Say hello to a Killer!

メイン

KP それではCoCTRPG KPレスシナリオ

Say hello to killer!

始めていこうかな。
ーーキラーによろしく。

＊

君がカッコいいキラーだってこと、
いつもみたいに私に証明して見せてくれ。
―――――
君は、気がつけば、ナイフを握っていた。
場所はどこかの路地裏、時刻は夜だ。
目の前には知らない男、血まみれの自分の両手、飛んでいた意識。

仙櫁暁 直前に不定を振って健忘だったのが効いてくる。…嫌な偶然ね

KP 刺したのは自分。と状況が告げている。
SANC1/1d4

仙櫁暁 CCB<=38 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=38) ＞ 90 ＞失敗
1d4
Cthulhu : (1D4) ＞ 2

system [ 仙櫁暁 ] SAN : 38 → 36

仙櫁暁 「……なにこれ、どういう事？」

KP 目の前に血を流した男が倒れている。
死んではいないようだが、腹を抑え呻いている。
頰に一筋冷たい汗を感じつつも、脳は冷静にくるくると回る。
《この場所を脱出しなさい、》
確かに。しかし逃げて良いのか。
《決してつかまれてはならない、》
何に。
目の前の男は携帯を取り出しどこかに連絡している。
《きのう。》
……きのうとはなんなのだ。
そもそもこの笛のような音声はなんなのだ。
ここで貴方は思案を止める。
遠くからパトカーのサイレンが聞こえたからだ。

仙櫁暁 「警察……事情を話せばあるいは……いえ、いい方に考えすぎるのは危険だわ。それに…捕まったら身動きできなくなる可能性がある」
「…本当に私が殺したの？」

KP 貴方は、その場からそっと離れた。
状況が分からない。刺した記憶などない。
しかし、今の貴方には自分の無実を証明できるものもないのだ。
もし貴方が頭の中で「残って事情を説明したいのだ」と思っても、足はひとりでに現場から離れていく。
まずは状況を知る必要がある。
無実を証明せねば、日常には帰れない。
笛のような音はもう聞こえなくなっていた。
少し離れた廃ビルの中で一息をつく。
まずは記憶を手繰り寄せてみよう。
貴方は仕事や学校、もしくは買い物などを理由に外出していた。
帰宅の途につく。そして夜道を歩いた、ーーその先の記憶がない。
手に持っているナイフを見る。
今日ナイフを持ち歩いた記憶はないし、この辺にナイフを売っている店はない。
つまり、……
★ここで＜アイデア＞か＜目星＞を振る。両方振っても良い。

仙櫁暁 CCB<=(60) 【アイデア/不定期間中に付き2/3】
Cthulhu : (1D100<=60) ＞ 73 ＞失敗
CCB<=86 【目星】
Cthulhu : (1D100<=86) ＞ 61 ＞成功

KP つまり、このナイフは自分のものではない。
それはナイフの手持ちに描かれている「Hameln」という名前も示している。
拭ってみればよく手入れがされており、凝った意匠であるとも思うだろう。
路地裏に落ちていたとは思えない。
だとすれば、このナイフは倒れていた男性の持ち物だったのだろうか。
過剰防衛で咄嗟に彼を刺してしまったのだろうか。
……それでも、今自首するのは早計に思える。
まだ無実を証明する証拠は足りないのだ。
※キーワード1「Hameln」を入手（メモしておいてください。）

メモ

KP キーワード1「Hameln」

メイン

仙櫁暁 ……ハーメルン？　笛吹き男がいったい、何の関係があるというのかしら。

KP さてね。きみが何かを調べるにしろ、とりあえず血塗れの姿ではまともに出歩けはしない。
まだ暗い今のうちに自宅に戻り着替える必要があるだろう。
……自宅ある？

仙櫁暁 「……今はホテル泊まりなの。もしわたしの姿を見られていたのだとしたら、早急に退去して…ドコかに身を隠さないと」

KP なるほどね。きみと倒れていた男性とは恐らく面識がない。
彼がきみのストーカーなどでは無い限り、家に警察が来る可能性は低いだろう。
きみは、あえて暗い道を選んで帰る。
壁に手をつきながら、記憶を頼りにホテルを目指す。
路地裏では雑多に物が打ち捨てられている。
だから、きみは不意にごみに足を取られ転んでしまうのだ。

仙櫁暁 「！？　わっ………ぶ」ガシャーン

KP 咄嗟に手を前に出したが、手をついた地面にはビニール袋が落ちていたようで支えは滑り、
きみは顔からアスファルトに落下した。
かわいそうに。

仙櫁暁 うるさい

KP 鼻から口元へたらりと何かが溢れた気がするし、
頭はガンガンするし、膝を擦りむいた気もする。
大通りの方からはパトカーの音が近づいては通り過ぎて行き、
「通り魔が出たんだって」「やぁだ、こわい」と笑い合う若い話し声もした。
何がどうなって、こんなことに。
違う、自分では無いという気持ちと、自身ですら無実を確信できないもどかしさ、不安な気持ち。
任意でSANを-1。

仙櫁暁 「……おとうさん、おかあさん…」（知らずにはらりとひとつ涙を落とす

system [ 仙櫁暁 ] SAN : 36 → 35

KP きみそんなキャラだっけ。

貴方が泣き虫であったなら、惨めな気持ちになりアスファルトを濡らしたかもしれない。
貴方が強い人であったなら、冤罪を晴らそう、真実を探そうと夜空を睨むかもしれない。
どうであれ貴方は探索者なので、立ち上がり足を進めることになるのだ。
そんな折、笛のような音声が聞こえた。

仙櫁暁 はっとして音の発生源を探すように首を巡らせるけど…

KP 《その場所はこの暗い出口である。》
《いつもそれが見られているので、私は知っている。》
どこからかはわからない。
《よいチャンス。》
《あなたは妨害者の除外のために協力する。》
そろりと歩みを再開する。
《きのう、》
壁に手をつかなくても、何故かスムーズに移動できた。
笛の音に導かれるようだ、と何となく思う。
《監督者。》
その音を最後に笛の音は消えた。
気がつくと、ホテルのすぐ側まできていた。
なんとか家に辿り着き、着替えて一息つく。
もし同居人がいるのであればすでに就寝しているか、出張などで出かけている。

仙櫁暁 ……つまり、部屋には私一人ってことね。

KP テレビ（テレビがない場合はSNSなど）をつければ、
「通り魔発生?!犯人は未だ逃亡中」
と言った緊急のニュースが流れている。
「これも、あの『同時多発殺傷事件』のひとつなんですかね？」
「この事件に関しては、もう３人も犯人が捕まっていますよね。関係があるのなら、４人目の犯人になります。
住民の皆さんも不安でしょうね。」
「被害者の男性は救急車が到着した時には意識がなく、回復を待って事情を伺うようですがーー」
専門家とリポーターの掛け合いを聞きながら思案する。
「同時多発殺傷事件」は、この近辺に住む者であれば誰もが耳にするワードだ。
言ってしまえば通り魔。
しかし、この事件の奇妙な所は「犯人が捕まった後も事件は続くこと」だ。
そうして、また別の犯人が捕まる。
何度犯人を捕まえても事件は起きる。いたちごっこである。
そして、犯人は決まってこう言うのだ。
「何も覚えてない」と。
ふと、ここで貴方は強烈な不安感に襲われる。
……まるで、自分と状況が一緒じゃないか、と。
SANC0/1d3

仙櫁暁 CCB<=35 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=35) ＞ 30 ＞成功
確かに自分には記憶がない。それでも、刺してしまったとなるとただでは済まされない…
本当に…私は刺したのだろうか。
ちなみに私は刑事なんだけど、この事件について詳しいことは知っていたのかしら。
choice[知っている,知らない,興味がない] というチョイス
Cthulhu : (CHOICE[知っている,知らない,興味がない]) ＞興味がない
マジ？
興味がない……おい刑事よ

KP いやあ～　驚いたね！　耳にははいっていたけどとるに足らないことだと思っていたわけだ。

仙櫁暁 そんな…そんなことは、無いわよ。

KP そう、君は正義を抱く刑事だ。でもそれは仮面だ……そうだろう？
さて、君は震えた手でコーヒーカップを置いた。
このままでは牢屋行きだ。
さて、どうやって貴方は無実を証明しようか。
《さあ。君がカッコいいキラーだってこと、
　いつもみたいに私に証明して見せてくれ。》
ーー調査開始ーー
現場に戻ることはできそうにない。

仙櫁暁 そうね。犯人は現場に戻る、こういったパターンが多いことは事実だわ。
待ち伏せされている可能性が高い。

KP そうだね、まずは、「同時多発殺傷事件」について詳しく調べることにするのがいいだろう。
★調べる場合は＜図書館＞、元々こういった事件に興味がある性格なら無条件で成功にしても良い。
興味があるならね。

仙櫁暁 ムカつくわね…
CCB<=70 【図書館】
Cthulhu : (1D100<=70) ＞ 39 ＞成功
ふふん、どう？

KP すごいねえ。とてもかつて技能80を外した刑事さんだとは思えないよ。

仙櫁暁 ……ハラタツわね

KP さて、5日ぶりだけど続き行こうか

仙櫁暁 久しぶりすぎて内容忘れちゃったわよ

KP ほんと？　INT大丈夫？
あっ、不定だったね（笑

仙櫁暁 刺すわよ…

KP ごめんごめん笑
じゃあ改めて行こうか
キミは路地裏で意識を取り戻した。目の前には知らない男が倒れている。
手は血まみれで、刃物を握ったままだった。

キミは追われている。まだキミのことはバレてないかもしれないが、時間の問題だ。
キミは無実を証明するために行動するだろう。
って、ところかな。
とりあえず、今はキミが滞在中のホテルだ。脱出経路を確認したほうがいいかもね、いつ警察が乗り組んでくるかわからないよ？

仙櫁暁 どうでもいいことをべらべらとはなさなくていいのよ。
それより、ほら。同時多発殺傷事件について。
わたし、図書館を成功したんだから早く情報を出しなさい。

KP はいはいせっかちだなあ。ほらよ！
「同時多発殺傷事件」は、最近世間を賑わせているニュースだ。
概要はきみが理解している通り。

情報

同時多発殺傷事件 被害者は、死傷者が数名、重軽症者が数十名。
ナイフや包丁などの刃物類で襲われた者もいれば、ただ殴られ蹴られた者もおり、手口に一貫性はない。
事件は数ヶ月前から今に至るまで続いている。
時間帯は様々。場所は探索者が住む町や、隣町だ。

本来ならそれぞれ別の事件として扱われるのだろうが、犯人が決まって「覚えてない」と話す共通点の下一括りに扱われているようだ。
嘘を付いている素振りはないと言う。
「犯人が捕まると、次の犯人がまた現れる」という状況に警察も手を焼いているようだ。

現在捕まった犯人は3名。
年齢や性別、職業などに共通点はなく、犯人同士の接点も確認できていない。

目的・原因不明のまま連続する事件に住人の不安は続いており、「模倣犯だろう」「奇病なのではないか」「犯罪グループがいるのではないか」「新興宗教の仕業か」などの根も葉もない噂も流行り始めている。
現に、貴方も外出時に「神を信仰すれば守ってくれる」という宗教団体の演説を、街頭で聞いたことがあるのだ。

メモ

KP ※キーワード2「同時多発殺傷事件」を入手

メイン

仙櫁暁 不可解な事実と、根拠のない噂が出回っているという現状がつらつらと書かれているだけなのね。

KP そうだね。キミは張り切って調べてみたが、正直なところ解決に繋がる情報はなさそうだ。
事件に関して、続けて調べ物ができる。
★<図書館>もしくは<オカルト>を振る。両方振っても良い。
なお、「キーワード1」を所持している場合は技能に+20%。

仙櫁暁 オカルト、ほぼ100％になるわね…
あら、両方振ってもいいの。
せっかくだから振ってみようかしら。
CCB<=(70+20) 【図書館+キーワード１入手による補正】
Cthulhu : (1D100<=90) ＞ 20 ＞成功
CCB<=(79+20) 【オカルト+キーワード１入手による補正】
Cthulhu : (1D100<=99) ＞ 79 ＞成功

KP どっちも補正無しで行けたね。後者はちょっと怪しかったけど

仙櫁暁 いちいちうるさい人ね。成功は成功よ。
早く情報を出しなさい

KP おやおや。私は君とのおしゃべりを楽しんでいるだけなのに。
では情報だ。

キミは同時多発殺傷事件について更に調べを進めていく。
表向きに発表されている概要や考察では解決には至らない。
根も葉もない嘘くさい噂話を、しらみつぶしにクリックする。

仙櫁暁 ……こういう作業、新人のときにやらされたわ。
目と手が疲れるのよね

KP 「ハーメルンの笛吹き男事件」、という言葉が目に止まる。
キーワード1を所持している探索者であればハーメルン、即ち「Hameln」という単語に思うところがあるだろう。

仙櫁暁 そうね、またこのキーワードだ、と思うわ。

情報

「ハーメルンの笛吹き男事件」 「ハーメルンの笛吹き男事件」は、「同時多発殺傷事件」の裏で起こっている失踪事件、らしい。
らしい、というのは不確かな情報だからだ。
ネットのオカルト板でまことしやかに考察されている程度である。
貴方がオカルトに詳しい人であれば、聞いたことがあるかもしれない。

近辺の町では、年齢や職業に関わらず次々と人が行方不明になっているようだ。
数は数名とも言われているし、届けがないものを含めるならその数倍とも言われている。
家出などで説明がつく人数であることや事件性が薄いということを理由に、テレビで報道される大きな事件として扱われたりということもないようだ。

「ハーメルンの笛吹き男」の名前を冠するのは、「笛のような音を聞いた」という証言があるからだ。

「知人がふらふらと夜道を歩いていたので不思議に思い見ていれば、どこかからは微かに笛のような音が聞こえた。目を離した隙に知人はその場からいなくなっていた。その日以降連絡がつかなくなった。」

同様の証言がいくつも確認されているようだ。
笛のような音。……貴方に思い当たる節はあるだろうか。

「同時多発殺傷事件」で捕まった3人も、事件を起こす前は行方不明になっていたらしい。
オカルト界隈では、「ハーメルンに洗脳されたのではないか」「いや、ハーメルンによって入れ替えられたのだ」などと言う議論が交わされている。

メモ

KP ※キーワード3「ハーメルンの笛吹き男事件」を入手

メイン

仙櫁暁 「笛の音……確かに、あの路地裏からここに来るまでに、何回か耳にした覚えがあるわ」
「……入れ替わっている？　わたし自身が？　…まさかね」
どうなのかしら、わたし、行方不明だったりしたのかしら。
それはちょっといただけないわね。仮にも公僕よ、私……。
連絡……と思ったけどよりによって警察だし。今は控えたほうがいいかしら。

KP ごちゃごちゃとした考え事の多いやつだね。
ひとまず調べ物に一区切り着いたきみはテレビをつける。
ニュースをやっているようだ。
内容は――殺傷事件について。先ほど自分が刺した男性の身元が分かったようだ。

ニュース音声 「ーー木会町会社員牛尾弘志さんが先程意識を取り戻し、ーー」

KP 牛尾。自分が刺した彼の名前は牛尾というのか。
生きていたことに安堵しつつも、気分は少し沈む。

仙櫁暁 そうね、生きていたことは喜ばしいけど……私のことを話す可能性がある。
いいえ本当に私がやったのなら、罪を償うべきだが…

KP ……空いていた検索窓に何気なく「木会町牛尾弘志」と打ち込めば、SNSのアカウントが引っかかる。
★<アイデア>もしくは<ナビゲート>を振る。両方振っても良い。

仙櫁暁 アイデアね、任せなさい
CCB<=90 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=90) ＞ 50 ＞成功
ナビゲートもせっかくだから振ってみようかしら
CCB<=10 【ナビゲート】
Cthulhu : (1D100<=10) ＞ 42 ＞失敗
まあ、そうよね。ちょっとがっかり

KP まあまあファンブル出さなかったんだから上々だろ。
さて、アイデアに成功した君、
アップされている写真を見れば、貴方が見たことのある風景がちらほら見つかることに気がつく。
どうやら割と近くに住んでいたらしい。
……記憶とこの写真達を頼りに歩けば、彼の家の近くまで行けるかもしれないと思う。

メモ

KP ※キーワード4「被害者の家」を入手

メイン

仙櫁暁 会いに行ってどうするのよ…
向こうが私の顔を覚えていたらことなんだけど…

KP 《そこに行き、調査しなさい。》
《これはあなたに期待される。》
……君はいやだろうが確かに、今手がかりはこの男性しかない。
明日の予定は決まったようなものだ。
《キラー。》
拙い拙い誰かの言葉。笛の転がるような音。
その呼びかけは確かに自分に向いていた。

仙櫁暁 …？

KP 殺人者。確かにそうかもしれない。
それを確認する為にも、明日も行動するのだ。
今日できることはこれ以上ない。
貴方は布団を被り、目を閉じた。

仙櫁暁 そうね、ひとまずは……安心ということなのかしら。
明日、逃げ回る羽目になるかもしれないし

眠るわ。

KP それがいいだろうね。
では君は眠りにつく。
――
ー
……君は爽やかとは言えない朝を迎える。
ホテルを出るなら人通りの少ない早朝が吉だろう。
手早く着替え、準備もそこそこにホテルを出る。
★さて、ここで＜幸運＞を振る。

仙櫁暁 CCB<=55 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=55) ＞ 65 ＞失敗
うっ…

KP はは笑　残念
……おっといけない。
うっかりテレビを消し忘れる所だった。
リモコンを手に取り、テレビに向き直る。
プツリと電源を落とす。
さて、今日の調査を始めよう。
きみは自分が刺した、牛尾という人物の家を目指す。
果たして知らない人の家に行って何ができるのかという疑問を頭の隅に寄せて、マップアプリを眺める。

仙櫁暁 そうよ。まさか殺すつもりじゃないでしょうね。
自分のことが信じられないわ。

KP ★ここで、彼の家に辿り着く為に技能ロールを行う。
キーワード4を所持している場合は、＜アイデア＞＜幸運＞＜ナビゲート＞のいずれか。
所持していない場合は＜幸運＞＜ナビゲート＞のいずれかで、そして-30%の補正をかけて判定を行う。
君はキーワード４【被害者の家】を所持している。
アイデア、幸運、ナビゲートのいずれかで判定してご覧。
全部振ってみてもいいよ

仙櫁暁 CCB<=(90-30) 【アイデア/健忘症による-補正】
Cthulhu : (1D100<=60) ＞ 1 ＞決定的成功/スペシャル

KP えっ

仙櫁暁 やったーー！！　どう！？　私だってやる時はやるのよ！

KP うん…心底びっくりしてる…えっ…
じゃあ…クリチケ…？
1クリか…何かあげたいけどアイデアなんだよな。
考えとくわ。

system [ 仙櫁暁 ] CT : 0 → 1

メモ

KP １クリティカル　アイデア

メイン

KP どうする？　ほか二つも振る？

仙櫁暁 振る振る。せっかくだもん。
運がいいから当たるかもしれないし！

KP じゃあ…どうぞ？

仙櫁暁 CCB<=55 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=55) ＞ 62 ＞失敗
CCB<=10 【ナビゲート】
Cthulhu : (1D100<=10) ＞ 44 ＞失敗
………

KP あはは笑
そううまくは行かないってことだね！
でもアイデアには成功してるから。
……案外行けるものだ。
「牛尾」という表札の前で貴方は一つ息を吐く。
彼のSNSに載っていた写真が、近所であると気がつけたおかげかもしれない。
家は一軒家だ。
灯りも灯っている様子も無いし、無人だろうかと周囲を伺う。
家主不在、勿論玄関には鍵がかかっている。
★玄関を開ける為には、＜鍵あけ＞の技能が必要だ。

仙櫁暁 「………」
当たるとは思えないけど。

KP でも一応、振ってみたら？

仙櫁暁 CCB<=8 【鍵開け】
Cthulhu : (1D100<=8) ＞ 88 ＞失敗

KP 888　ふふ。そりゃそうだろうね

仙櫁暁 はあ～　そうそう当たることないと思ってたけど、外すとやっぱり凹むわ。

KP 自分を過信し過ぎでは？
道具が満足になかったのかもしれないし、貴方に元々そのような技術はなかったのかもしれないし、焦りが失敗を生んだのかもしれない。
開かない。どうやっても。
しばらく考えあぐねていると、笛のような音声が耳を掠めた。
《それはサービスである。》
一言だけ聞こえたと思えば、かちゃりと鍵が回る音がした。
……開いたようだ。

仙櫁暁 「はっ！？　え！？」

KP 首を捻りつつ、そっと扉を開く、ーーとそこには、
一歩踏み出した貴方の目の前、ぶつかりそうな距離に人が立っていた。
その目は虚ろで、ただただ正面を見ている。
貴方にも反応しない。ただマネキンのようにそこに立っているだけである。
ただ、外の光を反射するその瞳は真っ黒なガラス玉のようにきらきらしている。
綺麗で、無機質。装いは40代の、今にも会社に出かけそうなスーツの男性であるのに、瞳だけがほんの少し人間離れしている。
SANC0/1

仙櫁暁 だ、誰…？　この人が開けてくれたわけ…？
CCB<=35 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=35) ＞ 45 ＞失敗

system [ 仙櫁暁 ] SAN : 35 → 34

仙櫁暁 「だ、大丈夫ですか？」様子がおかしいので肩をちょっと叩いたり揺すったりしてみる。

KP きみが話しかけたり、肩を叩いたりしても反応が返ってくることはない。引きずっていくこともできないだろうから、いまのところ放っておく他なさそうだ。
きみは周囲に警戒しつつ中に入る。

仙櫁暁 「……良心が咎めないでもないけど……仕方ないわ。お邪魔します」

KP 静かな一軒家だ。
玄関の靴箱を開けるといくつか靴が見つかる。
少し大きめの革靴、同じくらいのサイズのブーツ。女性もののサンダル、男性向けの小さめのスニーカー、……住んでいるとしたら最低でも3人ほどだろうか。
部屋はそれほど多くないようだ。

仙櫁暁 （……全員に見つかって囲まれたら、どうしようもないわね。）

KP 一番近くにあるのは居間だ。
人となりを調べるなら寝室だろうか？
2Fには大きな書斎もある、が鍵がかかっているようだ。
ーー探索開始ーー

仙櫁暁 人となりを調べるって何よ。
私、ここに何しに来たのかしら…？
被害者の家よね。

KP そう、ココは木会町牛尾弘志の家だよ。
君に刺された、被害者の家でもある。

仙櫁暁 ……嫌な言い方だわ。
……誰かいないか居間を覗いてみる。
いたら撤退。いなかったらホッとする。

KP ではリビングを調べる。
少し小さめのリビング。
ダイニングも兼ねているようで。奥には小さなキッチンもある。
生活感はあるが、どこか個人を特定させないような雰囲気があると思う。
例えば、写真やアルバムのようなものは無い。

仙櫁暁 「……？　変な家ね」

KP ★＜目星＞もしくは＜アイデア＞を振る。両方振っても良い。

仙櫁暁 CCB<=86 【目星】
Cthulhu : (1D100<=86) ＞ 85 ＞成功
CCB<=(90-30) 【アイデア/健忘症による-30】
Cthulhu : (1D100<=60) ＞ 27 ＞成功

KP おや、いいね。

仙櫁暁 そうね！　特に意味はないけど！

KP 食事を食べているであろう机に、椅子が1脚しかないことに違和感を感じた。
玄関にある靴からすれば最低でも3脚あるのが自然だ。
徐に冷蔵庫を開ければ、1人では食べ切れないような量の弁当や惣菜が入っている。
やはり、この家には複数の人が住んでいるのだろうか。

メモ

KP ※キーワード5「住人の謎」を入手

メイン

仙櫁暁 ………ここに来たことを後悔してきたんだけど

KP ふふ　でも解決に乗り出さなければ、真実は闇の中かもしれないよ？

仙櫁暁 それは……そうだけど

KP なにはともあれリビングは以上である。
他に調べられる場所は現状、寝室のみだ。

仙櫁暁 ……リビングには人となりがわかるようなものがないってことなら、寝室にはあるってこと？
元は興味なかったけど、普通ならありそうなものがないとなると気になるわ。
寝室へ行ってみる。

KP タンジュンだねえ
寝室
そう広くはない、ひとり用の寝室だ。
ベットがひとつ。
男性が使用している物に見える。
家具は少ない印象がある。
調べるとしたら、本棚や机だろうか。

仙櫁暁 机が気になるかしら。

KP 机にはPCが一台、あとは文具などが整列して置かれている。
引き出しを開けば、鍵が一つ入っている。
書斎のものだろう。

仙櫁暁 鍵がこんなところに。

メモ

KP ※アイテム「書斎の鍵」を入手

メイン

KP PCを起動することができる。

デスクトップにはいくつかのフォルダが並んでいる。
何気なくひとつクリックすれば、画像データが数枚、テキストデータが一つ入っている。
そして、クリックしてみた画像データは自分の写真である。
一旦停止しかけた頭を再起動させ、テキストデータも開く。

仙櫁暁 「……いつの間に」

情報

KP ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

No.7　仙櫁暁
2020年8月31日、笛の音に反応。

勤務形態：公務員
自宅：先日のXXによりXXがXX、現在ホテル暮らし、配偶者なし
帰宅経路：20時ごろ、電車とバスを乗り換えた後、徒歩にて帰宅。相樂駅の付近、相樂町27区公民館前を通る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メイン

KP 自分の名前、勤務形態、住所、家族の情報。
そして普段通っている道や、帰宅時間、帰宅方法などが詳細に記載されている。
残りの画像データも全て自分の写真だ。
SANC0/1

仙櫁暁 CCB<=34 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=34) ＞ 97 ＞致命的失敗

KP わーお　クリファンはSANチェックには適用されません！

system [ 仙櫁暁 ] SAN : 34 → 33

仙櫁暁 情報管理には気をつけているはずなのに、いつの間にかこういった情報を抜き取られていたことがショックで仕方がない。
………はあ、凹むわ

KP だろうね。まあ、デジタルな活動については補足されていないんじゃない？
少なくとも君が外を出歩いたりする間のことが、詳細に記録されている。ま、婚活（笑）程度のことはバレているかもしれないが。
他のフォルダを開けば、それぞれにNo.1、2、3……と綴られ、個人情報が仕舞われている。
その中には、「同時多発殺傷事件」の犯人とされている3人も含まれていると分かる。

メモ

KP ※キーワード7「個人情報」を入手

メイン

仙櫁暁 ……この家の人が同時多発殺傷事件に一枚噛んでるってわけ？

KP さあ、それはどうかな（KPは知らないし）
さて、他に本棚を調べることもできる。

仙櫁暁 もちろん調べます。
この件に関してさらなる情報があるでしょう。

KP 本の内容は気になる点がない。
ビジネス書や、最近はやりの漫画、紙辞書などがおいてある。

仙櫁暁 ………ちっ

KP 舌打ちしない！
本棚には★＜目星＞か＜アイデア＞を振る。両方振っても良い。

仙櫁暁 振るわ。
CCB<=(90-30) 【アイデア/健忘症による-30】
Cthulhu : (1D100<=60) ＞ 69 ＞失敗
CCB<=86 【目星】
Cthulhu : (1D100<=86) ＞ 54 ＞成功

KP 辞書がやけに多い。
今時紙辞書を引く人も珍しいと眺めていれば、
辞書はほとんどが新品に見えた。
しかし、ひとつだけ表紙がくたびれた物がある。
頻繁に出し入れされているようだ。
手に取って見ると、やけに軽い。
どうやら、ケースは辞書だが中身は別の物だったようだ。

仙櫁暁 ……なるほど？　隠し物の常套手段ね。

KP 日記を入手する。
最新のページをぱらぱらめくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

情報

日記巷で、俺はハーメルンと呼ばれているらしい。
オカルト的事象に興味を持ち研究するものとして、
自身が都市伝説となるのはかなり滑稽で愉快な話であるが。

しかし、確かに御誂え向き。
「ハーメルンの笛吹き男」とは上手く例えたものだ。
笛の音で人を誘い連れて行く。
確かにほぼ的を得ている。
ただひとつ、間違っているとすれば

俺が集めているのは人ではないということだ。

メモ

日記 ※キーワード6「真相の一端」を入手

メイン

KP ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
遡って全てに目を通している時間はなさそうだ。

仙櫁暁 ……なんだかムカつくやつっぽいわね。
こんな事件起こしといて愉快もなにもないわ
日記と鍵を持って書斎に降りる。
書斎……日記から察するに、”研究”の現場なのでは。

KP 書斎ね。了解。
寝室で見つけた鍵で解錠する。
かなり大きな書斎だ。おそらくこの家の半分以上のスペースを占めている。
重厚な扉はこの家にそぐわない。
会社員にこのような大きな書斎は必要なのだろうか。
本棚のラインナップは、オカルトめいた書籍ばかりだ。
たわいもない都市伝説から、外国語で書かれた稀覯本。
ここ数ヶ月の新聞も保管されている。一面は勿論、同時多発殺傷事件だ。

仙櫁暁 ほらやっぱり。全部わかっててあんな事書ける精神が信じられないわ。

KP ★＜目星＞もしくは＜アイデア＞を振る。両方振っても良い。

仙櫁暁 CCB<=86 【目星】
Cthulhu : (1D100<=86) ＞ 19 ＞成功
よし。

KP 観察して見れば棚は全て同じ家具で統一されているが、一つだけ違う色の棚がある。
注意深く観察してみれば、本で隠れて見えづらいが棚の奥にスイッチのようなものを見つけた。

仙櫁暁 ……なにこれ？　押して見るけど

KP 押してみれば、棚はゆっくりと右にスライドし、地下に続く階段のようなものが現れる。
地下へ進むことができる。（進むと戻れません）

仙櫁暁 ええ…？　なにそれ

KP ボス戦前っぽいね！　どうする？

仙櫁暁 とはいっても、他にできることなんてないはずよ。
キーワードは全部拾ったし……
武器がいるってこと？
スタンガンは持ってるけど心もとないし…
キッチン……に行って包丁、借りてこようかしら。
なにもないならそれでいいし、何かあったらそれで応戦する。
持つだけね。
私、ナイフ技能ないし。
こぶしのほうが確実性はある。

KP 了解。仙櫁暁はスタンガンと包丁を武器に持っている。
では地下へ。

仙櫁暁 ええ

KP 書斎の明かりが差し込む地下への階段。
辛うじて懐中電灯がなくても階段を降りることができそうだ。
そして一つの扉の前に辿り着く。
鍵はかかっていない。
地下室は広い空間だった。
壁にあるスイッチを押せば電気がつき全容が見えてくる。
円卓の様な大きなテーブルが部屋の中心に一つ。
そしてその机を囲むように椅子が５つ程並べてあり、そのうち3つには人が座っている。
サラリーマンの様な男性、主婦の女性、大学生の様な青年。
彼らは、机の中心にあるラジカセをただぼうっと見つめている。

仙櫁暁 ……？　人が…
さっきの玄関の靴の人たちね？

KP その瞳は虚ろで生気が感じられるものではない。
部屋への侵入者に反応することもない。
ただそこにいるだけ。
異様な光景にSANC0/1

仙櫁暁 CCB<=33 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=33) ＞ 100 ＞致命的失敗

KP わあ？　SANチェックだけおかしいね？
どうする？　追加減少入れる？

仙櫁暁 入れるわけ無いでしょ！？　SANCで助かったわ…

system [ 仙櫁暁 ] SAN : 33 → 32

KP 円卓に向かえば分かる。
置かれたラジカセから何か音が流れていると。
そして、貴方は。
ーー貴方は、音に導かれる様にして、空いていた椅子に着席した。

仙櫁暁 え…？

KP 勿論それは貴方の意思ではない。
ただ、この瞬間の貴方は自分の意思で行動できないのだ。
ラジカセから聞こえてくる歪な笛の音、
何かを録音し、繋ぎ合わせたような不快なその音を聞きながら、
貴方はただ椅子に座り、ラジカセをぼうっとーー

仙櫁暁 「………　…っ…」

KP 《私は上書きする。》
笛のような音声がやけにクリアに脳に届いた。
ラジカセの笛の音とは、少しだけ違う音。
《創造者の私の話を聞きなさい。》
古い友人に語りかけるような、優しくも厳しい声。
《監視者よ。》
《親愛なる私の友人よ。》
カチッという音がする。

仙櫁暁 「！」

KP 気がついたら、ラジカセの停止ボタンを押していた。
後ろに引かれた椅子から、自分が今ここに座っていた状況を察する。
この部屋に入って、円卓に近寄った以降の記憶が無い。
まるで、昨日の夜のように。
SANC0/1

仙櫁暁 CCB<=32 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=32) ＞ 23 ＞成功

KP ほう
椅子に座っていた他の面々は、止まったラジカセを見つめている。

仙櫁暁 「い、一体何がどうなってるっていうのよ」

KP ーー探索開始ーー
まあまあ、まず調べるとしたらこの円卓だろうか。
止まったラジカセ以外にもいくつか機械が置かれている。
まじまじと顔を近づけて見聞してみる。

仙櫁暁 ……この機械類は…？

KP 《なるほど》
声の主もどこかからこの機械を見ているのだろうか。
しかし、何に使う機械なのかは貴方にはよくわからない。
機械から離れ、円卓の周りに座った3人を観察する。
★＜目星＞を振る。

仙櫁暁 わけのわからない機械類、ちょっと見てみたいけど…
めぼしね。
CCB<=86 【目星】
Cthulhu : (1D100<=86) ＞ 36 ＞成功

KP 性別や職業、年齢にも共通点が見つからない3人。
微動だにしないその顔を覗き込んでみると、虚ろであるがとても綺麗な瞳をしていると気が付く。
よくよく見ないと分からないが、その目はガラス玉に似たものにも見える。
他の2人も確認してみれば、同様に綺麗な瞳を持っていると分かる。
貴方が見つけた唯一の共通点だ。

仙櫁暁 （きれいな瞳って何よ…）

メモ

KP ※キーワード8「共通点」を入手

メイン

仙櫁暁 そう言えば玄関に突っ立っていた人も、こんな感じだったわ

KP ★また、キーワード7を所持している場合は＜アイデア＞を振る。

仙櫁暁 CCB<=(90-30) 【アイデア/健忘症による-30】
Cthulhu : (1D100<=60) ＞ 37 ＞成功

KP どこかで見た顔だ。
3人の顔を順に視線で追いつつ記憶を手繰り寄せる。
ああ、そうだ。
寝室にあるパソコンに、個人情報があった人達だ。
この家の家主である牛尾が、彼らのことを調べ上げここに呼ばれたのだろうか。

仙櫁暁 だとすると、私もここにおびき寄せられたってことになるんだけど…？

KP 牛尾という男性に調べられていた人々。
ここに居る3人、同時多発殺傷事件の犯人の3人、そして自分。
共通点はなんだろうか。

仙櫁暁 笛に反応したこと…なのかしら？　笛に反応したから、調べられたのか、調べた上で、笛に反応するまで観察されていたのか。

KP 円卓以外の場所に目を向けることにする。
やけに広い部屋だ。
部屋の隅には、もう一つ大きめのデスクがある。
貴方はそちらに近寄っていく。
つま先に落ちていたネジがぶつかる。
何かの研究・開発でもしていたのだろう。
手帳やメモ類、分解された機械などが転がっており、随分と散らかっている。
その中には、ラジカセや録音機材などもいくつかある。
壁にも沢山メモが貼ってあるようだ。
ふと、一番目立つ所に貼ってあるメモに目が止まる。

情報

メモーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【南に住む古き種族との接触】

呪文をかければ、少しの精神力と勝機を消耗する。
本来はより南に近い方がいいのだが

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メイン

KP その下には、謎の呪文のようなものが書かれている。
＜呪文：？？？？との接触＞を取得する。

メモ

KP ＜呪文：？？？？との接触＞を取得

メイン

KP 《問題である時には、あなたは電話してもよい。》
またなにか聞こえたな、と思った。

仙櫁暁 ずっと聞こえてるわよ。
あなたは誰なのかしら。

KP 返事はない。
★デスクに対して＜目星＞か＜幸運＞を振る。両方振っても良い。

仙櫁暁 CCB<=86 【目星】
Cthulhu : (1D100<=86) ＞ 72 ＞成功
CCB<=55 【幸運】
Cthulhu : (1D100<=55) ＞ 44 ＞成功

KP いいね。では
分解された機械の下敷きになっている紙切れを発見する。
どうやら思考をまとめる為の走り書きのようだ。

情報

メモ彼らの笛のような声に反応する人間がいるらしい。
彼らの笛のような声に従ってしまう人間がいるらしい。
ハーメルンの笛に惹かれる子供のように。

これをうまく使えば、エネルギーを効果的に集められるのではないか。

ああ、旧支配者、古き生命よ。
古のものよ。

恐怖と狂気を、彼らに注ぐ。

メモ

メモ ※キーワード9「ハーメルンの目的」を入手

メイン

仙櫁暁 笛のような、声…

KP その時
かちゃ、と扉を開く音がした。
振り返れば、そこに立っていたのは貴方が刺した男性、牛尾だ。
背筋を伸ばし険しい顔で見つめるその姿に、怪我をしている様子は見て取れない。

牛尾「全く、なんでこんな所にいるんだ」

KP つかつかと歩いてきた彼は、眉を顰めて貴方の顔をそっと彼は覗きこむ。
貴方のガラス玉のような瞳に、自分の姿が映ることを確認する。

仙櫁暁 眉をしかめたいのはこちらの方よ。睨み返す
私の目がガラス玉なのね？

牛尾「最初からおかしかった。
　……どうしてお前にだけは命令が通らないんだ？」
「お前だって、ちゃんと改造されているだろうに。」

仙櫁暁 え？

KP まあいい、と彼はため息を吐く。

牛尾「がらくただろうと、整備不良だろうと一瞬は効いていたはず。
　さっさとここから出て行ってもらおう。
　俺は、彼らに奉仕をするので忙しいんだ。」

KP 彼は懐から何か小型の機械を取り出す。
すると、あの歪な笛の音が流れ出した。
貴方はその音の命令に抗えない。
いつの間にか体は出口を向き、足はひとりでに動き出す。
ああそうだった。自分が彼を刺し殺そうとしたんだった。
……そうだったっけ？

仙櫁暁 ……ちがう！

牛尾「ここから出て、さっさと出頭して来い」

KP 貴方の背中を見つめ、ハーメルンは一つ笑った。
ーー……

？？？ 《なるほど、大体のことを理解した。調査協力に感謝する、我が友人よ。》

KP 意識を取り戻した時、状況は一変していた。

仙櫁暁 だ、誰…？
何が起きたっていうの

KP 机や機械は何か大きなものに吹き飛ばされたようで、部屋の中は廃墟のそれに近い。
そしてハーメルンは、呆然としたまま何か「大きなもの」を見上げている。
ーーそれはハーメルンとの間に。

まるで貴方を守るようにそこに存在していた。
巨大な植物のような樽型の胴体。
五芒星を象る頭部は、地下室の天井にぶつかりヒビを入れている。
2枚の翼は退化してしまったようで、体に見合わない小さめのサイズだ。
大きな彫像のようなそれは、確かに生き物で、緩慢な動作でゆるゆると触手を動かす。
そのうち一本の触手が、いや一本の触手のような腕が貴方の頭にサラリと触れた。
太古の都市建設者、地球の旧支配者。
「古のもの」に遭遇した探索者はSANC 0/1d6

仙櫁暁 CCB<=32 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=32) ＞ 12 ＞成功

雑談

KP えっ　好き　？　好きなのか暁、こいつのこと？
私も好き　そんな予感する

メイン

KP そして、SANとMPを-3消費する。

system [ 仙櫁暁 ] SAN : 32 → 29
[ 仙櫁暁 ] MP : 11 → 8

仙櫁暁 「あ、あなたは…？」

KP 古のものは、笛のような声で椅子に座っていた3人に話しかける。

？？？ 《2つの事件の犯人はこの男。そう証言する。
他の犯人は冤罪だ。上手く辻褄を合わせてくれ。
　いいね？》

KP 3人は一つ頷き、虚ろな瞳のまま地下室を出て行く。
そして彼は貴方に向き直る。

古のもの 《お疲れ様。おかげでこちらの問題も解決できた。》
《君ならわかっているだろうと思うが、敢えて言おう。》
《仙櫁暁、君は改造人間だ。》

仙櫁暁 「………」

古のもの 《君達改造人間の役目は、人間の監視。》

KP 彼は、貴方の瞳を指さす。

古のもの 《君は一度了解してくれたが、まだあの時は本当に幼かった。
　私と会ったことを、覚えてもないだろう。
　だから、この機会に。役目を果たしてくれた君にはもう一度聞こう。》
《仙櫁暁、君はこれからどうやって生きる？》
《一、今日という日の記憶を消して。今まで通り人間として生きる。》
《二、今日という日を覚えたままで。監視者として生きる。》
《選んで良い。私は君という人間のことをよく知っている。》
《信頼しているよ。》

仙櫁暁 「………そ、そんなこと、急に言われても」
「理解らないわ……ああ、でも」
「私……本当は、なんのために生きていればいいのかわからなかったの」
「事件を解決して、誰かを生きるための理由にして、死者を踏みにじって」
「そうまでして、生きていくことに、意味が…あるのか」
「でも、それなら……あなたが意味を与えてくれるなら、いくらか救われると…そう思う」
「私の記憶を消さないでほしい。私に彼らの監視という役割をくれませんか」

KP 貴方の返答に、彼はしばらく沈黙し、
そしてばさりと翼を動かした。

古のもの 《キレ者の君、親愛なる友人の君よ。》
《そして監視者の自覚を持った君よ。》
《気負わなくてもいい。何か特別なことをしなくてもいい。》
《また私に、君の楽しい冒険の物語を見せてくれ。》
《また君と、一緒に冒険できる日を楽しみにしているよ。》
《Say hello to killer!》

KP ーー
気がつけば、ホテルの前に帰ってきていた。
また彼に操られていたのだろうか。
北風の冷たさに、くしゃみを一つ。
手の平に乗った雪のひとかけを見つめる。
この光景を、彼も今見ているのだろうか。
そういえば、killerには「キレ者」という意味もあるんだった、なんてことを思いつつ。
貴方はなんてことない日常に帰っていく。
「Say hello to killer!」ENDB：監視者
シナリオクリアです。お疲れ様でした！

仙櫁暁 やったーー！！　お疲れさまでした！！
あっ、このシナリオ好きだな…？
暁、友達できたな！？！？？

KP いや、よかったね……！
ご都合主義的なセリフを吐かせちゃったけど、
なんかすごく…好き…
私は泣いている

仙櫁暁 よわ…

KP 畜生！　でもどうしてもこのシナリオは君で行ってみたかった。
なぜならkillerだから。
Say hello to (a) killer!　だから！！なんちゃって！

仙櫁暁 うわ……　引くわ

KP ノリの悪いやつだな
なにはともあれ、生還報酬だ！　張り切っていこう！

仙櫁暁 おー！！

KP ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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エンドB「監視者」
SAN回復：SAN値をシナリオ開始時まで戻す+2d*キーワードの数
クトゥルフ神話技能：+3
任意のステータスに+2
呪文：古のものとの接触（基本ルルブ267ｐ）
後遺症（体質）：
＜監視者＞
監視者たる貴方は、綺麗な瞳を持っている。
ヒトから少し離れたその瞳は、監視カメラの如く綺麗な映像を誰かに届けている。
（キャラクターシートなどには記載しなくても良いと思います。）

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