!~” ”宇宙戦隊コスモンジャー!~悪い異星人をやっつけろ!~”
毎週日曜日に絶賛放送中!宇宙戦隊コスモンジャーがゲームになって登場!プレイヤーは好きなコスモンジャーを操作して、人間の魂を乗っ取り悪さを企む狡賢い組織イースベーダーと人間を襲い脳みそをコレクションしてしまう恐ろしい大魔王ミン=ゴを倒そう!

銀色のカート くまのぬいぐるみがぎゅうぎゅうに詰め込まれている銀色のカートの中に、ぽっかりと一か所空白がある事に気が付く。まるで誰かがくまのぬいぐるみを抜き取ったような、そんな空白だ。

メイン

仙櫁 暁 CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 99 > 致命的失敗
!??!
何もわからない

KP ざざっという布擦れの音がインカムからあなたの耳へ伝わる。

博士? 「すみません、井上 和寿博士と交代しました。」

KP 落ち着いた男の声でそう告げられるだろう。

仙櫁 暁 「……どなたですか?」

博士? 「先ほどの男性/女性から引き継いだ者です。恐らく自分の事を博士と呼ばせていたでしょうから、私の事も博士で構いません。」

仙櫁 暁 「……先程までいらっしゃった”博士”は、イノウエカズトシさんとおっしゃる?」

博士? 「はい、そうです」

仙櫁 暁 「貴方の名前は?」これは答えてくれなさそう

博士? 「博士とお呼びください」

仙櫁 暁 「先程までいたイノウエさんはどうなったんですか?」

博士? 「こちらの事情です。お気になさらず。交代の最中に何かおかしな点はありましたか?」

仙櫁 暁 気になるが??
「……アナウンスで、イノウエカズトシさんの名前が呼ばれましたが」

博士? 「了解しました。記録しておきます」
「調査の続行をお願いします」

仙櫁 暁 「…………わかりました」
CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 65 > 成功

KP 先ほどまで聞こえていた博士の声は、ニュースキャスターのように淡々と言葉を綴り指示を飛ばす冷静な人間だという印象を持っていたが、今の男性の声は抑揚もなくどこか機械的だ。まるでアンドロイドと会話しているような…そんな無機質な印象だ。

仙櫁 暁 ……まるでAIと話しをしてるみたいな気分になるわ
…フードコートに向かいましょう

KP こういった複合施設に訪れた事があるのであれば、そこそこ馴染み深い光景だろう。ドーナツ屋、うどん屋、アイス屋、クレープ屋、ファーストフードといった食べ物を取り扱う店舗が横並びに展開されている。そして店舗の反対側には一人用の席から二人用、四人用といった様々な大きさの机が並べられており、もし仮にここが普通のデパートであれば、昼食時は特に人の賑わいがありそうだという事が想像できる。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 36 > 成功

KP 床に何か落ちているのを発見する。

仙櫁 暁 何が落ちてるのか見ます

KP 床に何か落ちているのを発見する。近づき、拾い上げればそれが警察手帳だという事が分かる。

仙櫁 暁 ……? 誰の…

KP 中を開けばそこには見知った顔…と呼ぶにはナンセンスだろう。あなたの良く知る人物、共に肩を並べ、笑い、話し、時には喧嘩をし、短くはない時間を共にしてきた同僚の顔写真と日良居尚斗という名前が、そこにはあった。

仙櫁 暁 笑…?
「……日良居くん」
? ???
今までのメモの筆跡が…? ということはない?
CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 14 > スペシャル

KP メモの筆跡が彼のものだと気が付くことができる

仙櫁 暁 「……」
「博士」

博士? 「何かありましたか?」

仙櫁 暁 「そちらから外部に連絡を取ることは出来ますか」

博士? 「可能ですが、どうしてでしょうか」

仙櫁 暁 「私の話を伝えてもらわなくても大丈夫です。
 今から言う番号に電話をかけていただきたいんですが」
可能か…?

博士? 「詳しい状況をご説明ください」

仙櫁 暁 「知り合いの持ち物が落ちていました」
「私の通信機器は圏外で、外部と連絡が取れません。そちらから行っていただきたいのです」

博士? 「お名前を教えてください。」

仙櫁 暁 「…………」

博士? 「どうしましたか?連絡を取るためにも、お名前を教えてください」

仙櫁 暁 「……いえ、ひとまず、保留で。
 なかったことに」
「………」

博士? 「虚偽の報告は認められていません」

仙櫁 暁 「知人の持ち物が落ちていました。
 虚偽の報告はありません」

博士? 「了解しました。引き続き調査の続行をお願いします」

仙櫁 暁 「……はい」
では3Fへ

博士? 「関係は良好でしたか?」

仙櫁 暁 「……小学校時代のものと特に変わりはありませんでした。特に、問題なく」

博士? 「わかりました。記録しました」
「アナウンスについて、何か変わりはありますか?」

仙櫁 暁 「……最初の頃より、少し人間っぽい感じがする以外は特に変わりなく。
 男性の声です」

博士? 「なるほど。アナウンスについてどう感じますか?あなたの直感でも構いません」

仙櫁 暁 「……嫌な予感がしますね。あまり長く聞いていたくはないです」

博士? 「…そうですか」
「仙櫁さん、あなたに今から8個、問いかけをします。」

情報

問:1  

メイン

問:1 まず、一つ目。
想像してください。あなたは今、あなたを含めて5人いる部屋にいます。各人に自分だけが中を見れる箱が1つ与えられているとしましょう。箱の中には”カブトムシ”が入っています。誰もが箱の中身をカブトムシと呼んでいるが、それを他人のカブトムシと比べあわせたことはありません。各人は自分が持つ箱の中だけを見て、それがカブトムシであると考えているのです。他人の箱の中身がまったく別物であるということもあり得るでしょうし、実は箱には何も入っていないという可能性もあります。
さて、あなたはどうやってこのカブトムシを証明しますか?

仙櫁 暁 「……箱の中身を他の人に見せる?」

博士? 「何故そのような答えに?」

仙櫁 暁 「見れば…一発でしょう。私がカブトムシだと思っているものが相手にわかる。それが他の人にとってカブトムシではなかったとしても」

博士? 「なるほど。わかりました。では引き続き調査の続行をお願いします」

仙櫁 暁 「……はい」
あと7つは? と思いつつ…… 進んでいきます。
3Fへ
「………っ」動揺する

博士? 「今の方との関係は?」

仙櫁 暁 「………仕事の、同僚……先輩です」
「仲は… 悪くはないはずです」

博士? 「そうですか。三階へどうぞ」

仙櫁 暁 「………」えっ… 雰囲気が…

KP 一階二階と比べると、やや暗い印象を受ける。照明の光が下に比べて少し弱いからだろうか。そしてそれと同時にホコリっぽさを感じるだろう。くしゃみや咳込む程ではないが、三階はあまり清掃が行き届いていないのだろうか。
三階はファッション店が多く占めている。二階はメンズや子供服を中心としていたが、三階はどうやらレディースが主となっている。しかし、どうやらどこもシャッターが下りており中に入る事は出来ない。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 48 > 成功

KP 数にして大体20店舗程だろうか。こんなにも多くの店舗がどこも一様にシャッターを下ろし客の来店を歓迎しない様は少し異様だろう。また、シャッターの奥側は真っ暗という訳ではなく、弱弱しくもぽつんとした明かりがうっすらと灯っているのだから、余計に気味が悪い。
そんな異様がずらりと並ぶ中、一つだけふと目に留まるものがあった。そこはパーティドレスを主に取り扱っている店のようで、その店のシャッターに小さな手形が一つある。

仙櫁 暁 CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 56 > 成功

KP 手形の横に真横になぞるように引かれた線がついている事に気が付く。
この線は、人差し指でこの小さな手形の存在を確かめるようになぞられたものではないかと思う。また、線の太さから大人のものだろう。

仙櫁 暁 「……馬くん……」心中穏やかでない…

博士? 「アナウンスが何であるか、判明しました。お知らせです~という放送が流れると、建物内に侵入している人間のことを、その知り合いである人物が忘れ、知覚できなくなってしまうようです。例えば、「お知らせです。Aさん、Bさんがお待ちでした。」という放送が流れれば、建物内にいるAさんのことを、その知り合いであるBさんが忘れ、認知できなくなる…という効果です。」

仙櫁 暁 「………」
「……………」
「そうですか」
「わかりました」
「問題有りません」

雑談

かいさん ほんまトロンプルイユを通った探索者でくるのよぉ……

193 ふふふ… えへへ……

メイン

博士? 「そうですか」
「それでは引き続き調査の続行をお願いします」

仙櫁 暁 「はい。………」
パズル店に行ってみましょう。

情報

パズル店 探索箇所 〔探索個所〕
額縁コーナー、巨大なパズル

メイン

KP 子供向けのパズルから大人向け、完成までに一体何週間かかるのだろう、と考えてしまうようなかなりの数のピース数のパズル等様々だ。また、店の奥側には完成したパズルを飾る用の額縁や、額縁に張り付ける為のパズル用ののりも販売されている。壁には完成したパズルのサンプル品もいくつか並べられており、特に目を引くのはレジ近くに黒色の額縁に入れられ、展示されている5000ピースの巨大なパズルだろう。

仙櫁 暁 巨大なパズルの方から見てみましょう。

KP 180cm×150cm程の非常に大きな5000ピースのパズルだ。
ヨーロッパの街並みを模した都市が鏡合わせのように上下に描かれており、近づいて見てみればピース一つ一つにきらきらとした細かいラメのような物が混ざっている事が分かる。
右下には商品名のラベルが貼られており、そこには「パラレルワールド」と書かれていた。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 81 > 失敗
CCB<=95 【知識】 (1D100<=95) > 55 > 成功
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 23 > 成功

KP アイデア→よくよくパズルの絵柄を見てみれば、上下の都市で所々違う箇所が見受けられる。上に描かれている都市では大きなパン屋の店主が歳老いた女性として描かれているが、下の都市には若い少年が小さなパン屋を営む姿が描かれている。他にも上の都市に描かれている建物や人が下の都市にはなかったり、逆に下の都市に描かれている赤い屋根の家が上の都市にはなかったりと、注視して見なければ気付かないような細かな違いがこのパズルに描かれている事が分かる。
パラレルワールドとは、ある世界から分岐し、それに並行して存在する別の世界を指す。
並行世界、並行宇宙、並行時空とも言われている。  そして、「異世界」、「魔界」、「四次元世界」などとは違い、パラレルワールドは我々の宇宙と同一の次元を持つ。SFの世界の中だけに存在するのではなく、理論物理学の世界でもその存在の可能性について語られている。
あらゆる選択の上に現在自分のいる世界が成り立っているとして、選択を違えた「もしも」の数だけ存在すると考えられる別の世界を意味する言葉である。

仙櫁 暁 「パラレルワールドか……」
この状況の何かを意味するものだろうか…? ………
そっちに行こうとしてるのか、もう来てしまったのか…
了解です。額縁の方も見てみましょう
「………」

博士? 「関係は良好でしたか?」

仙櫁 暁 「ええわりと。そうだったような気がします」

博士? 「そうですか。引き続き調査をお願いします」

仙櫁 暁 「わかりました」

KP 大小さまざまな額縁が販売されている。シンプルな枠から西洋アンティークを思わせるような洒落た装飾品が施されたものまで様々な種類がある。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 67 > 成功

KP 商品棚の下にメモが一枚、ペンライトが一つ落ちている事に気が付く。

仙櫁 暁 マメだな… と思いながらメモとペンライトを拾ってみてみます

KP [ペンライト]
かちりと音を鳴らしてボタンを押して見れば、強い光が店内を照らす。暗い場所で使えば十分な光源になるだろう。

情報

メモ5 忘れられる、か。
つまり、今までのアナウンスの人たちは…全員俺の事を忘れてしまったという事か。
詳しい原因は分からないと言っていたが施設自体に問題があるとこの男は推測しているようだ。
存在の消滅は死と同等であると定義するか、だなんて尋ねられたが、なんとも答えづらい問いかけだろうか。
………どうなんだろうか。
実に分からない。

前に解決した事件を思い出した。
あの不思議な紋章や絵を見た時、誰かのことはおろか、自分のことすら忘れたこともあった。
しかし、その後全員がなんとか自分のことを思い出し、事件を解決した。

あの時、自分は忘れる側だった。
だが、俺を知っている人間がいない日常に戻れという話は……俺が忘れられる側であるというのは…………俺はどう思うのだろう。

寂しいのか?
悲しいのか?

……わからない

(裏に何か書いてある)
俺の名前は 日良居 尚斗 、守島さんの、千々石さんの…そして、仙櫁さんの同僚だ。
どうか、忘れないでくれ。

雑談

仙櫁 暁 イギ…………

メイン

仙櫁 暁 「………」
まあ、ここにもう来ることはないだろうけど。返事を書いておこうかしら。
メモは… 持っていきたいから
CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 9 > スペシャル

KP アイデア→このメモに違和感を感じた。絵画のあの、事件の時彼は君をあのカフェで忘れ去った。しかし、それはあなたも同じ。事件が解決した後、屋上で。しかし、このメモにはそのようなことがあったという旨が書かれていない

仙櫁 暁
日良居くんへ

絶対忘れません。……なるべくね。

貴方の友達 仙櫁暁♇

とでも書いておこう。…………前科があるし
平行世界か…… と思いを馳せる。
「讃飾さん…」

博士? 「今の方との関係は?」

仙櫁 暁 「……友人ですね」

博士? 「そうですか。親しかった、ですか?」

仙櫁 暁 「まあ、割と」
「しかし、私のことを忘れたところで……支障はないでしょう」

博士? 「そうですか」
「それでは二つ目の問いかけです。想像して下さい」

問:2 あなたはお金に困っており、明日の食べ物すら買えるかという程の貧困に陥っています。そんな中、あなたはこんなアルバイトを紹介されました。
「このボタンを押すだけで、100万円が貰えるアルバイトです」
ボタンを押した瞬間に感じないレベルで微弱電流が流れ、何もない空間へとワープします。
その空間は白いタイル張りの地面がどこまでも続いている空間で、辺りは薄暗く本当に何もありません。なお、意識はハッキリしており、お腹が空かないので食事を取る必要もなく、睡眠を取る必要もなく、死ぬ事もできない。ただひたすら何もない空間で5億年というとんでもなく長い時間を、1人で何もせずに過ごす必要があるのです。
ただし、5億年経過すると、5億年分の記憶がリセットされ、体も時間も元通りの状態でボタンを押した瞬間に戻れます。その為、押した人にとっては一瞬記憶が飛んだ感覚に陥り、気が付くと一瞬で100万円稼げているという物です。体感時間は一瞬ではあるが、実際には5億年過ごしているという代物です。

あなたはこのボタンを押しますか?

仙櫁 暁 懐かしい問題ですね……
「……押します」

博士? 「何故そのように?」

仙櫁 暁 「言葉で言われても、わからなかったのかも……。
 相手が冗談でそれを言ってる可能性もあるし、冗談じゃなくても明日ご飯が食べられるか否か、って状況でそういうことを言われたら押すだろうな、と」
「そのあと、本当に100万円くれたら…… もう押さないかな。怖いしね」

博士? 「記憶が消えるのに、もう押さないのですか?」

仙櫁 暁 「100万円くれたら……少なくとも相手には何か渡す理由があったってことでしょう。その分はもらうけど……」

博士? 「分かりました、興味深い。引き続き調査をお願いします。」

仙櫁 暁 「……わかりました」
4Fへ行きましょう

博士? 「今の方との関係は友好でしたか?」

仙櫁 暁 「灰野教授か……。ええ、比較的良好でした。
 私も優秀な学生だっただろうとおもいますし」

博士? 「わかりました。引き続き調査をお願いします」

仙櫁 暁 「はい」

KP どうやら上へあがる程照明の光は弱くなっていくようだ。3Fよりも頼りないと感じる薄い照明は、4Fのエリアをぽつぽつと照らすだけだ。薄い照明で照らされた箇所にじっと目を凝らし見やれば、どうやらここは一階のフロアマップ通り本屋と文房具屋でスペースが占められている事がかろうじて分かる。これ以上は手元に光がないとこの階を調べるのは難しいだろう。

情報

KP 〔探索個所〕
文房具屋/本屋

メイン

仙櫁 暁 マップを見ながら…… 文房具屋から行こうかしら

博士? 「同僚の皆さんとはどうでしたか」

雑談

仙櫁 暁 都合がいいと思ってる自分がどこかにいるな……

メイン

仙櫁 暁 「……特に問題なく?」
「仲の悪すぎる人間はいなかったですし…」

博士? 「そうですか。トラブルなどもなかったのですか?」

仙櫁 暁 「ええ。まあ ……いや、無くはなかったかな…」

博士? 「そうですか。そのトラブルを自分ごと忘れられて都合がよい、と?」

仙櫁 暁 「いや……。忘れられるのはあんまりですけど
 ……でも、私のことを忘れてくれるなら、それで幸せに生きていけるならそれでもいいかな、とは思いますね」

雑談

仙櫁 暁 日良居くんはそうは生きてくれないのでね…

メイン

博士? 「了解です。引き続き調査をお願いします」

雑談

仙櫁 暁 にわしHO3は仙櫁暁を忘れたほうがうまくいく

メイン

仙櫁 暁 「わかりました」

雑談

かいさん 俺が傷つく

仙櫁 暁 ふふ……

メイン

KP 手元の灯りで照らして見れば、ボールペンやシャープペンシル、消しゴムやノート等一般的な文房具屋に置かれいる物は一通り揃っている。しかし、どこもホコリが積もっており手を触れるのであれば、指先にざらりとした感触と共に灰色の汚れが付着するだろう。

仙櫁 暁 CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 77 > 成功

KP 一か所、マジックペンが陳列されている棚の下に赤色のペンがばらまかれる様に落ちている事が分かる。近づいて見てみれば、赤色のペンが散乱している場所に小さな靴の跡がある事に気が付く。

仙櫁 暁 CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 41 > 成功

KP マジックペンは商品棚の一番上に陳列されており、子供だとギリギリ届くか届かないかの距離だろう。もしかすると、この足跡はマジックペンを取ろうとして背伸びをしたものではないかと思う。
また、近くの商品棚にかわいらしいアニメキャラクターが描かれた塗り絵が開かれている事に気が付くだろう。目線を下げ、それを見る。どうやら赤いペンで幼い文字が書いてあるようだ。

仙櫁 暁 「……やっぱり小さい子どもが紛れ込んでるのね」文字を見てみます

情報

塗り絵 ここはどこ?くらくて こわいよ。パパ、ママ、どこにいっちゃったの?
もうごはんのまえにおかしもたべないから
はやくおうちにかえってくるから
パパとママのいうこともちゃんときくから

おねがい、だれか、あやめをみつけて、

メイン

仙櫁 暁 「あやめちゃん……」
「……あやめちゃーん?」いつもよりは大きな声で呼んでみるが……

KP 特に返事はないね

仙櫁 暁 なるほど…

博士? 「今の方は?」

仙櫁 暁 死んだ人が私を忘れるっていうのは……
どういうあれなんだろうな…
「妹です。亡くなりました」

博士? 「そうですか」
「仙櫁さん、3つ目の問いかけです。想像してください。」

問:3 あなたはとある大きな病院に勤める医者です。そして、現在5人の患者さんを受け持っています。今日中に臓器移植をしないと、確実にその5人の患者さんは死んでしまいます。臓器のストックはもうなく、唯一臓器を取得する方法がちょうど今来客した健康な患者さんを一人殺害して、彼の臓器を移植することです。また、あなたは手術ミスを絶対にしないという才能も備わっている為手術ミスによる患者の死はありません。そしてあなたは独断で判断しなくてはなりません。

さて、あなたは5人の臓器移植を必要としている患者と、1人の健康な患者のどちらを殺しますか?

仙櫁 暁 「……??」
闇医者か何かだったらまた変わってくるだろうが…
「何もしません。そのまま成り行きを見守ります」

博士? 「ほう。何故?」

仙櫁 暁 「5人のためにその健康な人間を殺すわけには行きませんし…」
「……もしその一人の人間が私であれば、考えようがありますけど」
「自分に自分で手術はできませんから」

博士? 「ほう。では、その五人の中にあなたの大切な人がいたらどうしますか?」

仙櫁 暁 「………」
この博士は何のつもりなんだ…? と敵意を抱く
「……それでも……」

博士? 「それでも?」

仙櫁 暁 口ではなんとでも言えるが ぐぬぬ

博士? 「答えなくても結構ですよ。答えますか?」

仙櫁 暁 「……いえ、やめておきます」

博士? 「あくまで私が興味本位で聞いているものですから」

仙櫁 暁 「虚偽の発言になりそうなので」

博士? 「わかりました」

仙櫁 暁 はぁ…?????? という顔をします

博士? 「実に興味深い。なるほど。面白い。引き続き調査をお願いします」

仙櫁 暁 「……わかりました」
本屋さんに向かいましょう
CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 6 > スペシャル

KP 文房具屋から本が並ぶ場所へと向かう途中、視線は偶発的にも下へと向けられた。
子供が描いたような赤い矢印が点々と床に描かれている。それはまるでどこかの場所へと導くようにして、奥へ奥へと続いている。

仙櫁 暁 本屋も見ていきましょう

KP 独特な紙とインクの匂いが探索者の鼻腔をくすぐる。ツンとした強い匂いではないが、どこか鼻奥と記憶に残るこの本屋特有の匂いだ。
雑誌や小説、漫画、参考書等の様々な本が取り揃えられている。

仙櫁 暁 CCB<=80 【図書館】 (1D100<=80) > 97 > 致命的失敗
wwww
「いて……」
「いたたた…」潰れる

KP こけたあなたの上に本が落ちてくる。その本たちに目がいった。

情報

本① 「カブトムシの箱」
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインが痛みを探求する文脈で紹介した有名な思考実験である。
一人一つずつ箱を持っていて、その中に私たちが「カブト虫」と呼んでいるような何かが入っていると仮定する。誰も他人の箱を覗きこむことができず、自分のカブト虫を見ることによってのみ、カブト虫とは何であるかを知ることができる。
この時、皆が「カブト虫」とは言っているものの、他人の箱を覗きこむことは不可能なので、それぞれの箱の中に違ったものを持っているという事が当然あり得てくる。それどころか、箱の中のものが絶えず変化し続けるということさえ想像可能である。
カブト虫だと言っている箱の中にある何かは、自分が思っているだけのカブトムシであって、他人が言っているカブト虫とはどんなものであるのかは全くわからない。そして自分自身のカブト虫についてもこの「(私だけのカブト虫=)私的カブト虫」はどのように言おうとしても、言語に乗せる事ができない。

メイン

仙櫁 暁 本が……三冊?

情報

本② 「五億年ボタン」
今から約20年程前にインターネットで有名になった思考実験。とある週刊誌に掲載された漫画の話である。
内容は、何もない空間で5億年過ごすだけで100万円が貰えるというアルバイトを持ち掛けられる、というもの。ボタンを押すと空間に飛ばされて、そこは餓死などの心配もなく、寝る事も出来ない。自分の身一つで5億年生きられる設計となっている。5億年経過すると、全ての記憶が消去され、元の場所へ戻る。
そして100万円を入手できる。
押した本人はボタン押して、ただ100万円出てきた様な錯覚に陥るが、実際は気が狂う程の5億年を過ごしている。
作中でも大した事無いと思い、再びボタンを押してしまい、また気の長い5億年を体験するハメになる。

本③ 「臓器くじ」
ジョン・ハリスが提言した"人を殺してそれより多くの人を助けるのはよいことだろうか?"という問題について考えるための思考実験。ハリスは功利主義の観点からこの思考実験を検討したと言われている。
「臓器くじ」は以下のような社会制度を指す。
公平なくじで健康な人をランダムに一人選び、殺す。
その人の臓器を全て取り出し、臓器移植が必要な人々に配る。
臓器くじによって、くじに当たった一人は死ぬが、その代わりに臓器移植を必要としていた複数人が助かる。このような行為が倫理的に許されるだろうか、という問いかけである。

ただし問題を簡単にするため、次のような仮定を置く。
・くじにひいきなどの不正行為が起こる余地はない。
・移植技術は完璧である。手術は絶対に失敗せず、適合性などの問題も解決されている。
・人を殺す以外に臓器を得る手段がない。死体移植や人工臓器は何らかの理由で(たとえば成功率が低いなど)使えない。

メイン

仙櫁 暁 「朽千縄くん……」

博士? 「今の方は?」

仙櫁 暁 「同僚ですね。仲はまあ…悪くはない。なかったです」

博士? 「そうですか」
「では仙櫁さん、4つ目の問いかけです。」

問:4 あなたの死の定義を教えてください。

仙櫁 暁 「……それも興味本位ですか?」

博士? 「はい。答えてください」

仙櫁 暁 「……全てを忘れてしまうこと、でしょうか。
 あくまで私に限ったことですが」

博士? 「分かりました。では、5Fへ、孤独な放送室へどうぞ。」

仙櫁 暁 この博士こっちのこと知ってる…? ?? ???
「………」
行ってみましょう

KP 矢印に従っていけば本の棚と棚の間に隠れるようにして置かれた、無機質な鉄製の扉に辿り着く。

仙櫁 暁 ノックをしてみる?

KP 特に返事はありません

仙櫁 暁 ……では、ゆっくり開けてみます。

KP ドアノブを捻り、扉を開ければキィ、という甲高い音と共に上階へ続く階段が眼前に現れる。オレンジ色の照明に照らされたその空間は否が応でも、一歩足を踏み入れれば後戻りはできないという事をあなたに感じさせる。
"時に、物語の真相というものは知らなければ幸福であったと後悔する要因になるだろう。
無知は罪であると言うが、生まれたばかりの赤子と10年、30年、50年と知識を蓄え続けた大人、そのどちらが罪であり幸福だと言えるのだろうか。無知は罪ではなく、知らない事こそが幸福であるのかもしれないと、探索者であれば痛いほどに理解できるはずだ。
しかし、ここではそんな選択は許されない。理不尽な叡智と真実の暴力に見合った時こそ、この世界は真価を発揮する。この箱に入った時点で、深淵を覗かないという選択肢はとうに潰えているのだから。
しかし、あなたが探索者足り得るならば、選択をするという行為もまた必須である。365日24時間1440分86400秒、あなたは選択をし、今まで生き続けているのだから。"
では、探索者。5つ目の問いかけです。

問:5 この先へ進みますか?

仙櫁 暁 ……進みます。

KP 階段を上るたびにカツンカツンと靴の音が無機質なコンクリートの中でこだまする。
天井からぶら下げられたオレンジ色の照明はあなたの頭上を照らし続け、あなたの顔には影が落ちている。それはまるであなたの表情を覆い隠す帳のようで、今、どんな表情で階段を踏み上っているかはあなただけにしか分からない。
そうして、再び目の前に鉄の扉が現れる。

仙櫁 暁 開けてみましょう。
「………」

KP ただノブの捻るだけだというのに、いやに重く感じる。キィ、と、金属が擦れる音がした。
暗転、
次に目の前に現れたのは無機質な灰色のコンクリートの壁に囲まれた部屋だった。
奥に白い扉が一つある。

仙櫁 暁 「ここは……」放送室っぽくはないが、奥の部屋…?
「……博士?」インカムに呼びかけてみる

KP 返事がありません

仙櫁 暁 にゃーん
この部屋に何もなければ、白い扉を調べてみましょう

KP 灰色に囲まれる中、ここだけは白く塗られておりどことなく異質だと思わせる。白い扉には「放送室」というプレートがかけられており、また、一枚の張り紙が貼られている。
扉のドアノブには一つ黒い鍵穴がある。
ドアノブに手をかけて回してみるなら、鍵がかかっている様子で開く気配はない。

仙櫁 暁 鍵……無いが……
張り紙を見てみましょう

情報

貼り紙 あなたは見つけられます
あなたは忘れられます
あなたは出る事が出来ません
あなたは迷子です
見つけられない迷子は、いずれ忘れられます

ここは孤独な放送室

メイン

仙櫁 暁 CCB<=76 【聞き耳】 (1D100<=76) > 68 > 成功
CCB<=80 【目星】 (1D100<=80) > 29 > 成功

KP 【聞き耳】
扉の奥から気配がする。誰かいるのかもしれない。
【目星】
床に一枚メモが落ちている

仙櫁 暁 アナウンスの主かもしれない。……メモ
拾い上げてみてみます

情報

メモ6 迷子を見つけた。この扉の奥にいるようだ。
何年、孤独にこの放送室にいたのか。少し考えただけでも…小さな女の子にそんなことをさせていたのか、と胸が痛くなった。
この子を放って帰るだなんて、そんな事は出来ない。
俺がなんであろうが、女の子を放ってはおけない。いや、相手が誰であろうと俺がやる事は決まっている。
同僚たちも、慕っていた先輩や、後輩も、大切な人たちも、全て俺の事を忘れてしまった。いまいち実感が湧かないのは、1人でここにいるからだろうか。いつもは誰かと一緒に巻き込まれる事が多いんだが、まぁ、(文字が掠れて読めない)
……皆さんの身にこんなことが起きたらと考えると、(文字が掠れて読めない)
俺は(文字が掠れて読めない)

すまない、と謝っても誰も俺のことを覚えていないのだから、この謝罪は誰にも届かないのだろう。だが、謝らせてほしい。本当にすまない。

マルAで解決した時も
臨時チームでとある絵画事件を追っていた時も
冥界で結婚式から逃げ出した時も
獣の仮装パーティーに行った時も
ビスクドールを追った事件の時も

……いや、思い出に浸るのはやめよう。
ホントに、皆忘れてしまっているのか。
こんな経験初めてだ。絵画事件の時もあったが、アレは皆で忘れた時だけ。
こうやって、実感すると悲しくなる。

誰が俺の活躍を覚えていなくても、それでも、俺はこの子を助け出そうと思う。
すまない。

メイン

仙櫁 暁 「……謝ってばっかりね」
「迷子か…」
でも放送は女の子の声じゃなかったと思うけど
この先にいるのは誰かしら ……
メモを懐に入れるけど、鍵がないんだったわね

KP 話しかけてみますか?

仙櫁 暁 そうですね、試してみましょう。
ノックして…
「誰かいますか?」

男性 「……その声、仙櫁さん?」

仙櫁 暁 ……???
聞き覚えはある? 本当に?

KP ありますよ
彼です
ただし、
アイデアを振ってください

仙櫁 暁 CCB<=95 【アイデア】 (1D100<=95) > 93 > 成功

KP アイデア→メモに、君が犯した罪のことは一切書かれていない。つまり、あなたが犯したことはなかった世界の彼だとかんじるだろう

仙櫁 暁 「日良居くん」

雑談

仙櫁 暁 その世界の日良居くんは私のことどう思っとるねん…

メイン

日良居 尚斗 「早く出ていってください、手遅れになりますよ」

仙櫁 暁 「出られないわ。出入り口が開かないから」

雑談

日良居 尚斗 どうだろうね~

メイン

仙櫁 暁 「でも多分、私がそっちに行けば貴方は出られるんでしょ?」
しらんけど…

日良居 尚斗 「俺と同じになってもいいんですか?今ならまだ間に合う、早く」

仙櫁 暁 「どれくらいの間ここに居るの?」

日良居 尚斗 「さぁ…。中に時計はないし、どのくらい経ったかはわかりません」
「…俺の前にいた子が、女の子が、デパートの最後の迷子だったんだと言ってました。皆がその子の事を忘れたらしい。母親も父親も、皆。そして少女は出られなくなったと言っていました」
「だけど、代わりに入れば少女は助かると聞いた。だから…俺はここにいます。少女を助ける為に」

仙櫁 暁 「そうなの。それじゃあ今回は私の番ってことね」
「開けて、日良居くん」

日良居 尚斗 「中からは開けられないし、変わるつもりもない」
「今すぐここから引き返して、出口を探して下さい」

仙櫁 暁 「それじゃあ日良居くんが出られないじゃない」
「貴方がその場所を出る気がないなら……そうね。私はここにいるわ」
「お話でもしましょうよ」

日良居 尚斗 「バカなことは、しないでほしい。お願いだから、ここから立ち去ってほしい」
「頼む…」

仙櫁 暁 「……黙ってたけど、私……仙櫁暁じゃないのよ」
「違うわね、正確には……貴方の知ってる仙櫁暁じゃない」
「だから貴方が心配するようなことはおきない」
「………。ね、大丈夫よ」

日良居 尚斗 「何であろうと、あなたは仙櫁さんだ。こんな思いしてほしくないから、はやく…引き返してほしい」

仙櫁 暁 「でもそうしたら、貴方の世界の私が悲しむわ。
 ……酷いことをするわ。罪な男ね」
「日良居くん。貴方にはいつだって、手をのばすって決めてるの。どんなに言われたって帰らないわ」
「………」
全員に忘れられれば…?

日良居 尚斗 「頼む、貴方には、仙櫁さんだけにはこんな事味わってほしくない、だから…頼むよ……」

仙櫁 暁 「……ごめんね」

KP かたん、と背後から音がした。振り返ってみればそこにはいつに間にか丸い机が置かれていた。机の上には何か物が置かれており、近づいて確認しなければそれが何であるかは分からない。
机に近づこうとした時、インカムの奥から静かな吐息が一つ、聞こえた。

博士? 「机に近づいたら、まずは一つずつ机の上の物を確認していってください。」

仙櫁 暁 もう見えてるやん……こっちのこと……
言うとおりにします
机の上には何が…

KP 机の上には黒い鍵が一つ、書類が一枚、赤いボタンが一つ、小さめのキーボードが一つ置いてある。

情報

机の上 [黒い鍵]
手の平サイズの鍵だ。キーチェーンでタグが取り付けられており、そこには放送室と書かれている。

[書類]
[日良居尚斗]のカルテのようだ。専門用語がつらつらと並べられており、理解しずらい内容がびっしりと書かれている。しかし、一番下の欄に書かれている文章だけははっきりと理解できる。そこには
「β世界線の[日良居尚斗]はθ世界との相違点はあと事件がいるかいないかのみである為、δ世界の[日良居尚斗]と比べると実験しやすいと判断。実験体03はβ世界線から連れて来る。」
と書かれていた。

[赤いボタン]
手のひらに収まるサイズの四角い黒色の箱に赤いスイッチボタンが付いている。

[小さめのキーボード]
サイズが通常のキーボードより二回りほど小さい事を覗けば特段おかしな点はない。

メイン

博士? 「机の上の物を確認しましたね?」

仙櫁 暁 「……ええ」

博士? 「では、あなたに6つ目の問いかけをします。」

問:6 あなたには生きる意思がありますか?

仙櫁 暁 「あります」

問:6 あなたには大切な人がいますか?

仙櫁 暁 「いるわよ」

問:6 あなたには帰る場所がありますか?

仙櫁 暁 「……あったかもね」

問:6 あなたは選択が出来ますか?

仙櫁 暁 「ええ、もちろん」

博士? 「……わかりました」
「では、7つ目の問いかけです。」

問:7 黒い鍵は、あなたの目の前にある放送室の扉を開ける為の鍵です。放送室の扉を開けば、あなたは次の孤独な放送人となります。そしていつかやってくるであろう迷子に見つけられ、扉が開くまではあなたは永遠にあの放送室にいなければなりません。ただし、中にいる迷子は解放され元の世界へ帰る事が出来るでしょう。また、放送室にいた時の記憶は削除するため、実際はこのデパートに訪れて数十分後に出た、という記憶に改竄されます。その為、放送室で何億年の時間を味わおうが、このデパートから出ればたったの数十分間の思い出になります。

キーボードは、一階の出入り口を開ける為のキーです。エンターキーを押せばすぐさま出入り口の扉は開かれ、外に出る事が出来ます。この場合、迷子は見つかる事はなく、再び次の迷子がやってくるのを待つしかありません。それは明日かもしれないし、1年後、100年後、はたまた五億年後かもしれません。それでもあなたは外に出る事が出来ます。…が、アナウンスを聞いてしまったあなたは、世界から認知されていません。書類やデータ上には残っていますが、あなたを覚えている人間は世界中どこを探しても誰一人いません。

赤いボタンは、α世界線…あなたがこのデパートにやってこなかった並行世界です。α世界では、あなたはデパートには行かずに休日を大切な人間とゆっくりと過ごす選択を取り、ゆっくりと平穏な時間を過ごしています。そこでこのボタンを押せば、α世界に今の人類の技術では対抗する事のできないウィルスを流し込み、α世界線の全人類は病死します。ただし、このボタンを押して帰る場合、アナウンスの効果をなかったものとし、あなたはこのデパートから日常へ帰る事が出来ます。キーボードの方法とは異なり、親友、友人、上司、先輩、後輩など世界はきちんとあなたの事を知覚しています。ご希望とあれば、デパートにまつわる記憶も消しましょう。

この三つの選択肢のうち、一つしかあなたには選ぶことが出来ません。

黒い鍵、キーボード、赤いボタン

あなたはどれを選びますか?

雑談

仙櫁 暁 どうしてそんなボタンが……

メイン

KP 制限時間はありません
ゆっくり考えてください
質問などあれば答えるかもしれません

仙櫁 暁 赤いボタンはありえない。誰にも得がない。
キーボードも……そうね、日良居くんを置いていくことになるし。
それじゃあどう考えても黒い鍵しか無いわ。
…メモは手元に残るかしら。

KP 残るかもね

仙櫁 暁 残ってほしいわ。……暇なときにでも眺めたいから
黒い鍵をとって、放送室の前に立ちます。

KP それでよろしいですね?

仙櫁 暁 ……ええ。

KP 選択に悔いはありませんか?

仙櫁 暁 ありません。

KP あなたは迷子を見つける為に、黒い鍵を手に取る。手にしたそれは金属の少しばかりの重みとひやりとした冷たさがあなたの手の平に伝わる。鍵が重い、と感じるのはこれから自分が過ごすことになる永遠の時間の事を考えてか、もしくはここを出てからの日良居尚斗の先の未来を考えてか、それとも別の不安や絶望、悲しみからか。
それはあなたにしか分からない。あなたにしか考える事が出来ない。あなたにしか感じる事が出来ないのだ。
こつ、こつといやに大きくあなたの靴の音が響く。
そうして、放送室の前まであなたはやってきた。

日良居 尚斗 「ここが開いてしまったら、手遅れになる。だから、どうかあなただけは、日常に帰ってほしい。頼む…」

仙櫁 暁 「……ここを出たら、私に話しかけて」
「抜け目のないやつだから、どこかに貴方の記録を隠してる」と思う、多分
「また……友だちになってくれる?」

日良居 尚斗 「考え直してくれ。頼むから。お願いだ」

仙櫁 暁 「……日良居くんを置いていけないわ。置いて行きたくないよ」
でもどんなに言葉を重ねても、そういい続けるんだろうな……
私が彼の言葉を真に聴く気がないように……

日良居 尚斗 「何かわからないけど、あなたの世界とは別の俺、だろ?だから……頼むから……帰ってほしい。君の世界の俺と過ごしてくれ…」

仙櫁 暁 「きっと”日良居くん”は大丈夫よ。
 私の他にもずいぶんたくさん、友だちができたから」
「……そうね、私ともう仲良くしたくないって言うなら私に話しかけなくてもいいわ。寂しいけどね」

KP 鍵を使いますか?

仙櫁 暁 ………使いましょう。

KP 黒い鍵を鍵穴に差し込めば、カチャリ、と、小気味の良い音がした。

雑談

仙櫁 暁 PLは日良居くんにジタバタされるたびにえーんとなる。えーん…

メイン

仙櫁 暁 ……中には、誰もいない?

KP いえ、いますよ。彼が

仙櫁 暁 いるんだ。嬉しいな……近寄れる?

日良居 尚斗 「馬鹿ですか、あなたは」

KP もちろん

仙櫁 暁 「……そうかもね」いつもどおり笑ってみせる
「会いたかったわ、日良居くん」
え…抱きしめても?(?)

KP いいよ

雑談

193 別の世界線であることをいいことに…

メイン

日良居 尚斗 「何…するんですか」

仙櫁 暁 「もうしばらく会えなくなるから」
「覚えておこうと思って」

日良居 尚斗 「………放っておけばよかったのに」

仙櫁 暁 「その選択肢だけはなかったよ」

日良居 尚斗 「そちらの俺は、あなたに会えなくて寂しがっているかもしれませんよ」

仙櫁 暁 「……そうかなあ」

日良居 尚斗 「おそらくは」

仙櫁 暁 「……そう、それは……」
「…………」
ごめんね
「貴方の世界の私が言ったかどうかわからないけど、あなたは私の大切な人よ」
「どの世界の貴方でも、きっと変わりはないから」

日良居 尚斗 「……そうですか」
「こちらの世界の仙櫁さんももっと素直であればいいのに…」
「あぁ、いえ何も……」
「本当に、よかったんですか?ここで五億年待つかもしれないのに」

仙櫁 暁 「ふふ、どうせ貴方も素直じゃないんでしょう」

日良居 尚斗 「さぁどうだか」

仙櫁 暁 「……貴方や、今までであってきた人たちのことでも考えて過ごすわ。
 メモも持ってきたから」消えちゃうかもだけど

日良居 尚斗 「………はい」

KP 彼はあなたの手を離し去っていくだろう

仙櫁 暁 手を振って見送ります。

KP 白い扉はしまるだろう。中から鍵は開かない
あなたは今からここで五億年の時を過ごすこととなる

腹はすかず
喉も乾かず
眠くもならず
排泄行為も必要とせず
病気にもならず
怪我も一瞬で癒え
意識も常にはっきりとして
死ぬこともない

世界から忘れられた迷子は、たった一人ぽっちで、孤独に、この狭い放送室で次の迷子を待つのだろう。

エンドα エンドα

後遺症「孤独な放送室」
あなたは5億年間、この放送室で孤独に過ごさなければならない。
その間この放送室からどんな理由であっても出る事は出来ない。
しかし、今回のPLがKP側に回り、KPCとしてあなたを使用し、エンドαに到達した場合は再び探索者として復帰が出来る。
あなたはこの孤独な放送室で次の迷子を待ち続けるのだ。

※生還報酬なし
※探索者として復帰した場合でも、世界からは忘れられている。あなたのことを覚えているものは世界中どこを探しても、彼以外はいないだろう。

暗転、 暗転、

雑談

仙櫁 暁 しょうがないね

メイン

KP さて、藺草さん。仙櫁 暁さんの世界線はどちらにしますか?
PCさんという探索者とは違い、幸いにもあなたはプレイヤーです。あなたには仙櫁 暁さんの世界線を設定し直すという権利があります。
1、α世界線の探索者として設定し直し、デパートには行かず平和な日常を過ごしたものとするか。(今セッションの事件を別世界線の出来事であったと処理する事になる)
2、今回のシナリオの舞台となった、θ世界線のままにするか。
藺草さんには二択、選択肢があります。仙櫁 暁さんが決断を取ったのであれば、藺草さんもここで選択せねばなりません。

選んでください
…わかりました。では、あなたのその答えは、"探索者としてロストとなるのか、はたまた肉体的にも精神的にも数字は0を迎えていない、という理由でロストではないと結論付けるのか。
8つ目の問いかけです。

問:8 問、探索者の死の定義を教えてください。

193 私が放送室に残った仙櫁暁を忘れた時、彼女は死ぬでしょう。
忘れない限りは、きっといつか……戻ってくるはずです。彼女の世界で誰もが……彼女のことを覚えていなかったとしても。
……戻ってくる道があるなら、ロストではないでしょう。彼女が戻ってくる気があるなら…

保存中 ――
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ー記録しました。

実験終了 では、これにて問:死の定義を教えてくださいの思考実験の全工程を終了致します。

お疲れ様でした。