KP
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突発CoCTRPG
【キの字のきのこに気をつけて】
KP:藺草
PL:けみかえるさん
PC:星守閃理くん
KPC:夜門由貴
でお送りします! よろしくお願いいたします!
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星守 閃理 よろしくお願いします
夜門 由貴 よろしくお願いいたします
KP
01. 導入
とある日のこと。
曇天が暮れはじめ、湿った空気が肌をなでる夕方だ。
閃理くんと由貴は何らかの予定があり、駅前など人通りの多い場所で待ち合わ
せをすることになった。
夜門 由貴 1d100 どっちがさきにつくかな? (1D100) > 94
星守 閃理 1d100 どっちが先に着く? (1D100) > 41
KP
それでは閃理くんが先に到着していたようですね。
あなたが駅前のハチ公的なシンボルの前で由貴のことを待っていると、由貴は小さな空のドリンクカップを片手に歩いてきました。
夜門 由貴 「閃理くん、おまたせ! …まった?」
星守 閃理 「ううん、僕もさっき着いたところだから大丈夫だよ」
星守 閃理 こう、到着してからもぶらぶらしていたのかもしれない。
夜門 由貴
「そう? それならよかった…!」
「途中で、試供品のジュース貰っちゃって
…こぼさないように飲んでたらちょっと遅くなっちゃった」
空のドリンクカップをちょっと持ち上げる
星守 閃理
「歩きながら飲むのはあんまりお行儀良くないもんね。気にしないで」
「それにしても、試供品か……どんなジュースだったの?」
夜門 由貴
「んー…濃い赤紫色でどろどろの…ベリー系のジュースかな?」
「ちょっと苦味…エグ味? があるけど…ハマるひとはハマりそうかも!」
「スーパーフードが入ってるんだって。健康にいいのかな?」
KP スーパーフードについて知識が振れます。
星守 閃理 CCB<=75 【知識】 (1D100<=75) > 27 > 成功
KP
すごーい!
《知識情報》
スーパーフードとは栄養成分を突出して多く含む食品を一般的に指す。
スピルリナやチアシード、アサイーやカカオといったものが有名だ。
夜門 由貴
「ピンク色のキッチンワゴンのお店でね、ジュース専門店なんだって。
効いたことのないお店の名前だったけど…」
星守 閃理
「そっか。健康志向だし、女の子にウケそうだね……?
試供品を出すくらいだし、新しくできたお店なのかな」
夜門 由貴
「うん、あまくておいしかったし、これから人気出るかも!」
「えーっと店名がカップに…あ、ほらこれ!」
星守 閃理 「どれどれ……?」 覗いてみよう
KP
閃理さんに由貴がカップを見せる。
そこには『FUNGUSTIC☆35』と書かれている。
《アイデア》《目星》が振れます(同情報)。
星守 閃理 CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 97 > 致命的失敗
KP
ロゴマークに羽虫のようなシンボルが描かれている。
<ファンブル情報>
これは神話生物( ミ= ゴ) 関係ではないだろうか。
いやな予感がしてきた。
SAN -1
system [ 星守 閃理 ] SAN : 91 → 90
KP カップを覗き込んだ閃理さんはさらに《聞き耳》が振れます。
星守 閃理
「……!?」
突然の事に内心若干パニックになりながらも、聞き耳を振る……
CCB<=71 【聞き耳】 (1D100<=71) > 69 > 成功
KP
《聞き耳情報》
あまいあまいにおいが空のカップからあなたのもとまでただよっている。
わずかにある飲みのこしから「キーキー」と鳴き声(?) が聞こえたきがする。
よく見れば、くつくつと泡立っている。
星守 閃理
「えっ……何……?
由貴ちゃん、これ飲んで平気……?」
夜門 由貴
「えっ…? なにが…?
変な味とかはしなかったよ?」
星守 閃理
「ああうん、味は美味しかった? みたいだけど。
お腹壊したりとか気分悪くなったりとかは……」
夜門 由貴
「んーん、だいじょうぶ!! 元気だよ!」
「それで…ねえねえ今日はどこ行くんだっけ?」
星守 閃理 「そ、そう……? 何かあったらすぐ言ってね?」
夜門 由貴 「うん!」
星守 閃理 「ああ、今日はね、遅咲きの桜のライトアップが綺麗なところを見つけたから……そこへ行こうかなって」
夜門 由貴
「そう! おはなみにいくんだった!
たのしみらねえ!」
「……??」口を軽く手で押さえる
星守 閃理 「……由貴ちゃん? 呂律が……?」
夜門 由貴 「う、うん…なんか、さっきからちょっとあたまがぼやーてするんらけろ」
KP といったかんじで、とつぜん由貴のろれつがまわらなくなってしまう。
星守 閃理
「えっ、だ、大丈夫!? 立ってられる?
ちょっとこの辺で座ろうか……?」
両肩を掴んで支える……?
KP
貴方が思わず由貴を支えて、その姿をじっと見てみるならば…
その頭からにょっきり、かわいらしい小さなきのこが生えている。
星守 閃理 「……は??」
夜門 由貴 「??? どーしたの? せんりくん?」
星守 閃理
「見間違い……じゃないよな。えっ……??
由貴ちゃん……頭から、生えてる……」
夜門 由貴 「ん~… んん…? んー…?」
星守 閃理 「きのこ? が……生えてる…………!」
夜門 由貴
「きのこぉ…? わぁ…?」
「きのこ……め? しぇんりくん…?」
KP
由貴はことを理解しておらず、自覚もないようだ。
また、いつもと比べて挙動がのったりとしている。
由貴が首をかしげれば、それにあわせてきのこもぽいんとゆれる。
星守 閃理 「……っく、ふふ、かわいいね…………」
夜門 由貴
「??? う~~~?? ??」
「どうぅ、どーしよう…? きのこ…?」
星守 閃理
「ほら、見てごらんよ。見える?
にしても、きのこか……参ったな……」
とりあえず、スマートフォンのカメラをインカメラにして見せてあげる……?
夜門 由貴
「え……」
「……????????????」
KP
とたんに由貴は目がぐるぐるになり、はてなマークを顔のまわりにたくさん浮かべながら混乱してしまう。
そして本人の意志とは関係なさげに、だらだらだらと冷や汗と涙を流しはじめてしまう。
夜門 由貴 「や、やらぁ…こわい…」
KP さらにはしきりに周りをきょろきょろしてはびくついて、あなたひとりにすがるように、強烈なまなざしでじーっと見つめている。
星守 閃理
「……ごめん、そうだよね。
いきなり頭からそんなの生えたら怖いよな……」
夜門 由貴 「しぇんりくん、やらー こわいよう…」ひしっと腕にすがりつく
星守 閃理
「よしよし……怖いね……僕が居るから大丈夫だよ……」
背中をさすってあげようね……
KP 由貴の状態に関して〈医学・精神分析・心理学〉が振れます。
星守 閃理
その中だったら【心理学】かな……。
CCB<=85 【心理学】 (1D100<=85) > 3 > 決定的成功/スペシャル
KP クリチケをどうぞ! わーい!
system [ 星守 閃理 ] クリチケ : 0 → 1
KP
〈心理学情報〉
社会不安障害に近い症状だろうと思う。
頭に生えたきのこが影響しているのだろうか。
また、由貴の状態をみるにあたり、貴方の目にきのこの様子がよく見えてしまう。
きのこの根本が由貴の頭皮に根付いている。
残念ながらこれは間違いなく、由貴のあたまから生えたきのこだ。
さらにそのきのこが小さくキーキーと鳴き声(?) を発しているのだ。
ショックをうける。
《SANc 1d2/1d5》
星守 閃理
CCB<=90 【SANチェック】 (1D100<=90) > 32 > 成功
1d2 (1D2) > 1
system [ 星守 閃理 ] SAN : 90 → 89
KP きのこに対して<生物学>が振れます。
星守 閃理
成功率よりファンブル率が高いけど……振ってみるか。
CCB<=1 【生物学】 (1D100<=1) > 88 > 失敗
KP
やっぱりかわいいきのこだなあと思いました。
きのこに対してなにかしますか?
星守 閃理
「きのこは可愛いね……いや、それどころじゃない……」
多分抜けないだろうから、突っついてみようかな。
触って大丈夫なのか……?
KP
あなたがきのこをつついてみると、ぷいんぷいんとゆれるし、ぽふぽふと胞子のようなものがでてくる。
胞子はあまり吸わない方がいいかもしれない。
抜いてみますか?
夜門 由貴 「えーん… えぅ…」腕にしがみついている
星守 閃理
「ああ、うん……ハンカチハンカチ……」
由貴ちゃんの涙を拭おう。
抜いて大丈夫なのか?
あの、由貴ちゃんに無理のない範囲で……?
痛がったりしたらすぐ止める……
夜門 由貴 「あぇ…?」
KP
貴方が軽く触れて、きのこを引っ張ってみると、
ぽこんっと愉快な感触で、いともかんたんにきのこはむしりとられる。
夜門 由貴
「…………………………」
「えへぇ…」
星守 閃理 「うわっ、抜けた……。……由貴ちゃん?」
KP
由貴はしばらく黙ったのち、ふにゃんとみょうな笑顔をひとたびうかべ、そのまますいーっと仰向けに卒倒してしまう。
あわててのぞきこんだ顔には、光を失った目がはめこまれていた。
え…?こんなことになっちゃうの???
あなたは、不用意にきのこをむしりとったことで、由貴をころしてしまっ
たのだ…。(※まだしんでません)
《SANc 1/1d2》
星守 閃理
「ゆ、由貴ちゃん!?!?」
CCB<=89 【SANチェック】 (1D100<=89) > 90 > 失敗
1d2 (1D2) > 1
system
[ 星守 閃理 ] SAN : 89 → 88
[ 夜門 由貴 ] HP : 14 → 13
星守 閃理 き、きのこ、きのこ戻す……!?
KP
きのこをむしられた由貴はHP を-1、CON を-1 喪失するが、むしられた部分からはまたにょきっとちびきのこが生えてくる。
生命はかくも力強い。
星守 閃理 CON!?!?!?
KP しばらくすると由貴の目にも徐々に光がもどり、むくりと起き上がるだろう。
夜門 由貴
「あー… う~~~…」
(だいじなものをうしなったきがする…)
星守 閃理 「ご、ごめん、きのこ……捥いじゃって……」
KP SANC 0/1
夜門 由貴
CCB<=77 【SANチェック】 (1D100<=77) > 45 > 成功
「あーーう~~~」
泣きながら閃理くんの持っているきのこに手を伸ばす
星守 閃理
「あ……これ? 欲しいの?
あんまり胞子吸っちゃだめだよ……?」
きのこを渡す……返す……??
夜門 由貴
「かえして うー…」
閃理くんから返してもらったきのこを大事そうに抱えたかと思うとぽしゅぽしゅ食べ始める。
星守 閃理 「ちょっ……由貴ちゃん!?」
KP
(きのこを自分でぽしゅぽしゅ食べるのであればCONは回復する。)
それを見た閃理くん は〈SANc 0/1〉
星守 閃理 CCB<=88 【SANチェック】 (1D100<=88) > 96 > 致命的失敗
system [ 星守 閃理 ] SAN : 88 → 87
夜門 由貴 「らいじょーぶ…! あいがとー!」
KP ここで由貴に対して《医学》《応急手当》などが振れます(同情報)
星守 閃理
「どういたしまして……?
……うう、十中八九ジュースが悪さしてる気しかしない……」
【応急手当】振ります
CCB<=69 【応急手当】 (1D100<=69) > 35 > 成功
KP
《医学》《応急手当》情報
由貴の皮膚がところどころ硬くひびわれてきている。
さらに《アイデア》《生物学》などが振れます。
夜門 由貴 「じゅーす! おいしかったよー!!」
星守 閃理
「そっか……良かったね……。
……えっこれ、養分吸われてないか……?」
【アイデア】振ります
CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 43 > 成功
KP
《アイデア》《生物学》情報
その皮膚はまるで木の皮のようだ。
星守 閃理 「原木になっていってるのか……?」
夜門 由貴 「げんぼく…? なまはむ…?」
KP 更に由貴に《目星》が振れます。
星守 閃理
「この場合、どっちかって言うとしいたけかな……」
CCB<=85 【目星】 (1D100<=85) > 27 > 成功
KP
《目星》情報
由貴の足首あたりから木の根のようなものがのびはじめており、みちみち
と地面にくっつきかけている。
夜門 由貴 「しーたけ!」
星守 閃理
「えっ……!? まって、木……!?」
何……抱きかかえる……??
由貴ちゃんの接地面を無くしてなるべく上に……?
いや根を張り始めてたら痛い……?
KP
貴方が由貴を抱きかかえると、木の根は地面から剥がれる。
ぷらん、と足と木の根とが宙に揺れた。
夜門 由貴
「きゃー! しぇんりくんちからもち
しゅき…」
KP 由貴は幸せそうです。
星守 閃理 「とりあえずこれで急場は凌げたけど……まずいな……」
夜門 由貴 「まずい…? おいしいよ…?」
星守 閃理
「そっか。そんなに美味しかったんだね。分かったよ。
由貴ちゃん、おいしいジュースの試供品もらったお店、どこだったか覚えてる?」
夜門 由貴 「じゅーす…?」
星守 閃理 「そう……ジュース。貰ったって言ってたやつ」
夜門 由貴 「もらったの~!!?! おいしかったよ!!」
KP 由貴の返事は要領を得ない…
星守 閃理
「うんうん、おいしかったね」なで……
『FUNGUSTIC☆35』で調べたら出てくるのか?
KP では貴方がお店について調べようとしたところで…
きのこ被害者 「きゃああ~~~~!」
KP その声に弾かれてあたりを見ると、とんでもない光景が広がっていた。
星守 閃理 「……!」
KP
腕を枝のように固くとがらせ、足から伸ばした根を地面へと張っている、体がまるで木のようになっている人があちこちにいる。
さらに、その苦痛に歪んだ顔の目や口、頭頂部からは大きなきのこがどんどん育っているのだ。
動けなくなっている彼らを見た人々が、悲鳴をあげたり、スマートフォンを向けている。
そのきのこから出た白い胞子のようなものが煙のようにあたりの大気を濁らせ、それに触れた人々が同じように木に変わり、きのこを実らせてゆく。
世にもおそろしいキノコ・パンデミックを目にした閃理さんは思わず頭が痛くなる。
《SANc 1/1d3》
星守 閃理 CCB<=87 【SANチェック】 (1D100<=87) > 30 > 成功
system [ 星守 閃理 ] SAN : 87 → 86
KP 惨状に対して《目星・アイデア》を振ることができます。
星守 閃理 CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 16 > スペシャル
KP
《目星・アイデア》
周りの人の惨状を見る限り、由貴のキノコの発育はおそいように思える。
しかしこのまま放っておけばどうなるかはわからない。
夜門 由貴 「きのこ…いっぱい…」
星守 閃理 「皆、木になって……。……させないぞ……」
KP
……悲鳴にまぎれて、異様な音楽が遠くから聞こえてくる。
そちらのほうを見れば、
ピンクとパープルをまぜたゆめかわなマーブルカラーのワゴンが
スピーカーでトンチキな音楽をまきちらしながら街路を進み、徐行で路地のほうへ入っていく。
???
「はやりのスーパーフードがたあっくさん!あまあいあまあいジュースはい
かが?」
KP
アナウンスとともにテーマソングらしき歌声が繰り返されている。
《聞き耳》に成功すれば歌詞を聞き取ることができる。
星守 閃理
「あれは……」
CCB<=71 【聞き耳】 (1D100<=71) > 37 > 成功
KP
◇テーマソング
GO!GO! HERE WE GO!
( ごーごー♪ひぅぃごー♪)
YOU AND ME-GO! LET'S GO!
( ゆーえんみー♪ごー♪れっつごー♪)
あまくてとろけるおいしいジュース♪
F・U・N・G・A・S・T・I・C ME-GO!
( えふ・ゆー・えぬ・じー・えーえすてぃーあいしー・みーごー♪)
キの字のきのこのゆかいなジュース♪
F・U・N・G・A・S・T・I・C ME-GO!
( えふ・ゆー・えぬ・じー・えーえすてぃーあいしー・みーごー♪)
KP そして、《目星》を振ることもできます。
星守 閃理 CCB<=85 【目星】 (1D100<=85) > 56 > 成功
KP
《目星》情報
ワゴンに「FUNGASTIC☆35」と書かれている。
星守 閃理
「間違いない、あの店だ……!」
由貴ちゃんを連れてワゴンに向かおう
夜門 由貴 「わ~! おみせおみせ~!」
KP
追いかけて路地に入るのであれば、人通りのない道を進むワゴンを遠目に発見できる。
どこかに駐車するようだ。
ふいに、背後から声をかけられる。
繭山胡桃子 「あなたたち~~~!ひょっとしてあのワゴンを追ってますかぁ?」
星守 閃理 「え……!? ……ああ、はい。見ての通りですね」
夜門 由貴 「おんなのこ…? かわいい~」
KP
振り返れば、パステルカラーの甘ロリファッションに身を包んだツインテールの女子がいる。
ファンシーなステッキを両手で持つ姿はまるでアニメのキャラクターのようだ。
繭山胡桃子
「え~ん!
そちらのひとさん、あたまにきのこがあ!
はわわあ~んごめんなさい~~」
星守 閃理 「……『ごめんなさい』? 何かご存知なんですか?」
繭山胡桃子
「わたしのおともだちがかってなことをしてしまいましたぁ~~~
しくしくしく~」
「おともだちがあ~
かってにおかしなジュースやさんをはじめてしまってえ
…そのせいで街がきのこパニックにい…」
「わたしのなまえはぁ繭山胡桃子( まゆやまくるみこ) !
便宜上~あなたたちのおなまえもおしえてくださあい~~~~」
夜門 由貴 「おなまえ~? ゆきはね~ ゆきっていうんらよ~!」
星守 閃理
「繭山さん……。そうだったんですね。
僕は星守……星守閃理です」
繭山胡桃子
「ゆきさんに~ほしもりせんりさんですね~~~
くるみこのことはぁ~ くるみこでだいじょうぶですぅ~~~~」
「くわしいことはくるみこにもよくわかってないんですけど…
とりあえずあのこをとめなきゃ…」
「とめるってゆうか…」
「ゆるせないってゆうか…」
「ころすってゆうかぁ…」
「わたしたちのグループに無断でこんなことして、
ひとさんたちパニックになっちゃってるしぃ…」
「そんなやつわ!!!」
「ふぁっき~ん!!くそやろうなのでええええ!!!!
くるみこがやっつけま~~~~~!!!!!」
KP 胡桃子はステッキをかかげ、あなたたちの前でくるくる回ってみせる。
繭山胡桃子 「す!!!!!!!」
KP 胡桃子に目星が振れます。
星守 閃理
「はあ、中々大変ですね。
事後処理に関してはまあ、頑張ってください、としか……」
CCB<=85 【目星】 (1D100<=85) > 92 > 失敗
繭山胡桃子
「……と、いうことなので、共闘しませんか?」
「だってもうゆるせないので…ころすしかないですよね…もうたあいへん!
てかんじなので…」
「それできのこのひとたちをなおせるかはわかんないんですけど…」
「でも、ともだちを止めるのてつだってくれるのなら、
ゆきさんは胡桃子がぜったいに!たすけてさしあげます!」
「くるみこ、のうみそいじるの!
得意なんですう~~!
きゃ~~暴露しちゃった~~~!くるるんるるんる!」
星守 閃理
「それはそれは。心強いですね。
僕も由貴ちゃんさえ助かれば、基本的にはそれで構わないので……いや……」
「僕に出来る事があれば。協力しましょう」
夜門 由貴 「ん~……しぇんりくん~…?」
星守 閃理
「大丈夫だよ由貴ちゃん。
頑張ったらこのお姉さんが助けてくれるって」
夜門 由貴 「ほんと? やった~~~」
繭山胡桃子
「ありがとお!」
「じゃあこれもよければつかってください!人間ラジコ~ン!」
KP デコられたかわいらしいリモコンのようなものをわたされる。
星守 閃理 「これは……? 名前の通り、という事ですか……?」
繭山胡桃子
「ゆきさんはぽんこつになっていて、こと戦闘においては完全に地蔵になっちゃうので…
こういった措置をとるのがよいのではないかと…」
KP ぺたん!と胡桃子が由貴にステッカーのようなものを貼り、説明書を読み上げてくれる。
KP
◇人間ラジコン説明書
セットのステッカーを体に貼った任意の人間を操作することが可能。
戦闘ラウンドでは各ラウンドの最初に
操作者PC が指示(キックさせる、回避に専念させるなど)を宣言する
ことで対象者は自ターン時に指示通りの行動( 技能値等倍) ができる。
戦闘ラウンド開始時、操作者が機械修理に成功した場合
対象者のロールする技能に+20% の補正がつく。
知識技能のロールは指示できない。
☆ルナティックモード☆
軍人の技能データをエクスポート。
全ての戦闘技能の成功率が80%、db が1d6 になるが
筋肉が限界を超えるため出たダメージの3 分の1 が肉体に返ってくる。
繭山胡桃子 「ってかんじです~」
星守 閃理
「なるほど。僕が指示を出すのか。
……分かりました。ありがとうございます」
繭山胡桃子
「いえいえ~
ゆきさんをお助けするってお約束しましたから~」
「ではいきましょーか~~」
星守 閃理
「はい。よろしくお願いします」
丸腰で……? まあいいか……。
KP
ではワゴンに近づくため路地を進むあなたたちの足元に小さな影があらわれる。
そこにはきのこぽめちゃん( きのこのはえたポメラニアンのことです) が一匹いた。
きのこぽめちゃん 「ぷゅぅん…」
KP きのこぽめちゃんはぷるぷるふるえ、悲しそうな目であなたを見ている。
星守 閃理
「な、ん……? 人以外にも感染するのか。
恐ろしいな、きのこ……」
繭山胡桃子
「きゃあ、いぬぅ!
胡桃子いぬ、こわあい!
種族柄、本能的に恐怖しちゃうう!」
KP 胡桃子はあなたがたの後ろに隠れ、ステッキをいぬにむけて殺意をあらわにするだろう。
星守 閃理
「本能……? まあまあ、多分この子は無害ですよ。きのこが生えてる以外は。
とりあえず追い払えばいいんでしょう」
きのこぽめちゃん 「ぷきゅぅ…?」
星守 閃理 「それか、お友だちさんも、種族柄……? イヌ、怖いなんてことはあります?」
繭山胡桃子
「ありますけど~~~!!! あっ、あぁ~~~!!!
わ、私が無理ですぅ~!」
KP 今にも犬をどうこうしそうな勢いである
星守 閃理
「そうですか……けしかけたら怯ませられるかと思ったけど、諸刃の剣だな……。
仕方ない。何処か、くるみこさんの見えない所へ連れて行ってきます」
きのこぽめちゃん 「きゅぅん……!」
KP 閃理さんがいぬをどこかに連れて行ってあげると、きのこぽめちゃんは「にんげんはやさしいな…」と感謝の顔をしながらぷるぷるさっていく。
繭山胡桃子 「あ、ありがとぉ~ 胡桃子、とーっても助かっちゃった…!」
KP 胡桃子は涙目で感謝してくる。
星守 閃理
「いえ。こんな所で無用な殺生されても困りますからね……。
もしあの子が飼い犬だったら尚更……」
繭山胡桃子
「なるほど~
損害賠償請求とか~されちゃいますもんね!」
星守 閃理 「そうそう。ただでさえ厄介なんですから、厄介事はなるべく増やさないスタンスで」
繭山胡桃子
「うんうん、やることにならなくてよかったです~!
それじゃあ準備がよければカチコミキメましょう!」
星守 閃理
「はい。気を取り直して、行きましょうか。
由貴ちゃんも。行こうね」
しっかり連れていこう……
夜門 由貴
「ん! しぇんりくん やしゃしーね~
えらいね~」なでなでしてくる
星守 閃理
「ん……ありがとう……。
は、恥ずかしいから、そういうのは全部終わってから、ね……」
夜門 由貴 「???」首を傾げてニコニコしている
KP ……気をとりなおして路地を進めば、どこかの倉庫前に無断駐車しているワゴンに近づける。
星守 閃理 「……こっちの話だよ。くるみこさんについて行こう」
夜門 由貴 「うん!」
繭山胡桃子
「はいはーい!
おふたりともついてきてくださいね!」
KP
……ワゴンをのぞけば、運転席にぐったりと体をあずけている女性がいる。
繭山胡桃子 「ちょっとぉ、でてきてくださあい!」
KP
くるみこが鬼ノックをすると、その奥からのそりと姿を現す影がある。
それはピンクがかった色の甲殻類のような体に、膜のような羽が生えた生き物だった。
頭のかわりに触手のようなものがうごめくかたまりがついており、こちらをにらむようにのそり、とその部分をもたげた。
どうやらこれがジュース屋さんらしい。
《SANc 0/1d6》
星守 閃理
CCB<=86 【SANチェック】 (1D100<=86) > 38 > 成功
「うわ……これが……」
夜門 由貴 「カニ…? えび…??」
ジュース屋さん 「同胞よ。布教活動の邪魔をしないでください!!!」
KP ジュース屋さんはハサミを振り上げ臨戦態勢になる。
繭山胡桃子 「ぴぴぴーーーーー!発砲許可!殺害許可!」
KP と自分で叫びながらファンシーなステッキ( メルティステッキ/ 改造された電気銃) を構えている。
星守 閃理 「ヒトの頭からキノコ生やさせておいて、何が布教活動だよ……」
ジュース屋さん
「だまりなさい! 私の推しの良さを理解しないあなた方が悪い!
あなたもおとなしくジュースを飲んでいればいいものを――!」
KP
それでは、戦闘開始です。
《戦闘ラウンド》
ラウンド毎に人間ラジコンの命令から入り、その後DEX にターンを回していく。
武器か……どうしよう…?
幸運に成功したら胡桃子がなにか丁度いい得物を用意してくれます。
星守 閃理 CCB<=83 【幸運】 (1D100<=83) > 50 > 成功
繭山胡桃子
「あっ、おふたりとも~
よくみたら丸腰ですね、あぶなぁい!
胡桃子お手製のステッキを分けて差し上げますぅ~」
KP
☆胡桃子お手製ステッキ
お手製武器。ルルブに載っている既存の武器のステータスを付与できる。
(日本刀,脇差も可)
KP では由貴と閃理さんの分のステッキを胡桃子が渡してくれます。
星守 閃理
安定の脇差ステータス付与……?
1d6+1+db
KP
どうぞ!
由貴もそうしておく…? か…?
星守 閃理 渡す時にそうしておいてあげよう。
KP ありがたい!
星守 閃理 「はい、由貴ちゃん。かっこよくかわいく振り回してね」
夜門 由貴 「なあにこれ…? まじかりゅしゅてっき…?」ブンブン振り回している
星守 閃理
「そう。可愛いね……」
「……じゃなくて。指示か……」
KP
1ラウンド目
ですね! 冒頭、由貴に人間ラジコンで命令できます。
ひとまず由貴のターンに何をさせるか行動させてください
そうですね… 回避に専念があるから… 専念しない場合は回避÷2…?
choice[等倍,二倍] 回避に専念すると… (choice[等倍,二倍]) > 二倍
星守 閃理
「とにかくダメージソースが欲しい。由貴ちゃん、マジカルステッキであいつをやっつけよう。
攻撃できるかな? いつもの……剣道の時と同じだよ」
夜門 由貴
「やっつけよ~!」
「えびをたべるんだね! わかった!」
星守 閃理
「ばっちいから食べちゃダメだよ。
やっつけたら後はくるみこさんが何とかしてくれる……はずだから」
夜門 由貴 「め? たべちゃ……め…?」
夜門 由貴 私の言葉遣いがたまに謎の幼児になるのは何なんだろう…
星守 閃理
「え、食べたいの……? とりあえず生食は良くないと思うな。
食べるなら、煮るか焼くか揚げるかしよう。可食部があればの話だけど……」
夜門 由貴 「たべゆ~!!」
星守 閃理 可愛いから何でも許す……
夜門 由貴 「しぇんりくんにあげるの!」
夜門 由貴 かわいい…!? じゃ、じゃあ…いい…かな?
星守 閃理
「ああ……まあ、僕もエビは好きだからね。
……楽しみだ。どんな味がするんだろうね?」
夜門 由貴 「うん! しぇんりく、いっぱいえび、もぐもぐしよーね!」
ジュース屋さん
「きぃ…っ!
わたしはエビではありませんし、あなた方に食べられたりもしません!」
KP では、任意で機械修理技能にチャレンジ後、由貴に命令をどうぞ!
星守 閃理 敵を前に緊張感なくて笑っちゃう ふふ
星守 閃理
命令はあれでいいのかな?
【機械修理】初期値チャレンジ……
CCB<=20 【機械修理】 (1D100<=20) > 61 > 失敗
KP
なるほど、由貴への指示はジュース屋さんへの攻撃で了解しました!
では戦闘開始です!
まずは由貴のターン…! 日本刀ですね!
夜門 由貴 CCB<=75 【日本刀】 (1D100<=75) > 43 > 成功
星守 閃理 えらい!
夜門 由貴 1d6+1 ダメージ (1D6+1) > 5[5]+1 > 6
system [ ジュース屋さん ] HP : 11 → 5
夜門 由貴 「んーと……えいっ!!」
KP 由貴の振り抜いたステッキが吸い込まれるようにミゴに叩き込まれる。
ジュース屋さん 「ぐ、ぐぅ…!??」
星守 閃理
「やる気だ……!
良い太刀筋だね、由貴ちゃん!」
夜門 由貴 やったぁ! 珍しくダメージが出たよ!
夜門 由貴 「えへへ~ ほめりゃれ●◆×■…」
KP それでは次のターン、胡桃子です。
繭山胡桃子
「ゆきさんがやってくれたおかげで~
楽にやれそうですよ!」
CCB<=70 銃撃 (1D100<=70) > 17 > 成功
ジュース屋さん CCB<=30 回避 (1D100<=30) > 2 > 決定的成功/スペシャル
星守 閃理
えっ……w
反撃……?
KP
えっ…?
で、ではカウンター…?
ジュース屋さん CCB<=30 ハサミ/カウンター (1D100<=30) > 63 > 失敗
繭山胡桃子
「は、はわ… はずしちゃいました~!
これチャージに時間がかかるんですけど~!」
星守 閃理 同族同士の不毛な争い感……
繭山胡桃子 ぷんぷん! いっしょにしないでくださぁい!
KP
では次のターン、ジュース屋さんです…とそこに!
化け物がこちらへ肉薄してきたそのとき、颯爽とバトルフィールドに躍り出てくる影がある。
星守 閃理 「! 君は……!」
きのこぽめちゃん 「わんわんあんわん!」
KP
さっき助けたきのこぽめちゃんだ。
ぷるぷるふるえているが、あなたのためにここまでかけつけてくれたのだ。
星守 閃理 「きのこぽめちゃん……!」
きのこぽめちゃん 「わんっ!!」
ジュース屋さん 「ひっ、ひぃ!! いぬぅ…!!」
KP
化物はそれがおそろしいのか、緊張したように身を固め、狼狽して逃げまどっている。
1d3+1 (1D3+1) > 3[3]+1 > 4
4ターンの間、きのこぽめちゃんがジュース屋さんのミ=ゴにまとわりつき行動不可能にする。 (1D3+1) > 1[1]+1 > 2
星守 閃理 きのこぽめちゃん! 強い……!
夜門 由貴 「わんわん!」
星守 閃理 「う、かわいい……由貴ちゃん……」
きのこぽめちゃん わんわんわん! ぷきゅぅん!!
星守 閃理
よーしよしよし……(もふ……
しかし由貴ちゃんが一番可愛い 優勝
夜門 由貴 「かぁいいね~ わんわん!」
夜門 由貴
やった~!! 優勝しちゃった!
わ、わんわん!
星守 閃理 「わんわんの真似してる由貴ちゃんが一番かわいいよ」
夜門 由貴 「ゆき? わんわん? やった~!」
KP
それでは次のターン
閃理さんの番です!
星守 閃理 CCB<=87 【日本刀】 (1D100<=87) > 87 > 成功
ジュース屋さん CCB<=30 回避 (1D100<=30) > 82 > 失敗
星守 閃理 1d6+1+1d4 【ダメージ】 (1D6+1+1D4) > 1[1]+1+2[2] > 4
system [ ジュース屋さん ] HP : 5 → 1
星守 閃理 由貴ちゃんに見とれてたら何だかふにゃっとしちゃった へへ……
夜門 由貴
ふにゃふにゃしちゃったの?
そしたらしょうがないねぇ
KP
choice[する,しない] 自動気絶 (choice[する,しない]) > する
ではきのこぽめちゃんにまとわりつかれたジュースやさんは貴方の空を切る一撃を避けられなかったのか、まともに受けてしまう。
ガツン、と鋭い音がしてミ=ゴは昏倒してしまった。
星守 閃理 「よし……! きのこぽめちゃん、ナイスアシスト!」
KP 閃理さんたちは ジュース屋さんを たおした!
きのこぽめちゃん 「きゅーん!」
KP
きのこぽめちゃんは貴方の言葉に「受けた恩は… 返さないとな…」という顔をして去っていく…。
そして、胡桃子がダブルピースでよろこんでみせる。
星守 閃理 脳内発言はハードボイルドなんだよな……きのこぽめちゃん
繭山胡桃子
「勝ち~☆軽傷ですみましたねえ!
サポートありがとうございますう」
「あーん、オートクチュールのドレスがやぶれちゃったぁ」
「さて、と……くるまのなかになにか手がかりがあるかもしれませんね!
さきに入って探してみていただけますかぁ?」
KP 以降、キッチンワゴンを探索可能です。
星守 閃理
「お疲れ様でした、くるみこさん。
では、お先に見てきます」
乗り込もう
KP
探索箇所
◆運転席
◆キッチンスペース
星守 閃理
運転席……確か女の人がぐったりしてたんだっけ。
とりあえずそちらを先に見てみます。
繭山胡桃子
「はぁ~い。
さて、くるみこはぁ、こいつのしょりをぉ…」聞こえなくなる
KP
◆運転席
ダッシュボードを開くと日記らしき冊子がある。
開いてみてもあなたたちには読めない言語で書いてあるようだ。
胡桃子にわたせば、日本語に翻訳してくれる。
運転席の人は気絶しているようだ。
星守 閃理
「なんだこの文字……初めて見るな……。
後でくるみこさんにでも聞いてみるか」
今はくるみこさんのお邪魔しない方向で……?
キッチンスペースへ。
KP
◆キッチンスペース
きちんと整理された衛生的な狭いスペースだ。一般的なものが置いてある。
冷蔵庫に「ジュースのレシピ」というメモが貼ってあることに気づく。
KP
◇ジュースのレシピ
いちご 適量
カシス 適量
クランベリー適量
はちみつ 適量
不浄のキノコ 適量
ムバワの木血清 適量
つくりかた→ぜんぶミキサーにいれて、まぜる!
夜門 由貴 「…じゅーす!」
星守 閃理
「不浄……? 血清……??
名前からして明らかにダメなものが混ざってるな……」
KP 冷蔵庫に対して聞き耳が振れます。
星守 閃理 CCB<=71 【聞き耳】 (1D100<=71) > 99 > 致命的失敗
KP !?
星守 閃理 クリチケ使います……
KP
ど、どうしよう…?
1d2 (1D2) > 2
では貴方の耳に、キーキーとささやくあの声がする。
それはなぜか人の言葉を喋っているように思えた…。
きのこ
「…ロス… コロス…
オマエノカノジョヲ… 不思議ナチカラでコロス…」
KP SAN-1
system [ 星守 閃理 ] SAN : 86 → 85
KP 声は冷蔵庫の中から聞こえてくるようだ。
星守 閃理
「……っ! 何だって……?」
慌てて冷蔵庫を開ける
KP
冷蔵庫を開けるなら、そこには各種フルーツや謎の赤い汁、ジップロックにつめられたキノコがある。
そのキノコはキーキーとささやき、色と香りは絶えず変わり、直視することができない。
これに直接触れるのは絶対にまずいと、生物的な本能が拒むだろう。
《SANc 0/1d4》
星守 閃理
CCB<=85 【SANチェック】 (1D100<=85) > 86 > 失敗
1d4 (1D4) > 3
system [ 星守 閃理 ] SAN : 85 → 82
夜門 由貴 「しぇんりくん? きのこ?」
星守 閃理 「こいつ……! こいつがさっき、由貴ちゃんを殺すって……っ!」
夜門 由貴 「ん…?? しぇんりくん!!」ギューッと抱きつく
星守 閃理 「わっ……? 由貴ちゃん……??」
夜門 由貴 「んふふ……」幸せそうに胸元にしがみついて微笑っている。
夜門 由貴
なかなかもどかしいね…
INT0…
繭山胡桃子
「はわわ~?
大きなお声が聞こえてきましたけど、なにかみつかりましたぁ?」
用事を済ませた様子の胡桃子が乗り込んでくる
星守 閃理
「あ、くるみこさん……お騒がせしました……。
運転席からはこちらが。それから、レシピと……材料……」
繭山胡桃子
「ふむふむ…おや~
これは私達のことばですねぇ!
読んでみますね!」
星守 閃理
「お願いします……」
不安そうに由貴ちゃんをぎゅっとしたまま聞きましょう。
繭山胡桃子
◇ジュース屋さんの日記
「ああ、わが愛しのグレート・オールド・ワン!
みんなシュブ・ニグラスやニャルラトホテプみたいな大衆的な邪神ばっかり崇拝してるけど、やっぱわたしは" 赤い回転流の神" を推すよね。
あ~あ。わたしだけの推しぴなのもいいけど、彼、どうやったらもっとメジャーになれるかなあ?」
「そうだ!推しぴからたまわったムバワの木血清をまきちらしたら、もっと眷属を増やせるよね?
地球人はジュースがだ~いすきだから、これでオリジナルジュースをつくってジュースやさんをしちゃお!
うーん。でも世界中配って回るのはたいへんだなあ」
「ユゴスからもってきたこの不浄のキノコ!使えるかもしれない。
ムバワの化木人からキノコを繁殖させられれば、胞子が木血清と一緒に伝染したりしないかな?!?!?!」
「だーいせーいこーう!うまくいきそう!
キノコ・パンデミック、順調順調☆地上はあっという間にムバワの化木人だらけになって推しぴもよろこんでくれるよね!」
繭山胡桃子
「って感じのことが書いてあったんですけどお
さいてー!
……たまにこうゆう社会性も計画性もないバグった個体がでてきちゃうんですよねえ…ざんねん」
星守 閃理
「ゆごす? の方々にもやはり個性があるんですね……。
キノコはあくまで感染のための手段か……」
繭山胡桃子
「だってえ地球上のぜんぶのひとさんがきのこになっちゃったらそれは…
ちょうたのしくないです!」
「それでえ、そっちがジュースのレシピですかあ…
わーなにもないですね! この車!」
星守 閃理 「ええ……肝心な情報がいまひとつで……」
繭山胡桃子
「考えてみれば、黒幕が自分で起こしたことを
どうにかする方法なんてメモってるわけないですよねえ」
「これじゃゆきさんだけをなおしてもちっとも意味がないですねえ…」
星守 閃理
「おっしゃる通りですね。
いずれまた感染して、僕たち諸共きのこになってしまう……」
繭山胡桃子
「ですですう
きのこ…きのこ…つごうのいいかいけつほうほう…あ!そうだ!」
「きのこにくわしい知り合いがいて…
そのひとならなんとかしてくれるかもしれません!」
星守 閃理
「なる、ほど……?
縋れるものには今は何でも縋りたい。是非、紹介していただけますか?」
繭山胡桃子
「わかりましたあ!
じゃあ…胡桃子を信じて、すこし目をつむってくれますか?」
夜門 由貴 「め? め…?」
星守 閃理
「目、閉じるんだって。
大丈夫だよ、由貴ちゃん」
夜門 由貴 「しぇんりくん…? うん、らいじょーぶ!」よくわかってない
星守 閃理
「よしよし……いい子だね」
抱き締めたまま由貴ちゃんの目を念の為覆って……僕も目を瞑ろう。
KP ではあなた方が目を閉じると…胡桃子が声をかけてくる。
繭山胡桃子 「あーん!ごめんなさあい!ぐっどらっく☆です!」
KP
側頭部に強い鈍痛を感じ、あなたの意識はブラックアウトする。
《HP-1》
system [ 夜門 由貴 ] HP : 13 → 12
星守 閃理 「う……ッ!?」
system [ 星守 閃理 ] HP : 11 → 10
夜門 由貴 「みゅっ…!?」
KP
目が覚めると、いつの間にかほのあかるい森の中で立ちすくんでいる。
色とりどりのすべらかなキノコが群生する、鬱蒼としたキノコの森だ。
生き物の気配や風の音もなく、しっとり、ひんやりと静まり返っている。
かたわらには由貴もいる。
星守 閃理
「ん……ここ、は……森……??
由貴ちゃん……?」
夜門 由貴 「……あれ、閃理くん…?」
KP
その頭にキノコはなく、真っ当な顔つきをしている。
夜門 由貴
「………」
「……う、うう…」
「ちがうもん…」
星守 閃理 「由貴ちゃん! 元に戻って、……?」
夜門 由貴
「そ、そうだよ!!
さっきまでの私は私じゃないし…」
星守 閃理
「……ふふ、そうなんだ?
さっきの由貴ちゃんも可愛かったよ」
夜門 由貴
「か、かわいい…? ほんと?
……う、い、いやいや…」
「わたしじゃないもん…!」
「そ、それより…!
ここ、どこ? 森…?」
星守 閃理
「可愛いなあ……。
……ああうん、くるみこさんへ、きのこに詳しい人を紹介してって言ったら……こんな場所に」
夜門 由貴
「きのこに詳しい人…? こんなところに…?
確かにいっぱいきのこがあるけど…」
「きのこの博士…?」
星守 閃理
「なのかな。どっちにしても、此処から帰る方法も探さないといけないね。
その人? を探しつつ……かな」
夜門 由貴
「探しつつ…かあ…
うん、歩いて探してみようか!」
KP ではその場を歩きまわったり、目星を振ったりすることができます。
星守 閃理
「どの道、このまま戻れたとしてもまた感染しそうだからね。
きのこに対する有効な手立てと、帰る方法を何とかして見つけよう」
ひとまず【目星】を振ります。
CCB<=85 【目星】 (1D100<=85) > 25 > 成功
KP
《目星または歩き回る》
道なき道のむこうに、洞窟のような空洞が誘うようにぽっかりとあいているのが見える。
夜門 由貴
「そうだよね…またあんな事になったら…」
(あ、でもふにゃふにゃな閃理くんの姿は見てみた… ううん、なんか大変なことになってた気もするし…)
星守 閃理 INTが溶けた僕なんて……
夜門 由貴 い、いっぱいよしよししてあげるよ!(メリットの解説
星守 閃理 「……ん。洞窟、かな? 穴がある」
夜門 由貴
「え? あっ、ほんとだ! 大きな洞窟…!」
「いってみよ! 閃理くん!」 腕を引いて前を歩く
星守 閃理
「うん……! 行こう、由貴ちゃん」
どことなく安堵しながらついて行く。
星守 閃理
よしよし、か……。きのこに感染されなくても
なんでもないよ……
夜門 由貴
えっ…!
CCB<=78 【心理学】 (1D100<=78) > 28 > 成功
ヌン!
星守 閃理 なんでもな、…………
夜門 由貴 おうちかえったらいっぱいよしよししてあげる!
KP
そちらへ向かい、洞窟内をのぞきこむと、なおいっそう神秘的な光景が広がっていた。
月のような青白い光をまとうキノコが、自然の規則性のまま美しくてんてんと並び上質なキャンドルライトのようにあたりをほのかに照らしている。
その狭く通り道をくぐり抜けた先、ぱっとひらけた空間の最奥には、玉座と見まごうほど立派な白いキノコが、そしてそれにゆったりと腰かけた美しい男性がいる。
両脇にはつややかな毛並みの馬と狼をそれぞれ控えさせ、肩には愛らしいキツツキがとまっていた。
さらに彼の周囲では巨大なキノコたちが自我を持っているかのように体や笠を揺すり、その身を献上するがごとくゆるやかに舞い踊っている。
まるでおとぎ話のような、夢のような世界だ。
星守 閃理
「幻想的だな。……!」
人がいるのに驚いて立ち止まる。
KP アイデアを振ることができます。
星守 閃理 CCB<=90 【アイデア】 (1D100<=90) > 50 > 成功
KP
《アイデア》
状況はよくわからないが、玉座で悠然と鎮座しているあの男性がこの空間において最も身分が高い者なのであろうことに察しが付く。
星守 閃理
「差し詰めこの森の王様、ってところかな……」
敬意を表して、跪く……?
キノコ王 「おや、人の子とはめずらしい」
KP
男性があなたたちにそう呼びかける。
その穏やかな声色に、敵意や恐怖は感じない。
夜門 由貴 「お、おうさま…?」真似してひざまずく
星守 閃理
「はい。恐らく、ユゴスの方の紹介でこちらへ参りました。
星守閃理と申します」
夜門 由貴 「お、同じく…! 夜門由貴です!」
KP
彼がふっと手をあげればキノコたちがこうべ(?)をたれ、あなたたちに道を譲るだろう。
貴方が跪いたのを見て、上品なほほえみでにこりと応えてくれる。
キノコ王
「なるほど、ホシモリセンリにヨノカドユキか…」
「余は礼儀をわきまえた人間がすきだ、ひとまずはお前たちを歓迎しよう」
「しかし……ふむ、戸惑っていると見える。
客人よ、ここはドリームランドの一角、余がおさめる森だ。」
ロビグズ
「余は大いなる" 菌類の神"、ロビグスという」
「ユゴスよりの使者からの紹介だというが、おまえたちに何が起きたのか、余のしるところではない。
なにか心当たりは?」
星守 閃理
「はい、ロビグス様。
僕たちの元居た場所では、僕たちを此処へ連れていってくれた方とは別のユゴスの者の過ちで、不浄のキノコというものが人間に感染している状態です」
ロビグズ
「ふむ…頭にキノコが生える?
頭にキノコが生えていたって…いいじゃあないか。なぜだめなのだ?」
星守 閃理
「だめな理由としては、三点ほど」
「第一に、不便です。人間の本来の在り方とはかけ離れています。
第二に、自我や知性が著しく低下してしまう作用があるようです。人間の社会生活に多大な影響を及ぼします」
「第三に、そのユゴスの者の本来の目的は、人間をムバワの化木人に変えるという点にあります。
これはキノコを手段として悪用しているに過ぎません」
ロビグズ
「ふむふむ、人間、おまえたちの本来の生態とはかけ離れた行動をとってしまうことになり、困るのだな…?」
「なに、キノコを悪用しただと…? それは許せぬ…」
星守 閃理
「はい。非常に困っているのが現状です。
ひいては、キノコに対する冒涜とも取れる行為かと存じます」
ロビグズ
「そのものには報いを受けさせねば……うむ、そちらで起こったことは理解したぞ。
して、お前たちは何を望むのだ?」
星守 閃理
「感染を食い止め、既に感染した者たちへの対処法を知るためにこちらへ参りました。
お知恵をお貸しいただけませんでしょうか」
ロビグズ
「ふむ、なるほど……そのキノコ・パンデミックを収束させたいと申すか…」
「よかろう、余の力を持ってすれば、このドリームランドからうつつに干渉し、キノコ・パンデミックを治めることができるであろう」
星守 閃理
「ロビグス様自らが、キノコ・パンデミックを収めてくださるという事ですか……!
ありがとうございます」
ロビグズ
「客人の頼みであるならば、無下には断れまい。
…ただし、客人であればこそ、余の饗宴には招かれるのであろうね?」
KP
菌類の神、ロビグスはあなた方を宴に招いてくる。
断るならば、交渉技能等に成功する必要があるだろう。
夜門 由貴
「ありがとうございます!
きょうえん…ですか…?」
「それって、どんな事をなさるんですか?」
ロビグス 「なに、キノコパーティさ」
夜門 由貴
「きのこぱーてぃ…」
「どうする? 閃理くん…」
星守 閃理
「結構凄い事頼んでるわけだし、一方的にお願いするばかりじゃダメだよね……」
「パーティーなんてしてる暇は無いかもしれないけど、礼を欠く方がもっと厄介な気も」
夜門 由貴
「そっか…それもそうだよね。
キノコでなんだか大変な目にあったけど…ここのキノコはそんなこと無いよね!」
星守 閃理 「……どうだろう。でも、少なくともロビグス様はこちらに敵意は無さそうだし、大丈夫なんじゃないかな」
夜門 由貴
「そっか……ひとまずは、キノコをどうにかしてくれるんだもんね!
胡桃子さんも信じてって言ってたし…参加してみよっか!」
星守 閃理
「……ロビグス様。こちらの世界への対処だけでなく、饗宴へのお招きまで、本当にありがとうございます。
両名喜んで、ご相伴にあずからせていただきたいと思います」
夜門 由貴 「神様! そのお祭り、是非参加させてください!」
ロビグス
「うむ、うむ…良い返事だ。
なれば存分にもてなそう」
KP
色よい返事に、目を細めたロビグスが指を鳴らすときのこがネオンのように明滅しはじめ、どこからか珍妙な歌が聞こえてくる。
あなたたちはきのこたちに促されきのこの椅子に腰かけて、
きのこのテーブルへきのこがきのこを皿にのせて運んでくるのをまちうける。
目の前の毒々しいきのこオードブルに意思に反して勝手に食指が動いてしまう。もぐもぐたべるとあまくて芳醇な香りに頭がぐるぐるいいきぶん。
《CON*3》をどうぞ。
星守 閃理 CCB<=(10*3) 【CON】 (1D100<=30) > 88 > 失敗
夜門 由貴 CCB<=(14*3) 【CON】 (1D100<=42) > 8 > スペシャル
KP
失敗した閃理さんはドリームランド産のキノコに酔ってハイになってきてしまう。
おどりおどってくるくるり、きのこときのことあなたとわたし。
きのこきのこきのこ尽くしで何がなんだかわからなくなってくる。
《SANc 1/1d6》
星守 閃理 CCB<=82 【SANチェック】 (1D100<=82) > 76 > 成功
system [ 星守 閃理 ] SAN : 82 → 81
星守 閃理 「……ふふ」
夜門 由貴
「うん! なんだかいいきぶん!
きのこっておいしいね、閃理くん!」
「閃理くん…? なんだか顔赤い…?」
星守 閃理
「ふふ、へへへ……おいしくって、たのしいねえ!
ゆきちゃん、おどろう~!!」
由貴ちゃんの手を取って踊り始める
夜門 由貴
「わ、わ…? 閃理くん…??」
「わ、えへ… えへへ! 閃理くんが楽しそう!」
「踊ろう! いっぱい、いーっぱい!」
手を取って奇妙な歌に合わせて踊り始める
星守 閃理
「きのこきのこ~♪ ぼくとゆきちゃんときのこ~♪」
適当な歌詞を口ずさみながら、由貴ちゃんと一緒にくるくる回っている
夜門 由貴 CCB<=5 【芸術(ダンス)】 (1D100<=5) > 91 > 失敗
星守 閃理 CCB<=5 【芸術(ダンス)】 (1D100<=5) > 78 > 失敗
夜門 由貴 「えへへ~ そうそう、きのこ、きのこ~♪」
KP
あなた方はロビグズやその眷属のキノコたちが揺れる中で、ふわふわと踊っている。
それは人間からしたら奇妙な踊りかもしれないが、キノコたちには気に入ってもらえたのかもしれない。
KP ここでPC たちに《芸術・制作などの技能》をロールし、一芸をお披露目させてもよい。必要であれば楽器や道具を用意してもらえる。
星守 閃理 普段そういう事はしないだろうけど、剣舞……?
ロビグス
「ふむふむ…良い踊りだ……
奇妙ではあるが……そうだ、おまえたち、宴の席だ。
なにか一つ見世物などをしてはもらえないか?」
「なにか道具が必要ならば揃えさせよう。
おまえたちはどのようなことが得意なのだ?」
夜門 由貴
「えへへ……ありがとうございます!
得意なこと…ですか?」
星守 閃理 「あい! 剣道をしょーしょー嗜んれおりましゅ!」
夜門 由貴 「せんりくん、ろれつが…?(はっ……もしかしてさっき考えたことが現実に…?」
星守 閃理 「え~なに? ぼくはぜーんぜん、だいじょーぶらよお」
夜門 由貴
「だ、だいじょーぶ…? ほんと…?
う、で、でもかわいいから…大丈夫かな? キノコも生えてないし…」 @仕方ないなあ
「けんどー…… あ、そ、そうだ! 私も剣道してます!
まだまだ修行中ですけど…!」
ロビグス
「ケンドー…ふむ、つまり剣を使って何か見世物をしてくれるということだな?
では……だれか、剣を持て」
KP ロビグスが手を挙げるとキノコが日本刀のようななにかを傘に乗せて持ってくる。
夜門 由貴 「わーこれにほんと 日本刀…?」
星守 閃理 「かたなだねえ! どりーむらんどにもあるんだあ」
夜門 由貴
「ほんとだね! ドリームランドって不思議なところだね……。
夢の中…?」
ロビグス
「では自由にやってみせよ。
おまえたちのやりやすいように」
夜門 由貴
「やりやすいように… 閃理くん、どうする?
打ち合いする?」
星守 閃理 「なるほろ……?! やりやすいといえば、そうかあ! やってみう……?」
夜門 由貴 「だ、だいじょうぶかな…? 閃理くん、酔っ払ってる…?」
星守 閃理 「よってないれす」
夜門 由貴 「ほ、ほんとかな~!? 酔っ払ってるひとってみんなそう言うって兄さんが言ってたよ!?」
星守 閃理 「……へへ、心配そーなかおしてるゆきちゃん、かわいい~~」
夜門 由貴
「えっ…… も、もう今はそういうのじゃないでしょ!」
「でもまあ、日本刀っぽいだけであたっても痛くなさそうだから…だいじょうぶ?」
「よし、じゃあ打ち合いしよっか!
手加減しちゃだめだよ、閃理くん!」
星守 閃理
「はあい。……たぶんねえ、だいじょうぶ!」
「うん、ろびぐすさまによろこんでもらえるよーに、がんばろー!」
夜門 由貴
(かわいい~~~!!!)
「はっ、しゃっきりしないと…」
「うん、がんばろー!」
KP ではおふたりとも日本刀どうぞ!
星守 閃理 CCB<=87 【日本刀】 (1D100<=87) > 79 > 成功
夜門 由貴 CCB<=75 【日本刀】 (1D100<=75) > 28 > 成功
KP
ではふたりは異郷の地で、故郷の技を思い出しながら軽やかに打ち合う。
気心の知れた二人が刃を交えるさまは、剣の舞のようにも見えることだろう。
夜門 由貴
「わ、わっ…! 閃理くん、酔っ払っててもつよーい!」
「えへへ…楽しくなってきちゃった!」
星守 閃理
「らからあ、よってないも~ん。えいっ!」
「ふふ、たのしい~!」
夜門 由貴 「わっ…! や、やったな~!! っとと、そこ!」
ロビグス
「ふむふむ、良い眺めだ。
熟達した技は、芸術的な美しさを見せるとはこのことか」
「それにおまえたち二人のように信頼し合った者同士でなければこの舞は見られなかったであろうな。
はっはっはっは」
KP ロビグスは声高らかに賛辞をおくるだろう。
星守 閃理 「! 過分なおことば、ありあとうございまひゅ!」
夜門 由貴
「あっ… は、はい!
ありがとうございます!! 閃理くんとだからこんなにうまくやれたんだと思います!」
ロビグス 「なるほどなるほど、よきことだ」
KP 機嫌をよくしたロビグスは満足したとみえ、豪快に笑う。
ロビグス 「まことに楽しい宴だった。そろそろお開きとしよう」
KP
ロビグスがふたたび指を鳴らすと、そこは踏み入った時と同じ、神秘的な洞窟にもどった。
あなたたちも正気にもどる。
星守 閃理 「…………はっ!?」
夜門 由貴 「は~ えへへ……楽しかったねぇ…」
星守 閃理 「う、うん……? 楽しかった……ね?? はは……」
夜門 由貴
「どうしたの? 閃理くん…??」
寄っていってくっつく…?
星守 閃理 「いや……見苦しいところを見せちゃったなあと……」
夜門 由貴 「大丈夫だよ! かわいかったよ!」
ロビグス 「うむ、うむ…楽しんでもらえたようで何よりだ。宴であるからな」
星守 閃理
「かわっ……!?
……は、はい。日常では経験し難い饗宴でした」
ロビグス
「ふふ……良き舞であったよ。
さて……不浄と名付けられど、キノコに貴賤なし。
このロビグスが全て引き取り、面倒を見ようではないか。
ムバワの木血清も浄化してやろう」
「なに、人の子のために力を使うのも久しい。
感謝されるのも悪くないきぶんだ。」
KP
そばで控えていたきのこたちがキーキーと、彼の判断を賞賛すべく歓声をあげる。
ロビグスが宙に浮かべた光る魔法陣を指先でなぞりながら、呪文を口にしている。
キノコたちとともにじっと息をのんでそれを見守りながら、大いなるものの声を聞いているとぼんやりと意識が遠ざかってゆく。
ロビグス
「それではな、人の子たちよ。
良ければお前たちの舞をまた目にしたいものだ。
また会いに来ておくれ」
KP
そんな声がまどろむ頭の中で響き、何かが流れ込んでくる…。
あなたたちふたりは、頭のずきずきとした痛みに目を覚ます。
殴られてから気を失っていたらしい。
……ここは、あなた方が向かおうとしていた遅咲きの桜が咲いている場所だった。
夜門 由貴 「ん…い、痛…… あれ、ここは…?」
KP 由貴の頭を見れば、きのこがはえていない。
星守 閃理 「んぅ、あれ……ここ、僕が由貴ちゃんを連れてきたかった場所……」
夜門 由貴
「……!! わあ、桜!
きれい!」
星守 閃理
「うん……! ちょうど見頃なんだ。
こんなに綺麗だなんて……予想以上だったな」
夜門 由貴
「まだこんなに咲いてたんだね!
ライトアップも素敵だなあ…」
「ふふ……連れてきてくれてありがとう。
閃理くんと一緒に見に来られてよかった」
星守 閃理
「どういたしまして。
僕も由貴ちゃんとこうして、一緒に夜桜を見られて……本当に嬉しいよ」
夜門 由貴 「え~ ふふ! うん! 付き合ってから… 初めての春だもんね」
星守 閃理
「うん。昼間のお花見はよくしてたけどさ、夜桜は中々見る機会無かったから」
「それに……うん、きのこも無くなってる。
由貴ちゃんが無事なのが、何よりも嬉しいよ」
夜門 由貴
「うん、ようやく私も大学生になったし!
夜も遅くなっても前よりはいろいろ言われないし!」
「あ、えへへ…キノコが生えてる間はごめんね…
私、怖かったけど…閃理くんがいてくれたから大丈夫だったよ」
星守 閃理
「そっか……それなら良かった。
ふふ、由貴ちゃんの所為じゃないんだから、気にする事ないよ」
「どんな事になっても、僕の由貴ちゃんはいつも可愛いからね」
夜門 由貴
「ええ? そこは気にするよ~
だってなんか… 変だったし…」
「えっ…! う、うん…あ、ありがと…?」
「せ、閃理くんだっていつもかわいいよ!!
ずっとずっとかわいいよ!!」
「キノコパーティのときとか!」
星守 閃理
「え……あ、うん……? かわいいって言われるのはちょっと複雑だけど、ふふ、ありがとう」
「……キノコパーティは、うん……」
夜門 由貴 「えへへ……。もちろん、かっこいいところもあるよ! いーっぱいあるよ!」
星守 閃理
「普段酔っぱらってもあそこまでには、ならないから、安心して……」
「ほ、褒めすぎだよ……」
夜門 由貴
「そうなんだ…? そっか…」(あんな閃理くん…もう見られないのか…しゃ、しゃしん…撮っといたら良かった…?
「いくら褒めても足りないの!
閃理くんはえらいな~ すごいな~ かっこいいな~」
きゅっと抱きしめて約束通り(?)いいこいいこする
星守 閃理 「わ。わ……! こんなとこで、恥ずかしいよ……」
夜門 由貴 「みんな桜の方見てるから、…誰も見てないよ!」
星守 閃理 「……ふふ。それもそうか。……ありがとう」
夜門 由貴
「え? 私の方だよ、それは!
ありがとう、閃理くん…!」
星守 閃理
「由貴ちゃんもいつも頑張ってて偉いね。
大学生活、まだまだ慣れない事も多いと思うけど、僕はいつでも由貴ちゃんの事、応援してるからね」
優しくなでなでし返そう……
夜門 由貴
「えへ…閃理くんに褒められちゃった…」
なでなでされるがまま……二人で寄り添って桜をみよう!
KP
――あれから、時間は思ったより経過していなかったらしい。
今までの記憶は全てある。
ここは夢の続きの現実なのだろうか。
おかしなキッチンワゴンも、ロリータ服の少女も姿が見当たらない。
二人が存分に夜桜を鑑賞して帰る頃、街へ出ると、人々はまだ僅かに混乱状態にあった。
「きのこが…」「木の化物が…」と口々に騒ぎ立て、首を傾げている。
しかし、その場に見た目がおかしな人は一人もいなかった。
誰もが覚えているのに、そんなこと起きていなかったかのようにすべてが元通りになったらしい。
後日、一部のネットニュースでは「不認可の不審なキッチンワゴンの目撃情報」「食中毒による集団幻覚か?」とささやかれることだろう。
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【キの字のきのこに気をつけて】
エンディング-Aにて生還です!
お疲れさまでした!
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星守 閃理
生還やった! お疲れ様でした!
ありがとうございます!
夜門 由貴 ありがとうございました! 帰ってきたー!
KP
END-A
SAN 回復 1d6
もしも発狂していた場合後遺症( 治療する場合1d6 ヶ月)
◇きのこ愛好家
きのこを食べるとハッピーになりSAN が1d3 回復する(1 日3 食に限る)
特殊報酬
ロビグスの前で一芸を披露するなどし、彼に気に入られたPC には「また会いにきてくれ」と下記の呪文を習得させてもよい。
◇ロビグスとの接触
1MP と1d6 のSAN をコストとしてこの呪文を唱え眠りにつくことで、ドリームランドにある洞窟へ彼に会いに行くことができ、寵愛を受けるだろう。
星守 閃理
おお……! 色々もらってしまった。
ありがたい……
ドリームランドにまた行ったら、僕のおかしな姿が見られる、かもね……?
宴好きの神様……
夜門 由貴
なるほど…? お祭りに参加するのもありだね!
キノコのお祭り…
KP
【あらすじ】
赤い回転流の神を単独で崇拝するミ=ゴは、推しの布教のためムバワの木血清と不浄のキノコ胞子がミックスされた特製のジュースを作り、人類をムバワの化木人へと感染させるためにジュース屋さんを開業した。
試供品と騙って配られたそれをのんだ由貴ちゃんは、あたまからキノコがはえてしまったのだ。
このままでは由貴ちゃんはキノコにおかされてあほになってしまう…。最悪死に至るだろう。そのうえ町中でもキノコ・パンデミックがはじまっていて…?!
登場NPC・用語
繭山 胡桃子( まゆやま くるみこ)
協力NPC。ロリータファッションの少女。
先日OD による自殺企図にいたったところをミ=ゴにリサイクルされた。
人間ラジコンにより、遠くにいるミ=ゴに操作されている。
性格はミ=ゴが独自に学習した個性が発揮されている。
HP13 MP7
STR17 CON17 POW7 DEX16 APP15 SIZ9 INT16 EDU14
・メルティステッキ( 改良された電気銃)
銃撃70% 1d10
殴打70% 1d6+1d4
2R に1 回の銃撃が可能。
青っぽい火花のかたまりがステッキの先から放たれる。
1 回使用毎に帯電が必要。帯電中は殴打をこころみ。
・ドリームワンド
このワンドで殴打されるとドリームランドへ直行する。
ジュース屋さんのミ=ゴ
敵対NPC。「赤い回転流の神」というグレート・オールド・ワンを単独で崇拝している異質な個体。
HP11 MP8
STR11 CON11 POW8 DEX15 SIZ11 INT8
ハサミ30% 1d6
バイオ装甲なし
ロビグス
中立NPC。大いなるもの。
菌類の神でありキノコ厨。なお顔はいい(APP18)
礼儀をわきまえている客人は丁重にもてなすが、無礼者には厳しい。
あまいジュース
キノコの発育にばらつきがあった(KPC の発症が遅かった) のは、ミ= ゴがジュースを提供前によくまぜずにそそぎ、ヤバ成分が底に沈殿していたためという理由があります。
今回KPC がのんだのは幸運にも上澄みの部分でした。
引用
マレウス・モンストロルム記載のクリーチャーを使用しています。
シナリオ想定通りであればブックを参照する必要はありません。
ミ=ゴ(MMp.108)
ロビグス(MMp.258)
不浄のキノコ(MMp.101)
ムバワの化木人(MMp.112)
赤い回転流の神(MMp.
星守 閃理 1d6 生還報酬 (1D6) > 4
system [ 星守 閃理 ] SAN : 81 → 85
KP
【閃理くん 成長チャレンジ可能技能】
応急手当 1
聞き耳 2
心理学 1
目星 3
日本刀 2
クリチケ+1
星守 閃理
1b100>69 【応急手当】 (1B100>69) > 70 > 成功数1
1d10 (1D10) > 3
応急手当 69→72
2b100>71 【聞き耳】 (2B100>71) > 39,67 > 成功数0
1b100>85 【心理学】 (1B100>85) > 23 > 成功数0
3b100>85 【目星】 (3B100>85) > 42,30,21 > 成功数0
2b100>87 【日本刀】 (2B100>87) > 9,72 > 成功数0
1d10 クリチケ (1D10) > 10
choice[聞き耳,応急手当] (choice[聞き耳,応急手当]) > 聞き耳
では聞き耳に。
71→81
これで成長終了。お疲れ様でした。
夜門 由貴
は、はやい!! うう… あっ、でも応急手当が上がってる!!
こんな遅くに… お疲れさまでした!!
星守 閃理
ふふ、じわじわと応急手当を上げてるよ
こちらこそ、技能集計ありがとうございました。
お疲れ様です!
夜門 由貴
私は日本刀だけ二回振ったね!
2b100>=75 日本刀 (2B100>=75) > 48,86 > 成功数1
1d10 日本刀成長 (1D10) > 1
日本刀 75→76
よーし、これでおわり!!
ほんとにお疲れさまでした!
星守 閃理
この一歩が大事!
お疲れ様でした。